F1ロシアGPが開幕します。マクラーレン・ホンダとしてどこまで戦う事ができるのか?今後のためにもキーポイントになる4戦目だと思います。

 

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ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川さんのコメント

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「チームが最後にソチを訪れてからまだ7か月しかたっていません。昨年はここでフェルナンド(アロンソ)の250戦目が祝われましたが、このようなダイナミックなサーキットに戻ってこられてうれしく思っています」

「ソチは我々にとっては厳しいサーキットであることに変わりはありません。長いストレートとストップ・アンド・ゴーの要素が組み合わされているということは、各セッションをうまく乗り切るためには、エネルギー・マネジメントのバランスが非常に重要になります。出力を高めるとともに燃料をセーブすることも重要なカギとなるでしょう。燃料消費量が高いということは、ブレーキング時に可能な限りのエネルギーを回生することが重要になってきます」

「全体的に、このサーキットはかなり腕が試されるところです。ですからチームとドライバーにとっても厳しいものになるのは間違いありません。我々のパワーユニットも目標に近いところにまで来ていると思っています。ですから今週も堅実な走行ができると期待していますし、日曜日の決勝では何ポイントか獲得できる順位になれるだろうと考えています」

 

マクラーレンのレーシングディレクター・ブーリエのコメント

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「ソチ・オートドロームへ訪れるのはこれが3回目だ。“ロシアのリビエラ”と呼ばれる地域の中心部に設けられた素晴らしい特設サーキットだし、2014年冬季オリンピックの歴史的建造物に取り囲まれている。ここまでのグランプリはいずれも非常によく運営されていたし、ファンも非常に温かく歓迎してくれた」

「レース週末ごとに我々は自分たちのパッケージの強さや限界について多くを学んできている。そして、日曜日の午後のパフォーマンス改善を達成するために開発プログラムを休みなく続けている。MP4-31が多くの可能性を秘めていることは分かっている。だが、それを解き放つためには、マクラーレンにもホンダにもまだやるべきことが残されているし、ここまでのところはまだそれを達成するには至っていない」

「ロシアは、2015年には我々が強いパフォーマンスを発揮できたところだし、今週末にはそれを再現したいと全員が強く願っている。我々の強さをすべて発揮することに集中していくし、直近のライバルたちと争い、できる限り上位となることを目指している。そして一貫性を持ってレース距離を走り切る必要がある。我々はすべてのエリアにおいて改善を果たしてきている。それをソチの最終順位表に表される結果につなげていきたい」

マクラーレンのフェルナンド・アロンソのコメント

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「2014年と2015年にソチでのレースを楽しんだよ。このサーキットでは接戦となりやすいし、今年もそういう戦いに自分たちも交じっていけることを期待している。長い高速ストレートは概して僕たちのクルマにとっては弱点となる。だけどすごくいいバランスになっているから、僕たちのパッケージの強みをこのサーキットで最大限に発揮できるんじゃないかと思っている」

「特に好きなのはターン3だね。長くて、いくつかの頂点を持つ左コーナーで、正確さがすごく求められる。コーナーを曲がるときに体勢を崩しやすいから、バランスをうまくとりながらクルマをコントロールすることがすごく重要なんだ。コーナーの多くが逆バンク的特性(オフ・キャンバー)を持っているから、1周を通じてすべてのコーナーをうまくつなぎ合わせて走るように取り組むのは楽しいよ」

「最後にソチを訪れてから、まだあまり時間がたったようには感じられない。だけど、去年のクルマのパフォーマンスとMP4-31(2016年型車)のパフォーマンスを比較するのが楽しみだ。僕たちのクルマはすごく前向きだと感じているし、僕たちが見せている進歩には勇気づけられる。だけど、僕たちのパッケージが持つ可能性を結果として示すことができることを期待しているし、日曜日には今後に向けて期待が持てるようなパフォーマンスを示したいと思っている。一番大事なのはそこ(決勝)だからね」

「間違いなく、難しいレースになると思う。中団グループでの競争はすごく激しいし、多くのチームがかなり力強さを示しており、彼らは信頼性も高いからね。中国では僕たちも信頼性に関しては順調な週末にすることができたし、1レースごとに多くのことを学んでいるのは間違いない。だから、ソチでももっといい成績を収めることができるだろうと期待しているよ。このレースは特に燃費に厳しい。だからタイヤ戦略とともに、うまくやるべき要素がたくさんある」

「僕は(開幕戦オーストラリアGPでの)事故以来日に日に強さを増していると感じているし、金曜日にまたコックピットに収まり、自分たちに何ができるか確かめるのが待ちきれない思いだよ」

 

マクラーレンのジェンソン・バトンのコメント

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「ソチ・オートドロームは僕たちが訪れる市街地コースの中では最速レベルのサーキットだ。だから、セットアップに関しては、ほかの似たような形状のサーキットと比較しても、同じような特性を持つわけではないんだ。近代的なコースだし、ここまでにあそこで行われたレースはかなりよかった。コースも広くて速い。いくつかいい追い抜きポイントもある。ストレートの最後にはいくつか面白い低速コーナーもあるからそこでバトルが演じられることになるんだ」

「アスファルトのグリップはすごく高い。だからピットストップやタイヤ戦略に関してはほかのチームが違った方向性でやってくるだろうし、そこも興味深いものになるだろうね。新しいタイヤルールによって間違いなく面白みが増している。違う戦略が増えたことで、複雑さが増している。だから、僕たちも日曜日の決勝が終わるまでいい勢いを保ち続けたいし、そのチャンスを最大限にできるよう取り組んでいく必要がある」

「ここまでのレースは、僕たちにとっては少しばかり運に左右されたところもあったし、まだ完ぺきな週末とすることはできていない。金曜や土曜には前向きな結果が得られたこともあった。だけど日曜日の午後の長いレースになると、自分たちのペースを維持することが難しくなってしまっていた。クルマの感触はいいし、僕たちが正しい方向へ向かっていることは間違いない。でも、もっと進歩を遂げていくために、僕たちは懸命に取り組み続け、もっと改良パーツを投入することとパワーアップを図ることが必要だ」

「とは言え、中国はレース距離を走り切る上で僕たちにとっては難しいサーキットになるだろうということは分かっていた。そして僕たちは終盤で使ったタイヤでのペースに苦しめられた。タイヤの扱いに関しては、ソチではもっと簡単なレースになることを期待している」

「僕たちはコンスタントに新しいパーツをクルマに投入している。そしてこの前のレースでも信頼性が改善したことは分かった。これまでの序盤3レースではもっといい結果が残せていたはずだと言うのは簡単だ。だけど、僕たちがポイントを獲得するチャンスを得るには、3日間にわたってすべての要素をひとまとめにしていく必要がある」

 

マクラーレン・ホンダ関係者は、ここまで今年苦戦するとは思ってなかったはずです。

 

ここ3戦を経過してみて、分かった事はやはりトップから1周あたり約2秒もの差をつけられている事です。

 

 

改善した分、トップチームも改善しているわけでいつまでたっても追いつけない構造になっています。

 

ホンダのパワーユニット関連の実力は最高速度などの数値からは、パワーがそれなりに出ている事が証明されていますが、メルセデスからは相当遅れているようです。

 

 

まずは、ドタバタとした開幕3戦を振り返り、ここでいったん体制をととのえて臨むべきグランプリになるだろうと思います。とにかく2台完走ポイントフィニッシュが必要ですね。