アゼルバイジャンGPはバクー市街地コースで行われますが、とても長い全開区間があるためにパワーユニットと低ドラッグでダウンフォースを稼げるマシンが有利になります。
昨年はメルセデスエンジンユーザー勢の強さが際立つグランプリとなっていますが、レッドブルは予選では調子が良く決勝ではタイヤに苦しみました。
アゼルバイジャンGPフリー走行①
順 | ドライバー | チーム | Laps | タイム | ギャップ |
---|---|---|---|---|---|
1 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 19 | 1’44.410 | |
2 | ダニエル リカルド | Red Bull | 22 | 1’44.880 | 0.470 |
3 | セバスチャン ベッテル | Ferrari | 20 | 1’44.967 | 0.557 |
4 | セルジオ ペレス | Force India | 16 | 1’45.398 | 0.988 |
5 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 16 | 1’45.497 | 1.087 |
6 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 19 | 1’45.737 | 1.327 |
7 | エステバン オコン | Force India | 24 | 1’45.752 | 1.342 |
8 | フェリペ マッサ | Williams | 25 | 1’45.968 | 1.558 |
9 | キミ ライコネン | Ferrari | 18 | 1’46.000 | 1.590 |
10 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 11 | 1’46.617 | 2.207 |
11 | ランス ストロール | Williams | 28 | 1’46.649 | 2.239 |
12 | ケビン マグヌッセン | Haas | 23 | 1’46.721 | 2.311 |
13 | ロマン グロージャン | Haas | 22 | 1’46.837 | 2.427 |
14 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 21 | 1’47.217 | 2.807 |
15 | ストフェル バンドーン | McLaren | 22 | 1’47.446 | 3.036 |
16 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 13 | 1’47.501 | 3.091 |
17 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 20 | 1’47.551 | 3.141 |
18 | ジョリオン パーマー | Renault | 15 | 1’48.525 | 4.115 |
19 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 19 | 1’49.048 | 4.638 |
20 | マーカス エリクソン | Sauber | 21 | 1’49.937 | 5.527 |
アゼルバイジャンGPフリー走行②
順 | ドライバー | チーム | Laps | タイム | ギャップ |
---|---|---|---|---|---|
1 | マックス フェルスタッペン | Red Bull | 36 | 1’43.362 | |
2 | バルテリ ボッタス | Mercedes | 32 | 1’43.462 | 0.100 |
3 | ダニエル リカルド | Red Bull | 34 | 1’43.473 | 0.111 |
4 | キミ ライコネン | Ferrari | 35 | 1’43.489 | 0.127 |
5 | バスチャン ベッテル | Ferrari | 35 | 1’43.615 | 0.253 |
6 | ランス ストロール | Williams | 27 | 1’44.113 | 0.751 |
7 | セルジオ ペレス | Force India | 34 | 1’44.306 | 0.944 |
8 | ダニール クビアト | Toro Rosso | 27 | 1’44.321 | 0.959 |
9 | エステバン オコン | Force India | 37 | 1’44.484 | 1.122 |
10 | ルイス ハミルトン | Mercedes | 23 | 1’44.525 | 1.163 |
11 | フェリペ マッサ | Williams | 33 | 1’44.609 | 1.247 |
12 | フェルナンド アロンソ | McLaren | 15 | 1’45.515 | 2.153 |
13 | カルロス サインツ Jr. | Toro Rosso | 34 | 1’45.733 | 2.371 |
14 | ケビン マグヌッセン | Haas | 33 | 1’45.831 | 2.469 |
15 | ニコ ヒュルケンベルグ | Renault | 29 | 1’46.003 | 2.641 |
16 | ジョリオン パーマー | Renault | 17 | 1’46.061 | 2.699 |
17 | ストフェル バンドーン | McLaren | 28 | 1’46.174 | 2.812 |
18 | パスカル ウェーレイン | Sauber | 25 | 1’47.150 | 3.788 |
19 | マーカス エリクソン | Sauber | 25 | 1’47.347 | 3.985 |
20 | ロマン グロージャン | Haas | 22 | 1’47.722 | 4.360 |
フリー走行レポート
路面温度が50℃を超える中行われたフリー走行ですが、ルノーパワーで苦しむと思われたレッドブルが元気いっぱいです。走り出しから好タイムを連発してイニシャルセットがほぼ完璧のようです。
簡単にタイムを出してくるだろうと思われていたメルセデスやフェラーリは苦労しているように見受けられました、アンダーで入ってきて出口でオーバーみたいた感じでコーナーがスムーズじゃない。
FP1では好タイムを出しているぺレスがクラッシュ第1号です。
ぺレスのクラッシュ動画⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/6/FP1__Perez_first_into_the_barriers_at_Baku.html
FP2ではトップチームが本来の速さを引き出し始めましたが、レッドブルの特にフェルスタッペンがとにかくいい走りです。
あんなに薄いリアウィングで、トラクションも申し分ない状態、リカルドの方が苦労しているようですがFP2ではフェルスタッペンのタイムに迫っています。
ハミルトンはまたも低μ路面でまたタイヤを作動出来ていないのか?現時点で1秒も遅れていてこういう時のハミルトンって調子を取り戻す事が無いような気がします。
そして、調子の良かったフェルスタッペンが最後にクラッシュしています。
フェルスタッペンのクラッシュ動画⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/6/FP2__Pacesetter_Verstappen_ends_session_in_the_barriers.html
当たり方がリア寄りでボキッと折れたように見えます、PUやギヤボックスに何らかのダメージがありそうな気が・・。ギヤボックスはフリー走行用なので問題ないですが、PU関連でグリッドペナルティなら残念ですよ。
ウィリアムズのストロールが珍しく初日からいい位置につけています。カナダで初入賞したことで自信がついたのか?いい傾向だと思います。このまま、またいい結果出せるといいね。
マクラーレンホンダ
2台ともに新タービンとMGU-Hを投入しておりグリッド15ダウンが決定している状態でスタートとなりました。
新ICEを投入しているアロンソが約2秒遅れのタイムを出していますが、FP2で白煙を上げながらエンジントラブルを訴え、マシンを止めました。原因はギアボックスのオイルリークによるものとの事。
バンドーンもマシンから伝わる激しい振動をチーム無線で訴え、残り3分でピットへ戻っています。
トラブルがありましたが、それなりに周回出来ていて一安心。ただ最後尾スタートが決まっているから完全にテストグランプリとなってしまいました。そんな中走るドライバーがかわいそうだ。
FP1でのマクラーレンのリアウィングの角度にはやる気が感じられませんね。ヨネヤさんに指摘されています。
今週はカナダ以上にどのチームもドラッグを削ってきているのに、MCLは相変わらずのリアウイング……。木曜時点ではALOは軽ガーニー、VANは重ガーニーが付いていました。#f1jp pic.twitter.com/lZmQvE4vXU
— Mineoki YONEYA (@m_yoneya) 2017年6月23日
レッドブルを見習ってほしいものですが、あの角度になるとダウンフォースが無くなってまともに走れなくなるのか。
FP2ではリアウィングを薄型にして最高速も342km/hを記録との事です。
フォローアップすると、FP-2では薄型リアウイングにしたALO車が最高速342km/h(首位VERは337km/h)。削れば出るんじゃん! 今回からちょっとだけ小さいフロントフラップも投入してきたけど、トロロッソのガイコツウイングに比べりゃまだまだ気合いが足りん!? #f1jp pic.twitter.com/wrtr6zwKUc
— Mineoki YONEYA (@m_yoneya) 2017年6月23日
ホンダがとうとうまともなICEとMGU-Hを投入できたのかな。土曜日にはこの新エンジンは使わないとの情報もありちょっと残念です。
F1.comハイライト動画
FP1⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/6/FP1_summary_-_Azerbaijan.html
FP2⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/6/FP2_summary_-_Azerbaijan.html