2度目のマイアミGPのレースです。
予選ではルクレールが7番手、フェルスタッペンは9番手になっています。
この二人の追い上げはレースの醍醐味になるでしょう。
強風が吹き荒れるマイアミガーデンズ内の特設コース、2本のロングストレートがオーバーテイクを演出します。
向かい風になるターン11は注目ポイントです。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約20秒です。
マイアミGP決勝レポート
天候は曇り、路面はドライ、気温27℃、路面温度38℃でスタートしました。
スタート:デフリースがノリスに追突、他は綺麗なスタートでした。
Lap2:フェルスタッペンはボッタスをパスして8位
Lap3:サージェントはピットへフロントウィング交換してハードへ
Lap4:マグヌッセンとルクレールは抜きつ抜かれつのバトル。
Lap5:フェルスタッペンはマグヌッセンとルクレールをターン1で一気にパスして6位
Lap5終了時点
Lap8:ガスリー、ラッセル、フェルスタッペンがトレイン状態
Lap9:フェルスタッペンはラッセルをパスして5位
Lap10:フェルスタッペンはガスリーをパスして4位、ラッセルはガスリーをパスして5位
Lap12:アロンソ、サインツ、フェルスタッペンがトレイン状態
Lap13:ルクレールはターン1でマグヌッセンのインへ、マグヌッセンはラインクロスでポジションを守る。
Lap14:フェルスタッペンはサインツをパスして3位
Lap15:マグヌッセンはハードへ17位、フェルスタッペンはアロンソをパスして2位
Lap16:ガスリーはハードへ14位、ボッタスはハードへ15位、デフリースはハードへ19位
Lap18:ラッセルはハードへ12位、ルクレールはハードへ15位
Lap19:サインツはハードへ7位、ピットエントリーで急な減速をしています。
Lap19終了時点
Lap20:ペレスはハードへ4位、サインツはハミルトンをパスして5位
Lap23:サインツはピットレーンスピードオーバーが発覚して5秒ペナルティ
Lap25:アロンソはハードへ5位
Lap27:アロンソはサインツをパスして4位
Lap30:サインツはオコンをパスして4位
Lap32:ジョーはミディアムへ17位、ハミルトンはラッセルを先に行かせる。
Lap33:角田はヒュルケンベルグをパスして8位
Lap34:ヒュルケンベルグはミディアムへ16位、サインツはオコンをパスして4位
Lap34終了時点
Lap36:ラッセルはオコンをパスして5位
Lap37:マグヌッセンとルクレールはポジション入れ替えバトル、ラッセルはサインツをパスして4位
Lap38:ハミルトンはミディアムへ12位、ルクレールはマグヌッセンをパスして9位、やっと前に出れたよ。
Lap40:フェルスタッペンはハードで走り続けて2位ペレスに18秒差付けています。
どこまでハードでいくんですか?w
Lap44終了時点
Lap46:フェルスタッペンはミディアムへ2位、ペレスの1.6秒後方です。
Lap47:フェルスタッペンはペレスに迫る、速い、速すぎる。
Lap48:フェルスタッペンはターン1でアウトからペレスをパスして1位
Lap49:ストロールはアルボンをパスして13位
Lap51:角田はボッタスをパスして11位
Lap52:ストロールはボッタスをパスして12位
Lap54:ガスリーはターン1でタイヤスモーク、ルクレールは6位へ
Lap54:ハミルトンはガスリーをパスして7位
Lap55:ハミルトンはルクレールをパスして6位
Lap57終了:フェルスタッペンがトップチェッカー、ペレスは5秒遅れで2位です。
マイアミGP決勝結果
まとめ
止められない男フェルスタッペン!
ハードのロングランを脅威のペースで走り、新品ミディアムの瞬発力でペレスをパスする。
レッドブルが昨年から行ってきたレースペース重視のマシン作り、1年前のマイアミでその強さが明らかになっていました。
1年たった今では予選も速く、レースペースは圧倒的です。
18インチホイールタイヤの弱点を補うサスペンションの柔軟性があり、それに合わせた空力がある。
レスダウンフォース傾向と中高速コーナーが絡むとフェルスタッペンは無敵の速さを披露する。
路面温度が下がっていく曇った天気は逆ストラテジーに味方した。
ハードからミディアム、SCや赤旗が無かった事でその戦略は功を奏した。
フェラーリは予想通りタイヤのデグラデーションが大きく、それぞれのポジションでメルセデスに逆転を許す。
跳ねまくるリアは何処に行っても足を引っ張るセッティング、リスクを負った一発タイムの危険性を十分認識できたGPだった。
メルセデスは車高を下げてもダウンフォースが増えないフロア、リアウィングを完全なロータイプに出来ない。
最高速で劣るがレースペースで食らいつきDRSでバトルに持ち込んでいる。
アストンのアロンソは完全にタイヤをコントロールして自分のレースを貫く。
2位グリッドスタートではなくとも、3位表彰台は確実だっただろう。
ハースの速さは驚きでした。
レッドブルを模倣したローダウンフォースリアウィングは速さを演出しました。
リアのダウンフォースを減らす、減った分サスペンションを柔らかく設定できます。
フェラーリよりバウンシングが少なく、予選一発狙いで硬い足回りのルクレールを延々と抑え込めた。
マグヌッセンが2度目の入賞を記録しています。
角田はスタートしてすぐに14位、その後ミディアム勢がピットインしていく中でオーバーテイクを交えつつ、良いペースで走行出来ていた。
ソフトには全く合っていなかったマシンだけど、C2ハードにはビタっとハマった感がある。
タイヤを傷めずにハイペースを維持、本当に惜しい11位だった。
今年の角田は決勝レースの力強さが違う、走らないマシンだけどレースセッティングに取り組んでいるようだ。
予選に振った他チームをレースで耐えて耐えて抜く。
強引なブロックラインを使わず、巧みなラインで防御する術を身に着けている。
ガスリー兄貴を失った責任感が彼をそうさせたのか。
やっと評価できるドライバーになり頼もしい限りです。
フェルスタッペン劇場でしたね。
まぁフリー走行からのマシンの仕上がりから考えても予想出来た事でしたが、それにしても完全に別次元の速さでした。
雨で流れたラバーと路面温度から考えればハード→ミディアムが有利だったのもありますが、角田はSCも無いレースで良くあそこまで上げたと思います。
今回も敢闘賞。
Yuki、頑張りましたね!
FASTEST見ても、フェラーリ、アルピーヌ、ハミを凌駕し、ラッセルとほぼトントン。
トゥが上手く使えたのかもしれませんが、あっぱれです!
無慈悲なタイムスケジュールにもかかわらず素早いレポートありがとうございます
更に恐ろしいCOTA/メヒコ/ブラジルの3連戦が今から心配です
角田さん、速く且つ安定していましたね
「腕利き」という表現が似合う人になってきたような
前年チャンピョン者はQ3迄進んだら自動的に10位となる様にすれば、決勝面白くなる。
GW明け早朝のまとめ作業おつかれさまでした
VERのオーバーテイクショーでしたが、HAM、TSU、STRもすばらしいポジションアップでした。
通常ならもっと前のグリッドからスタートできるドライバー達が後ろからの追い上げのため別戦略としてハードスタートを選んだのでしょうが、見事に功を奏しました
ポジションアップ数で並べるとVER>HAM>TSU>STR>RUSとなり、他は維持またはダウンしています。7人のハードスタートのうち4人が上位を占め、11人のミディアムスタートではRUS一人だけがアップ。SC,VSC,赤旗がなかったことを考えるとハードスタート戦略は強かったと言えますね
JINさま
みなさま
お疲れ様です。
とても眠いですよねww
昨夜(今日の早朝)は「スタートして少しだけ・・・」
と思い録画をしながら寝落ち上等で見てましたが、たっぺん君が予想上に
どんどこ上位に上がってくるのでついつい・・・・
最後まで見ちゃいました・・・外があかるーい!!
やっぱり凄いわ~タッペン君は。
おかげで連休あけのおも~い仕事中に眠いの何のって
連休は特に何もしていませんが「お前遊びすぎだろう」的な視線を
ひしひしと感じた月曜日でしたww
しかし
つーちゃんは今回もイーシャン天でしたねぇ
ハードのペースが良かったので
川井ちゃんが言うように11⇒11⇒10⇒10ときたら
次は9⇒9って行って欲しかったぁ~
LAP48でマックスがペレスをオーバーテイク直後にセーフティカーが出ていたらレッドブルはどんな作戦をしたかヒリヒリしながら見ていました。
ペレスと3位のアロンソとは16秒程の差があったので、同時ピットインですんだと思いますが、フィニッシュ間近で起きたらどうなっていたのだろう?
そう、あの2021年最終戦の様になった時、チームはマックスを優先するのか?3位との差がほとんどなかった時は
同時にピットインするとアロンソがピットに入っても前に出てペレスは3位になる事もあるわけで、ペレスはピットインさせなかったらズルズル後退もありますね。
本当に難しい。
マクラーレンが前戦とはうって変わって悲惨な遅さでした
ピアストリはブレーキに問題を抱えていたそうですが、ノリスまでも遅い…
一体何が原因だったんでしょうか?
単純にダウンフォース付けすぎですね。
いい例がアストンです。
アロンソがロー、ストロールがミドル、差が凄い事になっています。
“RB19ストレートの速さはトータル・パッケージ力であることを示すシーン”
Max Verstappen選手、9thグリッドからの優勝ですが、いつも通りのMax選手ともいえる彼の凄さです。また、ポイント僅差にも関わらずMax選手とCheco選手のクリーンな競争がいいです。そして、Yuki選手も一貫して大健闘している印象です。
Miami-GP 47から48ラップに2台の RB19 による印象的なオーバーテイク・シーンがありましたが、これはこのブログ (モタスポGP) が正確な考察に至っていることを表すシーンであったと思います。理由は、Max選手が他チーム W14 or SF-23 などをオーバーテイク時には、ストレート・エンドでは RB19 は完全に前に位置していました。しかし、Checo選手との RB19 同士では、セクター3でのDRSオープン後のロング・ストレート・エンドで並走状態で、さらにその次のホームストレート・エンドからターン時に至っても並走状態で、その状態から漸くパスに至ったシーンでした。このため、トリプルDRSトリック効果なるものの考察が正しければ、DRSオープン側のMax選手は他チーム同様の状態で RB19 Checo 選手をパス出来なければならないが、全くそうではありませんでした。