F1に夏休みがやってきた、12戦戦ってきたチームやファクトリーのエンジニアにとっては待ち望んだ長期休暇でしょう。しかしこれにはサプライヤーは関係ない話、ホンダはもちろんワークス勢のエンジン部門などはこの休みも働き続けるだろう。
現時点でホンダは3段階目のアップデートを投入、他は2段階目と言ったところ。ほぼトラブルフリーなメルセデス、レイアウト変更の影響か補器類のトラブルがあるフェラーリ、ルノーはICEとMGU-Kに根本的問題があった前半戦です。
意外と大きなトラブルを出していないホンダ、予選や決勝の重要な局面でトラブルを出さない信頼性を示している。
R12ハンガリーGP後パワーユニット使用状況
No | Car | Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
44 | Mercedes | L.Hamilton | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
77 | Mercedes | V.Bottas | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
05 | Ferrari | S.Vettel | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
16 | Ferrari | C.Leclerc | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
33 | RBR Honda | M.Verstappen | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
10 | RBR Honda | P.Gasly | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
03 | Renault | D.Ricciardo | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
27 | Renault | N.Hulkenberg | 5 | 4 | 4 | 3 | 2 | 3 |
08 | Haas Ferrari | R.Grosjean | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
20 | Haas Ferrari | K.Magnussen | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 |
55 | McLaren Renault | C.Sainz | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
04 | McLaren Renault | L.Norris | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
11 | Racing Point Mercedes | S.Perez | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
18 | Racing Point Mercedes | L.Stroll | 3 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 |
07 | Alfa Romeo Ferrari | K.Raikkonen | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
99 | Alfa Romeo Ferrari | A.Giovinazzi | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 |
26 | Toro Rosso Honda | D.Kvyat | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
23 | Toro Rosso Honda | A.Albon | 5 | 4 | 4 | 4 | 2 | 2 |
63 | Williams Mercedes | G.Russel | 2 | 2 | 2 | 2 | 3 | 3 |
88 | Williams Mercedes | R.Kubica | 2 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 |
※基数規定ICE(3),TC(3),MGU-H(3),MGU-K(2),ES(2),CE(2)
11戦目での各車交換理由
- ルクレール:P1開始時にMGU-K,ES
- ベッテル:P1開始時にES
- グロージャン:P1開始時にMGU-K
- マグヌッセン:P1開始時にMGU-K
- ライコネン:P1開始時にMGU-K
- ジョビナッツィ:P1開始時にMGU-K
フェラーリPU勢はルーティーンの投入ですね。
12戦目での各車交換理由
- ボッタス:P3開始前にES,CE
- ノリス:P3後にMGU-H
- リカルド:予選後にICE,TC,MGU-H,MGU-K,ES.CE
リカルドは予選順位が悪かったためストック目的のスペックBです。
まとめ
パワーユニット関連に大きな動きは無かったここ2戦です。夏休み明けにパワーエフェクトが大きいスパ、モンツァの2連戦がある。ルーティーン投入なら残り9戦となったスパで規定基数到達の3基目を入れる事が理にかなっている。
ホンダはスパでは無くモンツァでペナルティ消化に伴う4基目にスペック4を投入すると言う噂がある。現時点から約1か月後であり、ベンチテストでマレレージチェックとマッピング作業の真っ最中であろう。
スペック3投入後マッピング不足で多少の不具合を露呈した事を考えると、スペック4で同じことを繰り返さないように頑張っているはず。レッドブルのマシンは完成の域に達しており、ホンダはそれに応えるパワーとドライバビリティを提供しなければなりません。
パワーサーキットで活躍するホンダを見るのはファンの夢でもある。
いきなりメルセデスの速さになる事は無いが、来年に向けてその片鱗を少しでも見せてくれる事に期待したいです。
機能美だなあ。
透視(妄想)しながらずっと見ていられる笑
ですね~(笑)
カーボンだけでもウェットからドライまでいろいろありそうですね。
真ん中はMGU-K本体ですか?
思いっきり空冷ですね。
真ん中の丸いのはコンプレッサーです。
MGU-Kは正面から見てエンジンブロック右下にくっついてます。クランクに直結しなければならないので、確か他も同じ位置なはず。
やっと見つけたスペック3の画像です。
メルセデスとかって綺麗にカバーで隠してる印象なんですが、ホンダって削るところは削ってますよアピールを感じます。
エキマニの全貌は見えないけど、メルセデスはエンジンよりに張り付いているのに、ホンダはフロアに張り付いてる?
どっかに横からの画像があったんですけどね。
この画像からも分かりますが去年のエキマニよりコンパクトになってますよね。
なのでレッドブルのカウルのあの位置が膨らむっていうのは?だったんです。膨らんだのではなくその周りがへこんだのかなーと。。。。
エキマニは狭いところに追いやられてますね、2017年のマクラーレン並み?
これパワー落ちてません?
あと気になっていたセンタークーリングのクーラーですが上段のパイピングの太さがオイルではない事を表していると思います。接続部分がエンジンブロックなんですよね。
細いパイピングで小さめのクーラーは油冷で間違いないでしょう。
パイピングの行き先から用途を予測してみました。
左右振り分けインタークーラーが大きい、今時で空冷なんだろうか?それか空冷&水冷なのか不明です。
エキマニが小さくなったって事はICEのエネルギー効率が上がったんだと思います。排気温度が下がってるはずなので温度が下がった分、体積が減るはずです。だからコンパクトになるという理屈です。
去年のはやや大きくてうねうねしてましたけどシリンダーヘッドの近くで処理したかった感じですかね。
インタークーラーは水冷空冷の併用かも知れませんね。希薄燃焼は温度管理が重要みたいなので。
パイプの一部がカーボンなのはパイプからの吸熱を避けたいからじゃないでしょうか?アルミよりは断熱効果はあるはずです。
シール面の光り方はマグネシウムに見えるんですが、最近はコンポジットにマグネシウムなんですか?
シロート考えだけどインタークーラーからプレナムチャンバーへつながるチューブはただのカーボンチューブなの?結構長そうだし断熱テープ巻いてあげた方がいいじゃないのかな。それともそもそも断熱仕様のチューブなのか?
冷やしたいから放熱する方向性かもしれませんね。
レッドブルの冷却系ってどこにも安物感が無くて、素晴らしい作りです。
下位チームのを見るとアレっと思う事が多いですね。
というか、そもそもコンプレッサー〜インタークーラー〜プレナムチャンバーの取り回しが長くなればそれだけ過給圧レスポンスが悪くなりそうな気がするが。その点メルセデスなんか短そう。
現行のパワーユニットが発足された当初は、その事は話題に上がっていて効率が悪いと言われていましたね。
メルセデスは現行間違いなく最短距離です、前にあるコンプレッサーとモノコック内にあるインタークーラーとなります。
フェラーリはインタークーラーをエンジン上部から前にしたため長くなりました。(コンプレッサーは後ろです。)
現時点の制御技術ではその差はほぼ無いように感じています。
レスポンスが悪いのにフェルスタッペンが早くアクセルを開けれる訳がないからです。
Spec 3でレッドブルはウェイストゲートパイプをエキゾースト上部へ移動し、トロロッソは現状維持のままエキゾースト下部なのですが、この違いによる影響は大なり小なりあると思うのですがどうなんでしょう?
あの変化は排気の利用ではなく、多分リアアッパーアームを少し上に取り付ける事だったと予想しています。
前の位置がどこだったか?探してみましたがわからなかったですが…
はじめまして
素人考えですが、ホンダPU勢のスペック4投入は
スパとモンツァで各チーム1台ずつ、
とりわけレッドブルはスパでガスリー車を先に
とかじゃないかと思ったりしてます。
根拠はありませんw
2週連続開催の為、スパには持ち込まれると思う。
何か問題があれば即投入かと思う。
トロロッソの1台だけ先行するのでは?
スパはコーナーの優位性があるので、レッドブルはペナルティ避けたいはずです。
なんの根拠もありませんが、とゆうか私の願望ですがw
パワー必須のスパでスペック4、
日本前のロシアでスペック5、
ペナなんぼのもんじゃい!
なホンダのハイパワーPU開発に期待しているw
予選だけ保てば良い、決勝だけ保てばいい時代だったらやっていたでしょう。
でも大丈夫!モンツァでは9割で温存、その後2戦は使わずに、鈴鹿でフルスペックモードを使う。
そんな妄想してます^_^
当然レッドブルのダイナミックベンチでも十分にテストをこなしてくるだろうけど、大幅パワーアップすれば出力特性もかなり変わるだろうしオシレーション発生も心配、マッピングを実践ベースで最適化するのにも1〜2戦かかるだろうし、ロシアで新燃料投入でもう一回最適化が必要。そして、ベストのフルパワーで鈴鹿凱旋ですか?
初コメ失礼いたします
いつも楽しく、勉強させて頂いております
さて、ガスリーとアルボンのトレードが決まりましたね
そこで質問なのですがPUの使用状況はどうなるのでしょうか?
PUはドライバーそれともコンストラクター(マシン)ベースでしょうか?
あくまでマシンベースで換算するなら前回まで使用していたPUは交代した新たなドライバーが引き継いで使用することになりますよね。
ドライバーベースなら前戦使用したPUを新たなチームに持ってこないと継続性が無くなりますよね
長文乱文で申し訳ございませんが、ご存知でしたらお教え下さい
PUはマシンベースになりますよ。
表で見ると名前とカーナンバーの位置が変わるだけです。
何だか可哀そうな二人、テスト走行も出来ずに、いきなりスパで交代だなんてねぇ。
ガスリーはフロントダウンフォースが無いトロロッソでブレーキングミス連発。
アルボンは何もかも3段階ぐらい上がったスピードに対処出来るのか?
二人ともクラッシュしたり、何か起きなきゃいいのだけど・・・。