プレシーズンテスト1日目、多くのファンが待ちに待ったF1が帰ってきました。
今年からテストが公式なイベントとなった事で、色々な面で情報量が多い。昨年あたりから雰囲気が変わりましたが、更にガラッと変ってしまった。ファンによるゆるーいライブ配信とかが無くなって何となく寂しい気持ちです。
タイムシートはメルセデスの二人が1,2を独占しました。気温は12℃、路面温度も15℃ぐらいで頭打ちの中でハミルトンはC2タイヤで16秒台を記録している。
初日の驚きはまだ正式に新車発表していないレーシングポイントとルノー、レーシングポイントに至っては昨年のメルセデスW10のコピーかと思われるマシンを走らせている。
プレシーズンテスト1日目結果ベストタイムと周回数
順 | NO | ドライバー | チーム | タイム | Gap | Laps | Tyre |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1’16.976 | 94 | C2 | |
2 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1’17.313 | 0.337 | 79 | C3 |
3 | 11 | S.ペレス | レーシングポイント | 1’17.375 | 0.399 | 58 | C3 |
4 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1’17.516 | 0.540 | 168 | C3 |
5 | 26 | D.クビアト | アルファタウリ | 1’17.698 | 0.722 | 115 | C3 |
6 | 55 | C.サインツ | マクラーレン | 1’17.842 | 0.866 | 161 | C3 |
7 | 3 | D.リカルド | ルノー | 1’17.873 | 0.897 | 54 | C2 |
8 | 31 | E.オコン | ルノー | 1’18.004 | 1.028 | 62 | C3 |
9 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1’18.168 | 1.192 | 73 | C3 |
10 | 18 | L.ストロール | レーシングポイント | 1’18.282 | 1.306 | 50 | C2 |
11 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1’18.289 | 1.313 | 131 | C3 |
12 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1’18.382 | 1.406 | 63 | C3 |
13 | 88 | R.クビサ | アルファロメオ | 1’18.386 | 1.410 | 59 | C3 |
14 | 20 | K.マグヌッセン | ハース | 1’18.466 | 1.490 | 104 | C3 |
15 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1’20.096 | 3.120 | 78 | C3 |
スピードトラップとオンタイム
https://www.formula1.com/
各ドライバーの色がついたところが、ベストタイムを記録した走行時間です。
まとめ
カラーリングが施されていないルノーRS20が登場。
ルノーもナローノーズ化、サイドポッドは他チームに比べても大きな印象です。
全チーム大きなトラブル無く走り続けており、短いテストに向けてしっかりと準備してきている。シェイクダウンをしていなかったレーシングポイントが早々に良いタイムを記録していました。
スピードトラップを見ればレッドブルとマクラーレンは、まだダウンフォースを付けていない感じですね。
メルセデスのハミルトンはC2で16秒台のタイムですが、完全なアタックモードではないはずなのに・・・ちょっと速く走ってみようかぐらいの気持ちでこんなタイムを出してしまう。末恐ろしいW11ってなところでしょう。
ナローノーズの採用・不採用でかなり差が出てくるような感じでしょうか?
差が出ると21年の開発にも影響が出てくる感じも致しますが・・・。
2021年はY250エリアがなくなります。
ノーズ側フラップで作り出すボルテックスが無くなるので、空力コンセプトが大幅に変わる。
ノーズ下面のデザイン範囲が、まだよくわかっていませんが、かなり重要なのは確かです。
お披露目が遅かったチームも問題なくて、見た目的にも差はありながらも今の所全チームくびれてて昨年より速そうに見えます。(テストなので分かりませんが) 300km以上のスピードが出るハイパワーPUが載ってるとは思えぬ。
メルセデスがどのチームよりも速そうに見えてしまうのはしかたないとして、
マクラーレンのノーズ先端のデザインを他チームが真似るのかが気になるところです。マシンコンセプト次第なんでしょうけど、あれは物が少なくて良さそう。
レーシングポイントがピンクメルセデス化してきたのにビックリしましたが、考えてみるとPUがメルセデスでレギュレーション安定なので、メルセデスの取れる良いところ取りまくるのは賢い選択かもしれないですね。
アルファタウリが4番手チームになってほしいですが、ウイリアムズもまともになってるっぽいですし、どこもテストでノントラブルならかなりの混戦かなー。
空力開発精度が低かった2000年前後は、前年チャンピオンマシンコピーは当たり前だった。
レーシングポイントはメルセデスからPUとギアボックス、そしてサスペンションも買ってる。
同じサスを機能させる空力が同じになるのは、当然の結果だろうね。ただレーキは違うかな。
いまだにホンダPUだけ低速コーナーの加速で
ブリブリ言ってるのがカッコ悪いし耳障り‥
謎の音ですね( ・∇・)
普通のアンチラグシステムだと思います。
オフスロットル時の排気は、2011年に10%に規制されたはず、エンジンマッピング規則が変わっていなければ単純に、エキゾーストで燃料燃やした音になる。
メルセデスは相変わらずですが、Rーポイントのペレスは気合いが入っていますね。去年表彰台が無かった悔しさを吹っ切る勢いが凄いです。ホンダ勢もレッドブル&アルファタウリも今年への意気込みが強く感じますが、一方フェラーリ勢は・・・あれ?ルクレールがドライブしているのにしているのに一体どうしたのでしょうか。何かあったのかな?
フェラーリはPUモードを低電力、低出力モードで走っていたとの情報があり、カスタマーも同じように稼働させているようです。
燃料も多めに積み、本来のパワーを隠すみたいですね。
メルセデスのマシンはステアリングホイールの前後によってトー角を変えるシステムを組み込んでいると話題になってますね。
これはアウトじゃないかな?