高地のメキシコGP予選です。

空気の薄さはダウンフォースを大きく減少させています。

低速コーナーや高速コーナーでマシン挙動の不安定さが昨年よりも大きく増加、ドライビングの差が表れる予選になるでしょう。

路面温度はこの2日間で一番高くなっています。

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メキシコGP予選レポート

天候は晴れ、気温25℃、路面温度49℃で予選はスタートしました。

Q1

ハース2台が直ぐにコースインしています。

2周ウォームアップランしているドライバーが多くなっています。

1アタック目を終了した時点で、フェルスタッペン19.2、ルクレール19.5、ボッタス19.5、ハミルトン19.5、サインツ19.5、ラッセル19.8となっているトップ6です。

 

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ペレスはDRSが作動せずに20.4秒で10番手になっています。

ボッタスが速い。

 

残り6分、ペレスがコースインして19.7秒で6番手。

 

2アタック目、ハミルトンが19.1でトップタイムです。

大渋滞の中、アルファタウリ2台、ジョウがタイムを伸ばしQ2進出してます。

Q2

メルセデス2台が新品アタックで18.5秒台1,2タイムです。

レッドブルとフェラーリはQ1から使っているユーズドでアタックしています。

 

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ボッタスは18.7で3番手に飛び込んできました。

フェルスタッペン18.9、オコン19.0、ルクレール19.1、ノリス19.1、サインツ19.2と続いています。

 

ペレスが時間をずらして先に2回目アタック、18.6秒で3番手タイムです。

サインツが18.5で2番手、フェルスタッペン18.5で4番手、4台が18.5秒台で並ぶ接戦のQ2です。

Q3

ペレス、サインツ、ルクレール、ノリス、オコン、フェルスタッペンの順でアタックに入っています。

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フェルスタッペン17.9、ラッセル18.0、ペレス18.1、サインツ18.3、ボッタス18.7、ルクレール18.8となったトップ6です。

ハミルトンは18.0秒台タイムがトラックリミットで取り消されました。

 

ペレスがまたも先頭でコースイン、18.128で1回目とほぼ同タイム。

フェルスタッペンが17.775でポールタイムを記録、ハミルトンは18.084で3番手タイムでした。

ボッタスがルクレールを上回る。

メキシコGP予選結果

まとめ

ドラッグ削減効果で速さがあるメルセデス2台を下し、フェルスタッペンがポールポジションを決めました。

メルセデスがFP3からの好調を維持、予選全体を通してスピードがあった。

最大の泣き所であるドラッグが減少、最大ダウンフォースがある強みが大きく出ています。

くねくねと曲がるセクター2で最速タイムを記録している事がその証明です。

 

地元ペレスはセクター3でフェルスタッペンより遅く4番手になってしまいました。

  • ペレスのコメント

「予選の最初から電気系統の問題があった。つまり、ラップタイムの基準も、DRSゾーンも、ブレーキバランスに関する情報もなかった。すべてを自分自身でやらなくてはならなかった。予選ではほとんど何もわからなかったので、難しかった。アタックの間、どこを走っているのかもわからず、大混乱した。」

えぇ~、地元予選でこんな事に、タイヤ温度がわからずに走るなんて尋常じゃないね。

これで0.35秒遅れは称賛されるべきですね。

 

 

フェラーリ2台はFP3でリアウィングレベルを落としていたが、予選では最大値のものに戻した。

その影響なのかセッティングを煮詰めきれずに惜敗、ターン7,8辺りから一気に遅れだす。

ダウンフォースを増やしてリアが暴れる?ターン8で既にタイヤがオーバーヒートなのかな?

 

アルファロメオのボッタスが中団チーム最速!

これはメルセデスと同じ原理でダウンフォースはある、でもドラッグが多いマシンなので高地メキシコで速くなった。

アップデート効果も少しあるでしょう。

 

 

最終コーナーまで如何にしてタイヤの温度をもたせるか?

フェルスタッペンだけがそれに対して異様なほど優れていた。

 

決勝レースはタイヤのサーマルデグラデーションとの戦いでもあります。

マシン的にレッドブルとメルセデスが優勢、フェラーリはちょっと苦しいですね。