2022年のF1はテクニカルレギュレーションが大幅に変わります。

スポーティングレギュレーションにも調整が加えられており、2021年と比べると大きく変更になる部分があります。

 

タイヤコンパウンドは今年も固定セット数、ギアボックスは厳しい使用規制が課せられます。

プラクティスからレース終了まで、チームの戦略に関わる部分を中心に、主なレギュレーションを確認しておきましょう。

 

※2022.3.15に発行されたスポーティングレギュレーションによる変更があります。

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タイヤ使用セット数

ドライバーが使えるドライタイヤは13セットです。

コンパウンドは5種類あり、各グランプリで使用するのは3種類。

 

※ピレリ指定の3セットは基本的に、ハード・ミディアム・ソフト(Q3専用)

雨天用はウェット3セット、インターミディエイト4セットとなります。

コンパウンドの種類

  • C1 – C2 –  C3 –  C4 –  C5

(硬い)1~5(柔かい)

2022年は固定コンパウンドセット

  • ハード×2・ミディアム×3・ソフト×8

2020,2021年と同様にタイヤ選択が無くなりました。

 

スプリントレース開催時は12セット

  • ハード×2・ミディアム×4・ソフト×6

パワーユニット基数制限と超過ペナルティ

  • エンジン(ICE)
  • ターボチャージャー(TC)
  • 排気エネルギー回生装置(MGU-H)
  • 運動エネルギー回生装置(MGU-K)
  • エナジー・ストア(ES)
  • コントロールエレクトロニクス(CE)
  • エキゾースト(Exhaust)
PUエレメント 基数制限
ICE 3
TC 3
MGU-H 3
MGU-K 3
ES 2
CE 2
Exhaust 8

超過1基目は10グリッド降格、超過2基目以降は5グリッド降格になります。

グリッドペナルティの合計が20以上の場合は最後尾、複数いる場合は予選タイム順。

ギアボックス基数制限と超過ペナルティ

2022年よりギアボックスは、金曜日プラクティスの走行も含めて基数制限が設けられます。

  • ギアボックスケース&カセット
  • ギアボックスドライブライン・ギアチェンジコンポーネント&補助コンポーネント
コンポーネント 基数制限
ギアボックスケース&カセット 3
ギアボックスドライブライン、ギアチェンジコンポーネントなど 4

超過1基目から常に5グリッド降格。

プラクティス&タイヤ返却ルール

金曜日のプラクティスセッションは90分間案が廃止され、60分間になりました。

セッション 曜日 時間(分) タイヤ返却
P1 60 終了後(2)
P2 60 終了後(2)
P3 60 終了後(2)

予選前のタイヤセットは、合計で7セットになります。

パルクフェルメルール

マシンのパーツ変更禁止とサスペンションセッティングが固定されるパルクフェルメ。

2022年は、プラクティス3で最初のピットアウトをした時点となります。

※ピットアウトしない場合はP3終了時点

※予選Q1で最初のピットアウトをした時点になります。

 

これ以降で変更できる主なセッティングは、フロントウィングフラップ角度とタイヤ空気圧となります。

レースのタイヤルール

2022年の主な変更点は、Q3進出者のQ2ベストタイムを記録したタイヤでスタートが廃止される事です。

  • スタート時のタイヤは自由選択
  • タイヤ交換は必ず1度しなけらばならない
  • 使用するコンパウンドは2種類以上
  • ピレリが指定した2セット内(ハードとミディアム)の1セットを必ず使用

まとめ

2021年までギアボックスは、金曜日と土曜日以降(6戦連続使用義務)で違うものを使用できた。

クラッシュによって壊れやすいギアボックスケースが3基になったのは、チームやドライバーにとって大きな痛手だろう。

強度アップによる重量増も懸念されます。

 

年間23戦中の金曜日プラクティスの2度は、新人ドライバーを起用しなければならないし、リアから壁に当たるようなクラッシュは絶対に避けなければならない。

また、クラッシュの原因を作ったドライバーやチームに対する罰則が決まっていないのが気がかりです。