2022年の新レギュレーションとなったF1ですが、レッドブルの独走ダブルチャンピオンと言う結果でした。
生ける伝説的F1デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイと何でも乗りこなすマックス・フェルスタッペンの強力なタッグは、序盤こそ問題があったが、その後圧倒的な速さを披露した。
対抗する速さがあったフェラーリはマシン開発の方向性とレース戦略のミスなどが重なり勝手に脱落。
2021年チャンピオンチームのメルセデスはマシンの基本設計で間違いを犯し勝負にもならない。
「こんなチャンピオンシップは面白くないんだよ!」
と言う事でざっくばらんに語っていくよ~(笑)
フェルスタッペンとニューウェイの強力タッグ
ニューウェイ爺さんは、昨年まであらゆる空気を曲げて回転させてとにかく使いまくっていたが、今年はあら不思議?!
ボディ表面が素直で直線的で空気を使わない使わない、それは君の頭と一緒なのかい。
おっと失敬失敬、失言だったね(笑)
ベンチュリートンネルフロアのディフューザーは小さくて角度も浅くて、なんだこれはと思っていたのだが、圧倒的なロードラッグと安定したダウンフォースを両立させた。
フロアで発生する強力すぎる負圧の最高値を減らし、ポーパシングを完全に回避した。
薄くなったタイヤは横方向に対して弱く(グリップが減少)、ダウンフォースで抑えつけて速く走る事は出来るけど簡単に劣化してしまう。
それをわかった上で、ストレートでタイムを稼ぐコンセプトを事前に決めていたのか!?
薄くなった頭で・・・おっと失敬失敬(笑)
ガラッと変わったそんなマシンをあっさりと乗りこなすフェルスタッペン。
マシンの機能を理解しなければ速く走れないのがF1と言うもの、ニューウェイの意図を理解してそれに合わせたドライビングが出来るマックス君。
例え前に出られてもオーバーテイク出来るスピードがあるマシン、そんな特性がチャンピオンの貫禄と共にドライビングに落ち着きを作ってしまったのだろう。
強すぎるんだよ!!!
同じマシンを駆るチェコがアップデートについていけず、もたついてしまったのも独走チャンピオンの原因なんだけどね。
開幕ポールトゥウィンしたフェラーリの失態
キタ、キタ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!速いフェラーリが帰ってきたぞ!
序盤だけだった・・・。
信頼性アップデートされたPUで第6戦スペインGPを意気揚々と絶賛中、ボンッと白煙を上げたエンジン。
え、えっえ~~~~~信頼性って言葉の意味知ってるか?レッズさんよ~。
この時点でフェルスタッペンのチャンピオンを99%確信した私でしたよ。
マシン特性的に絶対に落とせないモナコでは、意味ないピットインでトップ走行中のルクレールを谷底に突き落とす。
ハンガリーでは明らかなタイヤ選択間違いで落ちていく。
勝てないと判った場面でも意味のないアタックをさせてミスさせる。
遅いサインツの壁で何十秒もロスさせる。
ありすぎてキリが無いからもういいや。
エンジン屋上がりのビノット君が辞任しちゃったよ、チーム内に2つのチームがあって争ってたらどうにもならんでしょ。
代表としてそれを是正できないチーム事情が問題なのにね(権限が無い)、あぁ~かわいそう。
レギュレーションのグレーゾーンデザインで遅いメルセデス
ゼロポッド?!何がゼロなのか説明しろよ。
縦型サイドポッドになって真ん中デブだろ、実はデブマシンって言い直してくれ。
太い場所の後ろには必ず回り込む乱流が生まれる、それがドラッグになる、そんな事も知らんのか!
昨年までなら色々なボルテックスパーツで空気の流れを強制的に固定できたけど、グレーゾーンを突いてまで使った小さなポッドウィングだけじゃどうにもならんよ。
更には、巨大なフロアを上から支える事が出来ずに負圧で曲がり、制御できない車高変化が発生、跳ねまくるマシンは最後までどうしようもなかった。
8年連続コンストラクターズチャンピオンが新レギュレーションを全く理解できていなかった事が腹正しかった。
レッドブル独走の戦犯はフェラーリよりもメルセデスの責任の方が大きいね。
2017年から巨大なフロアにこだわって、負圧をまんべんなくマシンの底に発生させてきた。そして多少のドラッグはパワーでねじ伏せてきた。
昨年はパワーで勝っていたところがあったけど、今年は完全にアドバンテージゼロ。
ゼロって、このゼロの事なの?(笑)
まとめ
2022年の最後にこんな愚痴的な投稿になって、サーセン(笑)
ま、これが今シーズンに対する本音ですよ。
独走なんていらない!
新レギュレーション初年度はこんな事が起きてしまう、仕方がないけどね。
マシン開発競争は大好物なので、優位性のあるチームとドライバーが勝つ事は、素晴らしい仕事をした結果であり敬意を表します。
2023年はストップ・ザ・レッドブルを体現してくれるチームが出現する事に期待しています。
勝負として終盤まで続く、そして尊敬するニューウェイ氏のマシン(中身ホンダPU)が勝てば嬉しいですね。
ブログ開設して8年目の2022年が終わり、来年は9年目突入です。
1年間付き合って下さり、読者様には感謝の言葉しかありません。
「ありがとうございます。」
F1モタスポGP管理人Jin
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしく願いいたします。
本年度は、本当に有難うございました。
2023年F1でレッドブルを破るために付け入る隙間が有るとすれば、
マックスとチェコとのコンビネーション不安でしょうか?
マックスは自分の力だけで勝つ?チェコは自分のためだけに勝つ?
双方共に心境の変化が現れるのでは無いかと感じます。
来年度も、宜しく御願い致します。
明けましておめでとうごさいます
本年もJINさんの解説&解析楽しみにしてます。
しかし、まさに書かれている通り、メルセデスの開発失敗は失笑ものでした。
フェラーリの自爆も失笑ものでした。
今年は勘弁して下さい。
もっとヒリヒリするような接戦が観たいんです。
サイドウォールが浅くなったタイヤは横方向の変形に対する許容量が小さい。
そこに無理に荷重をかければ劣化が早まる。
言われてみれば当然の話ですが、全く特性の異なる21年マシンでのテストだけで
それを正確に評価できるものなのか?
ニューウェイは一時期、扁平タイヤでありながらダウンフォースが高い
ハイパーカー・バルキリーを設計してたんで、
扁平タイヤがもたらす影響にも気づいていたのかも知れませんね。
バルキリーも思いっきりウィングカーですからねぇ
メルセデスがトップ争いに絡まなくなると、レースが純粋に競争になって、平和でおもしろくなるんだなとわかった2022年でした(笑)
いや、トトが静かだとF1が平和、なのかも。
前半のフェラーリとレッドブルの争い、おもしろかったですね。どっちが勝ってもおもしろかった。
2023年もメルセデスが振るわずにトトが静かで、フェラーリとレッドブルで競い合うシーズンになって欲しいです。
あとは各車が軽量化されて、マシンの動きにキレが出るといいな。
明けましておめでとうございます。
ビッグ3は毎度同じみのレッドブル、フェラーリ、メルセデス(ランキング順位)ですが、
2023年今シーズンは、いよいよアルピーヌ、マクラーレンがトップの
一角に食い込む出番かと?
昨年は、マクラーレンのノリスが1回だけ表彰台獲得しただけで、後はビッグ3だけで表彰台独占。
アルピーヌがメルセデスを出し抜くチャンス到来?
オコンとガスリーの若手優勝経験クラスのドライバーが揃っているので2人が上手く協力してルノーPU信頼性も上がれば期待出来る?
打倒マックスの有力1番手はフェラーリのルクレールですが、
2番手はノリス、ラッセル、オコン、ガスリーになると思います。
ハミルトンや現チームメイトのペレス、元チームメイトのサインツがマックスの脅威になるか少し疑問です?
レッドブルのリザーブドライバー(サードドライバー)として戻って来たリカルドが、数戦ペレスに代わってマックスのチームメイトを努める可能性も否定出来ません?マックスのサポート役に徹する?
マックスとペレスの関係を中和させる役割も兼ねる?
場合によっては、ペレスとリカルドの組み合わせも有り得ますね?笑
レッドブルが、以前のメルセデス(ハミルトン&ボッタス)のように磐石な体制となるには、もう少し時間が必要になるかと思いますね。
昨年のようにマックス圧倒的支配によるレースが続くか?それとも優勝ドライバーが複数名に分散してドライバータイトル争いが激しくなるか?
本年度も宜しく御願い致します。
>>薄くなったタイヤは横方向に対して弱く
一般的には、扁平率が低いほど横Gには強くなります。
F1関係者のコメントか、ピレリタイヤの何か具体的な数値に基づいているのであれば、そうなのでしょう、すみません。
言い方を間違いました。
横方向の粘りが弱くグリップが低い、F1では弱いと言う意味です。
ショルダーが潰れる事で設置面積を増やします。
一般との比較は、ことごとく違うのが、フォーミュラやF1です。