2017年のF1グランプリは8戦が終了しており、ハミルトン対ベッテルのチャンピオン争いはまだまだ続きます。ピレリが発表した今後のタイヤコンパウンドになります。

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各GPのタイヤコンパウンド一覧

http://news.pirelli.com/
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2017年型ピレリタイヤは硬い

今年のピレリタイヤは総じて硬いと全ドライバーが口をそろえています。私的にはデグラデーションが少なくなって面白いレースが多いと感じています。(意図的なタイヤ性能劣化による順位変動がない)

1が一番柔らかいとして昨年と今年を比較するとこんな感じでしょうか。

比較表 US SS S M H
2016 1 2 3 4 5
2017 2 2.5 3.5 4.5 5.5

各GPにおいて一番硬いタイヤはほとんど使われることがありません。ましてやハードは問題外で高速コーナーが多くタイヤに負担がかかるスペインのバルセロナに設定されていましたが、マシンチェック用タイヤとなっていましたね。

タイヤ種類はソフト寄りへ変更

ピレリはタイヤ種類の見直しを行い、例年であればモンツァや鈴鹿は必ずハード寄りでしたが今年は中間設定になっています。

ベルギーがソフト寄りになったのは面白いかも。超高速コーナーであるオールージュがありますが、今年のタイヤの耐久性なら問題ないでしょう。それよりも路面μが低いところでのグリップ不足の方が問題となるので、一部公道も使うスパはウルトラが入って正解です。

しかしなんで低速のハンガロリンクが、ウルトラ設定じゃないのかがわからないんだよなぁ・・。

ピレリが設定した各GPのコンパウンド設定を見る限り、高速コーナーでの負担を考えるのでは無く、路面μで設定しているように感じます。

日本の後のアメリカ、メキシコ、ブラジル、アブダビは無難に中間設定になりそうな気がします。

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まとめ

今年太くなったタイヤと大幅にダウンフォースが増えた車体のため、負担が大幅に増えると予想したピレリはかなり保守的な設定になってしまっていたようです。見直しをしてソフト寄りに設定しなおしています。

とりあえず今後はハードの登場はないでしょう。

残り全戦US、SS、Sタイヤの選択でいいんじゃないかと思っています。その方が面白いレースが増えそうだ。