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2022年シーズンのF1を大絶賛中のレッドブル、リアダウンフォースを発生させるリアウィングとビームウィングの組み合わせが多彩です。

今年から復活したビームウィングは、ウィングとしての効果とディフィーザーの効果を増加・安定させる事が出来る。

 

ディフューザーはフロアダウンフォースに重要なところ、ビームウィングの角度を変えられるレッドブルはサーキット毎に最適なダウンフォースを設定する事が出来ます。

※2022年7月11戦終了時点の分析です。

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レッドブルのリアウィングは3種類

レッドブルのリアウィングは、ロー・ミディアム・ハイの3種類となっています。

メインプレートはエンドプレート側を高い位置まで上げないで、DRSで開くフラップ面積を大きくしている。

これによりDRSを開いた時のドラッグ減少率が増加、最高速度を稼ぐ事が出来ている。

レッドブルのビームウィングは3種類

レッドブルのビームウィングは上下段2枚構造で、ロー・ミディアム・ハイの3種類となっています。

レッドブルの場合、ビームウィングの下段がディフューザーの効率を上げるものですが、①で使われている角度が浅いもので補えるようです。

実際は若干ディフューザーの効率は下がるはずですが・・・。

他チームのビームウィング

フェラーリとメルセデスのビームウィングは似たような2枚構造です。

一度替えたらサーキット毎に変更するような事はほぼ無い、フェラーリはカナダでルクレールが上部が小さくなったものを使っていました。

レッドブルのリアウィングとビームウィングの組み合わせ

これまで行われてきた9戦における組み合わせ一覧です。

 

R GP サーキット Rear Beam
1 BNR バーレーン 3 3
2 SAU ジェッダ市街地 1 2
3 AUS アルバート・パーク 2 2
4 ITA イモラ 2 2
5 USA マイアミ 1 2
6 ESP バルセロナ 3 3
7 MCO モンテカルロ市街地 3 3
8 AZE バクー市街地 1 1
9 CAN ジル・ヴィルヌーブ 2 1
10 GBR シルバーストン 2 1
11 AUT レッドブルリンク 2 1

 

ストレートの長さ・DRSの開始位置・ターンの種類の割合で組み合わせが変わっています。

 

ジェッタとマイアミに共通するのはロングストレートとタイムに影響する中高速ターンなので、リアウィングはロー、ビームウィングはミディアムと選択しているようです。

 

モントリオールは低速ターンとストレート、低速ターンでは車高が上がりディフューザーの効率とフロアダウンフォースが減少、それならリアウィングはミディアムでダウンフォースを稼ごうと言う考え方です。

 

レッドブルの場合、低速ターンで約0.3°のレーキ姿勢によるダウンフォース増加もあるから出来るのでしょうけどね。


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まとめ

レッドブルのリアウィングとビームウィングの組み合わせは面白い。

フラップ角度調整があったリアウィングを思い出させるものがあります。

 

バウンシングをほとんどさせないレッドブルのリア、ダウンフォースの強さに気を使い、サスペンションのトラベル量を調整、車高を絶妙にコントロールしているからこそ出来る事です。

 

依然として予選ではフェラーリのフロントの強さがある一発タイムには負けてしまいますが、今年のタイヤは横方向に使えば使うほどグリップレベルが減少してしまう。

レースペースに分があるストレートの強さと弱アンダーマシンが安定性と速さを両立させています。

 

それらの絶妙なバランスをとる事が出来るリアウィングとビームウィングだと私は思います。