本格稼働するとされていたホンダのスペック3はアロンソのPUにMGU-Hのトラブルが発覚して予選・決勝の使用を取りやめしました。バンドーンの方はスペック3を使用しましたが目立った活躍ができていません。
オーストリアGP予選タイム差+1.351秒
順 | ドライバー | チーム | タイム | ギャップ |
---|---|---|---|---|
1 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 1:04.251 | |
12 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 1:05.602 | 1.351 |
バンドーンはスペック3を使っていながら1.49秒差となっていて、アロンソは何も変わらないと発言していましたがまさにその通りな結果です。
予選データをみるとスピードトラップ計測位置でアロンソの方が上回っているが、各セクター計測地点の通過速度は数km/hバンドーンが上回っている。
確かにパワーアップは果たしているが先行予想情報としてあった約30馬力アップは明らかに間違い情報だったという事です。
それでアロンソの何も変わらない発言に繋がります。
それとバンドーンのドライビングがまったく向上していない事が問題のひとつ、アロンソがすごいドライバーなのはわかりますが、中高速コーナーでここまで差があるのはよろしくない。
オコンやストロールの成長度合いを見ているとバンドーンがかすんでしまう。
オーストリアGP決勝タイム差+1laps
決勝ではスタート直後の1コーナーでアロンソがクビアトの特攻を受けてリタイアしてしまう。
一人になったバンドーンは淡々と走行を続けるもののポジションをキープするので手一杯な様子。ブルーフラッグ無視によるペナルティまで受けてしまっていてドライビング中に回りが見えていないのかもしれない。それだけ焦っているのだと思う。
優勝したボッタスとの差は序盤2秒遅くて終盤は1秒遅い、10位入賞したストロールとはほぼ同等なペースです。そしてストロールから遅れる事15.9秒でフィニッシュしています。ペナルティさえなければストロール、パーマー、バンドーンの三つ巴の10位争いになっていたでしょう。
非常に勿体ないオーストリアGPの展開でした。
バンドーンのドライビング
なかなかアロンソに追いつけないバンドーンの問題点はどこなのか?レッドブルリンクはコーナーが少なくドライバーのセンスを測るには絶好のサーキットですのでアロンソとの差を考察してみます。
予選においてアロンソはセクター1でトップから大きく離される。コーナーが一つしかなく加速区間が多いセクターでパワー差がもっとも出るところ、ここでバンドーンはアロンソに0.03秒負けている。
セクター2、3ではそれぞれ0.07、0.06秒遅れていてラップで0.14秒遅れという結果になっている。
スペック3によってパワーアップを果たしているのにこの差が生まれるのはバンドーンがコーナーが遅いという事になります。ブレーキングがダメなのか?単純にアペックススピードが足りないのか?
そのどれにも当てはまるのがタイヤの作動管理となると思います。
セーフティーカー明けのタイヤのウォームアップが下手な事からもタイヤを適切な状態に出来ていない事が最大の原因なのは明らかでマクラーレンとしてはこの部分をエンジニアと解決する必要があります。
もしこの仮説が間違っていた場合、単純に遅いドライバーとなりバンドーンの来季シートは無いかもしれません。
頑張れバンドーン!!
題「まず、マクラーレン HONDA(PUカスタマー)として成功を果たす事が希望です!」
HONDAのPUスペック3、ドライバー感覚的に向上?感が数値分析からよく理解できました。また、好青年印象バンドーンのパフォーマンス状況も伝わりました。(F1motaspogp様 Pro専門分析、参考になります。2015年3月から拝見させていただいております)
HONDA F1第4期、本当に紆余曲折ですが、変わらず国内企業「HONDAを応援する気持ちに変わりはありません!」また、「HONDAが、PUカスタマーとして、信頼性(耐久性)・速さ(Top同等それ以上)を実現しなくてはいけない」事にも変わりはない印象持ちます。
ただ、昨年2016年末から気になったのは、とても重要な燃料及び潤滑油パートナーが、短期間で2017年からBP/カストロール(F1 1997年振り⁉︎)変更影響の有無が?です。
2015年末NHK番組、メルセデスのC.T.ヴォルフ云く『“Integration(統合)”』の重要性が、
時間が経過する程とても奥深い意味であったと素人ながら理解しています。
しかし、他要因の影響の有無⁉︎にしろ、「HONDAは、現代F1のPUカスタマーとして、TOPチームパフォーマンス(信頼性・速さ)には未達という印象です。
これまで3年間PU面で、勝利レベルに到達及び貢献できていない、マクラーレン・ドライバーに対し果たさなければならない重大な責務(借り)があると思います。
(スミマセンど素人が m(. .)m)
すでに昼夜問わず頑張っておられるとの事ですが、引き続き、
「継続して頑張って下さ~い ☆HONDA F1☆関係の皆さん!!」
コメントありがとうございます。
私なんてもっと素人ですからw
ホンダはやっぱりホンダのやり方でトップを獲りたいんですよね。(純日本で)
だから来年もトップに絡むのは無理でしょう。2019年に追いつく可能性はあります。
30馬力アップはホンダ発信なので間違いないでしょう
車体・セッティング、全体込みで
上手くいかせてるかどうかはまた別の話ですが
それより信頼性はもっと向上させて欲しいところです
コメントありがとうございます。
ホンダ発信でしたか、気づきませんでした。
となるとラップあたり0.3~0.5秒のゲインはあったはずですね。
バンドーンはそれでもアロンソに勝てずか・・・。
いえいえ
後アロンソの何も変わらない発言ですが
スペック3の調整がまだ進んでなかった前のサーキットでの話で
調整済みだったオーストリアフリー走行での時は
次の日の予選まで具体的には言わないが
手応えは感じている等と言うような発言をしていたので
効果はあったんじゃないかと感じています。
まあ私も全然よく分かっていない人間ですが・・・・
そんなコメントがあったのですね。
手応えとかじゃなくパワーが上がったの一言でいいのに…
しかしアロンソは徹底してホンダを褒めないなぁ。
日本人は大概褒めると伸びるのにw
https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/motorsports/motorsports/2017/07/12/f1___split_10/
この記事が全てを表していると思います。
管理人さんにCSでの翻訳をお聞きしようかなとも思っていた
フリー走行3のアロンソ無線も判って大満足です。
DAZNの解説はあれだし・・・。
実況はバクーであったスペック3PUはギヤボックストラブルで載せ変えたというのを
リリースが出た後でも最後まで疑うコメントする始末・・・。
ありがとうございます。
この記事は私も自分の記事をアップした後に見ました。やられたぁって感じでしたよw
ヨネヤさんはジャーナリストして何処かに肩入れしたり何処かをけなすこともできない立場な人だから
他のマスコミよりは信用できる人ですね。