予選では圧倒的に強かったメルセデスの2台がこのまま1,2体制でレースを制するのか?注目のレースがスタートします。
スターティンググリッド
アロンソが40、バンドーンが35、サインツが3グリッド降格。パーマーは予選ノータイムのため特別処置で最後尾からのスタートとなっています。
pos | ドライバー | pos | ドライバー |
---|---|---|---|
2 | V.ボッタス | 1 | L.ハミルトン |
4 | S. ベッテル | 3 | K. ライコネン |
6 | S. ペレス | 5 | M.フェルスタッペン |
8 | L. ストロール | 7 | E.オコン |
10 | D.リカルド | 9 | F.マッサ |
12 | K.マグヌッセン | 11 | D.クビアト |
14 | P.ウェーレイン | 13 | N. ヒュケンベルグ |
16 | R.グロージャン | 15 | C.サインツ |
18 | S. バンドーン | 17 | M. エリクソン |
20 | J.パーマー | 19 | F.アロンソ |
アゼルバイジャンGP決勝リポート
スタート直後の2コーナーでライコネンとボッタスが接触してライコネンは5位へボッタスはパンクして緊急ピットインしましたが周回遅れです。クビアトがコースアウトして戻ってきたところを避けようとしたサインツがスピンいます。
前半戦
ライコネンは左のバージボードを壊してしまいペースが上がりません。
5周目ハミルトンが2位ベッテルに2秒差つけています。3位以下はぺレス、フェルスタッペン、ライコネン、マッサ、オコン、ストロール、ヒュルケンベルグ、マグヌッセンまでがTOP10
6周目リカルドが早くもピットインしてソフトへ、ブレーキダクトに何か異物が入っていたようです。
6周目ソフトスタートだったバンドーンがSSへ交換、ソフトが余りにもグリップしないようです。
9周目ソフトのエリクソンをSSのアロンソがパス12位へ、パーマーはパワーを失いリタイヤしました。
11周目クビアトがコース上にストップ
12周目フェルスタッペンがエンジントラブルでうまく加速できないようです。
13周目SCが宣言され各車一斉にピットインして上位陣はソフトへ交換しました。ボッタスは周回遅れになっていましたがこれで同一周回にもどりました。
中盤戦
17周目レース再開しましたが、ライコネンの左バージボート周辺が完全に脱落しました。再度SCが出動してコース上飛び散っているパーツを掃除しています。
SC中にハミルトンが減速しすぎたところにベッテルが追突してフロントウィングを破損、怒ったベッテルがハミルトンに並びタイヤをちょっと当てて猛抗議。熱くなってるねぇ。
20周目レース再開、冷えたソフトタイヤでの争いは接触だらけで、オコンがぺレスに寄せすぎてフォースインディアが同士討ち2台ともピットインしてぺレスがリタイア。
ライコネンもリアタイヤがパンクして周辺パーツを壊しリタイアしました。そして3回目のSCになっています。
23周目に赤旗中断です。接触も多くドライバー同士熱くなりすぎているのでちょっとしたクールダウンにもなるでしょう。
赤旗中断中にぺレス、ライコネンのマシンが修復されレース復帰この2台は1周遅れで隊列に戻ります。
24周目レース再開全車SSタイヤへ交換しています。リカルドが一気に3位へ浮上、マッサがおかしいどんどん抜かれています。
ヒュルケンベルグは壁に当たって右フロントが破損リタイアです。
26周目マッサはピットインしてリタイアしました。
大混乱のレースもやっと落ち着いてきました。
28周目で順位はハミルトン、ベッテル、リカルド、ストロール、マグヌッセン、アロンソ、サインツ、オコン、ボッタス、グロージャンまでがTOP10です。
アロンソがなんと6位まで浮上しています。
30周目ハミルトンはヘッドレスト周りが外れて緊急ピットインして交換しました。
34周目ベッテルが10秒ストップペナルティとなりました。SC中のわざとぶつけた行為に対するものですね、勿体ないねぇ。
終盤戦
36周目トップはリカルド、ストロール、マグヌッセン、オコン、ボッタス、ベッテル、ハミルトン、アロンソとなっています。ボッタス、ベッテル、ハミルトンの3台が追い上げが激しい。
40周目ボッタスが3位へ、マグヌッセンは7位までポジションダウン。
42周目オコンをベッテルが抜いて4位へ
43周目ハミルトンもオコンを抜いて5位へ、アロンソはサインツに抜かれて9位ですが後ろのウェーレインとは36秒差あります。
45周目2位ストロールとボッタスの差は8秒となっておりますが、1周1秒ほど縮まっていてぎりぎり届くかというところ。
チャッカーフラッグが振られました。
リカルドが今季初優勝、ボッタスは最後のストレートのフィニッシュライン手前でストロールを抜いて2位へ、ストロールがなんと3位、チャンピオンシップを争うベッテルとハミルトンは表彰台には届かず4位、5位です。
アゼルバイジャンGP結果
順 | ドライバー | チーム | Laps | ギャップ | ピット |
---|---|---|---|---|---|
1 | ダニエル リカルド | Red Bull | 51 | 2:03’55.570 | 4 |
2 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 51 | 3.904 | 4 |
3 | ランス ストロール | Williams | 51 | 4.009 | 3 |
4 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 51 | 5.976 | 4 |
5 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 51 | 6.188 | 4 |
6 | エステバン オコン | Force India | 51 | 30.298 | 4 |
7 | ケビン マグヌッセン | Haas | 51 | 41.753 | 3 |
8 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 51 | 49.400 | 3 |
9 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 51 | 59.551 | 3 |
10 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 51 | 1’29.093 | 5 |
11 | マーカス エリクソン | Sauber | 51 | 1’31.794 | 3 |
12 | ストフェル バンドーン | McLaren | 51 | 1’32.160 | 4 |
13 | ロマン グロージャン | Haas | 50 | 1 lap | 5 |
14 | キミ ライコネン | Ferrari | 46 | 5 | |
セルジオ ペレス | Force India | 39 | 5 | ||
フェリペ マッサ | Williams | 25 | 4 | ||
ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 24 | 3 | ||
マックス フェルスタッペン | Red Bull | 12 | 1 | ||
ダニール クビアト | Toro Rosso | 9 | |||
ジョリオン パーマー | Renault | 7 | 1 |
まとめ
多いに荒れたレースを収めたのはリカルドでした、6周目には17位まで落ちたのに不死鳥のごとく這い上がり優勝しました。ボッタスも周回遅れから這い上がり2位。
ルーキーのあのストロールがなんと3位に入りました。予選からマッサを上回りあらゆるアクシデントをかいくくっで得たこの初表彰台。とにかくびっくりですね。
やっぱりやったリカルドのシューイ。
汚いからやめてくれよ・・・。
マクラーレンホンダはアロンソが初入賞の9位になっています。生き残ったら9位だったという結果ですけど、フリー走行でホンダが投入したエンジンで何か流れが変わったかもしれませんね。
決勝ハイライト⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/6/Race_highlights_-_Azerbaijan_2017.html