
フェラーリファンの皆さん、待ちに待ったフェラーリの復活です。
サブタイトルが、復活・・、俺たちが・・、何かのアニメのものになっていますが、そこはマニア向けです(笑)
ホンダの挑戦が終わり、追うものが無くなった管理人Jinは、ここぞとばかりにフェラーリアゲアゲで今回は解析します。
F1のFってFerrariのFなんだよね・・・。
バーレーンGP予選タイム解析
順 | ドライバー | S/F | T1 | T4 | S1 | T6B | T10B | T11 | S2 | T14 | S3 | タイム | Gap |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | LEC | 289 | 317 | 300 | 29.115 | 212 | 74 | 306 | 38.702 | 293 | 22.741 | 1:30.558 | |
241 | 270 | 288 | |||||||||||
2 | VER | 290 | 322 | 303 | 28.970 | 205 | 78 | 307 | 38.832 | 295 | 22.879 | 1:30.681 | 0.123 |
239 | 271 | 289 | |||||||||||
5 | HAM | 285 | 314 | 303 | 29.384 | 203 | 78 | 306 | 28.965 | 290 | 22.889 | 1:31.238 | 0.680 |
239 | 268 | 285 | |||||||||||
6 | BOT | 286 | 315 | 301 | 29.203 | 194 | 77 | 305 | 39.296 | 292 | 23.061 | 1:31.560 | 1.002 |
239 | 269 | 286 | |||||||||||
7 | MAG | 288 | 320 | 303 | 29.310 | 199 | 73 | 307 | 39.456 | 292 | 23.042 | 1:31.808 | 1.250 |
241 | 270 | 278 | |||||||||||
8 | ALO | 290 | 320 | 301 | 29.470 | 200 | 76 | 306 | 39.551 | 291 | 23.174 | 1:32.195 | 1.637 |
239 | 268 | 287 |
※比較するポイントの最高データを赤字にしてみました。
ストレートに限って言えばレッドブルが最強です。
ハースやアルピーヌも速いですが、これは単純にロードラッグなだけであり、ダウンフォースがその分不足してラップタイムが全体的に遅くなっています。
最速ポイントを持たないアルファロメオのボッタスが1秒遅れの6位です。
これは全体バランスが非常に良いことを示しています。
アルファロメオの課題は中高速コーナーです。
レッドブルは大きな課題がありません、しいて言えば中高速コーナーです。
フェラーリのルクレールが際立つポイント
高速コーナーにも色々とありますが、減速を必要とする高速コーナーであるターン6のボトムスピードが驚きの速さを示しています。
低速コーナーであるターン10はボトムスピードが遅い、それなのに直後のストレートで同じ速度まで達する事が出来ます。
それだけ他よりもフルスロットルポイントが早いと言う事になります。
ターンアウト時のトラクションフェーズに優れるマシンに仕上がっています。
テレメトリーとミニセクター分析

ルクレールとフェルスタッペンの比較では、大きくゲインしているポイントがターン5,6,7とターン14,15である事がわかります。
特に最終ターン14,15ではターンイン速度とボトムスピードに優れ、最後の加速でエネルギーカットが起こっていません。
ストレートエンドの最後でKカットしていて、その分加速にエネルギーマネージメントを集中させています。
今年のマシンは早くスロットルを開けようとすればリアが流れやすいです。
ルクレールがスピンしてしまうシーンが多く見られました、限界まで試してそれを押し上げようとしていたのでしょう。
早くスロットルを開ける事が出来るマシンだから、加速にエネルギーマネージメントを集中出来ると言う事です。
ミニセクター最速ドライバーの表は、驚く結果となっています。

コーナーからの脱出付近はフェラーリが独占、ストレートはレッドブルのペレスが多くなっています。
フェルスタッペンが最速だったのは、ターン1とターン8のみです。
フェラーリはコーナーの安定性がとにかく高いです。
これを見るとペレスはフェルスタッペンよりダウンフォースを少し削っている事がわかります。
メルセデスのラッセルが、ターン11,13の中速コーナー最速をなんとか取っています。
まとめ
一発タイムは、フェラーリが取りました。
次は本番の決勝レース、燃料を110kg積んだ時の挙動がどうなるか?
車高変化に敏感なトンネルフロア、それに対応させるのが難しいサスペンションが鍵を握る。
FP2の記録上でロングランはフェルスタッペンが速いです。
フェラーリ対レッドブル、4台によるトップ争いとなるのか?メルセデスも黙ってはいないでしょう。
ゲームチェンジ!
この言葉を多く目にします。
今まで弱者だったものが強者を倒す、そんなドラマが起こる可能性が非常に高くなった2022年です。
そして、バトルは確実に増えます。
オーバーテイクであっさり完結するものではなく、並んだままコーナーに入っていくシーンが多くなります。
ドライバー同士の意地の張り合い、接触も増えるでしょう。
私自身、10年以上そのようなバトルを見ていないので、楽しみで楽しみで仕方がないのです。
>ストレートエンドの最後でKカットしていて、その分加速にエネルギーマネージメントを集中させています。
これ、昨年のメルセデスと同じですね。
これが今年の18インチになったタイヤとグラウンドエフェクトカーで出来るように開発している事が凄いです。
フェラーリは最終コーナーでレッドブルが3速まで下げているところを4速までしか下げていませんでした
加速の良さが関係あるのかもしれませんね
今年のフェラーリは速い、これに強さもあったらF1の大正義になってしまう
そうなったらレッドブルは政治的にも良い立場にいられなくなってしまうかもしれない…
特に今のF1上層部は元フェラーリやイタリア人が多いですから
楽しくなってきました!