2022年のF1はテクニカルレギュレーションが大幅に変わります。

スポーティングレギュレーションにも調整が加えられており、2021年と比べると大きく変更になる部分があります。

 

タイヤについては2019年ルールに戻り、ギアボックスは厳しい使用規制が課せられます。

プラクティスからレース終了まで、チームの戦略に関わる部分を中心に、主なレギュレーションを確認しておきましょう。

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タイヤ使用セット数&選択制

ドライバーが使えるドライタイヤは13セットです。

コンパウンドは5種類あり、各グランプリで使用するのは3種類。

ピレリ指定の3セット以外は、ドライバーが3種類のコンパウンドから10セットを自由選択できる。

 

※ピレリ指定の3セットは基本的に、ハード・ミディアム・ソフト(Q3専用)

雨天用はウェット3セット、インターミディエイト4セットとなります。

コンパウンドの種類

  • C1  C2   C3   C4   C5

(硬い)1~5(柔かい)

使用コンパウンド3種類の通知

  • ヨーロッパラウンド:9週間以上前
  • その他の地域:15週間以上前

タイヤ選択申請期限

  • ヨーロッパラウンド:8週間前
  • その他の地域:14週間前

ドライバーはピレリから通知受けて、1週間以内で申請が必要となります。

2022年は固定コンパウンドセット

  • ハード×2・ミディアム×3・ソフト×8

2020、2021年に続いてタイヤ選択が無くなりました。

パワーユニット基数制限と超過ペナルティ

  • エンジン(ICE)
  • ターボチャージャー(TC)
  • 排気エネルギー回生装置(MGU-H)
  • 運動エネルギー回生装置(MGU-K)
  • エナジー・ストア(ES)
  • コントロールエレクトロニクス(CE)
  • エキゾースト(Exhaust)
PUエレメント 基数制限
ICE 3
TC 3
MGU-H 3
MGU-K 3
ES 2
CE 2
Exhaust 8

超過1基目は10グリッド降格、超過2基目以降は5グリッド降格になります。

グリッドペナルティの合計が20以上の場合は最後尾、複数いる場合は予選タイム順。

ギアボックス基数制限と超過ペナルティ

2022年よりギアボックスは、金曜日プラクティスの走行も含めて基数制限が設けられます。

  • ギアボックスケース&カセット
  • ギアボックスドライブライン・ギアチェンジコンポーネント&補助コンポーネント
コンポーネント 基数制限
ギアボックスケース&カセット 3
ギアボックスドライブライン 4
ギアチェンジコンポーネントなど 4

超過1基目から常に5グリッド降格。

プラクティス&タイヤ返却ルール

金曜日のプラクティスセッションは90分間に戻ります。

セッション 曜日 時間(分) タイヤ返却
P1 90 40分後(1),終了後(1)
P2 90 終了後(2)
P3 60 終了後(2)

予選前のタイヤセットは、合計で7セットになります。

パルクフェルメルール

マシンのパーツ変更禁止とサスペンションセッティングが固定されるパルクフェルメ。

2022年からは、プラクティス3で最初のピットアウトをした時点となります。

※ピットアウトしない場合はP3終了時点

 

これ以降で変更できる主なセッティングは、フロントウィングフラップ角度とタイヤ空気圧となります。

レースのタイヤルール

2022年の主な変更点は、Q3進出者のQ2ベストタイムを記録したタイヤでスタートが廃止される事です。

  • スタート時のタイヤは自由選択
  • タイヤ交換は必ず1度しなけらばならない
  • 使用するコンパウンドは2種類以上
  • ピレリが指定した2セット内(ハードとミディアム)の1セットを必ず使用

まとめ

2021年までギアボックスは、金曜日と土曜日以降(6戦連続使用義務)で違うものを使用できた。

クラッシュによって壊れやすいギアボックスケースが3基になったのは、チームやドライバーにとって大きな痛手だろう。

 

年間23戦中の金曜日プラクティスの2度は新人ドライバーを起用しなければならないし、リアから壁に当たるようなクラッシュは絶対に避けなければならない。

 

P3開始時点からのパルクフェルメ適用もかなり厳しい変更となる。

P2終了時点でセッティングが決まっていないと走行チェックが出来ない。

実走とシミュレータの相関が完璧じゃないと、金曜から土曜にかけてのセッティング変更は賭けだ。

 

トップチームがセッティングを外した時に、その後ろのチームが勝てる?

そのような状況が、1,2回はあるのかもしれません。