https://www.youtube.com/user/Formula1/featured

2018年のF1も終わり何だかトーンダウンしてしまった管理人でございます。更新が少なくてごめんなさい。10月に作成したこの記事ですが追記によりVer.1.1となっています。

2019年へ向けてのレギュレーションがようやくまとまったようなので、2018年との違いを再確認しておきます。

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フロント・リアウィングの変更

フロントウィング、リアウィングは大きくは拡大する。リアウィング翼端板後方にはLEDライトが追加される。

フロントウィング(mm) 2018 2019
ウィング幅 1,800 2,000
フロントアクスル中心線からの始点 1,200 1,225
基準面からの高さ 75~275 75~295
エンドプレート(翼端板)の幅 50 40
リアウィング(mm) 2018 2019
ウィング幅 950 1,050
基準面からの高さ 800 870
メインと上部エレメントの隙間 10~15 10~15
↑DRS時 65 85

リアウィングの高さはバックミラーの視認性を高めるために当初の20mmアップではなく70mmアップとなる。

2019年フロントウィング画像

ハンガロリンクテストにて新規定フロントウィングが登場しています。

https://www.auto-motor-und-sport.de/

フォースインディアとウィリアムズは2,000mm幅とエレメント数5構成でテスト。

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リアウィングライト画像

メルセデスが行ったリアウィング翼端板のライト。

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バージボードの変更

バージボードの変更は非常にわかりにくい。元々ボディワークの範囲内にあるサイドポンツーン周りは自由だが昨年自由化されたフロントアーム後方からサイドポンツーンまでの間に規制が入る。

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高さが150mm低くなるが前方は100mm延長される。

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ブレーキダクトの変更

ブレーキダクト周りにあるエアロパーツは禁止され、ブレーキダクトから入った空気をフロントアクスルから真横に排出する事も禁止される。(車輪の回転中心を中心とする、直径105mmの円の内側を通る空気は一切許可しない。

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2018年と2019年のフロントブレーキダクトの比較

https://www.f1technical.net/

2019年よりフロントタイヤ内側に半径180mmの円内に収めなければならない、厚さは120mmとなる。

https://www.f1technical.net/(左が2018、右が2019)

リアブレーキダクトにあるエアロパーツも禁止だと思っていたのですが、ブレーキダクトの容積規定が2018年度と一緒だと事です。という事で抜け穴的にエアロパーツは残りそうです。

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燃料量とドライバー重量固定

決勝における燃料使用量は105⇒110kg(+約4.5%アップ)これにより燃費走法であるリフトアンドコースト(コーナー侵入手前でブレーキとアクセル操作をしない惰性走行、この時リアテールランプが点滅する)が減るとさせる。

最大燃料流量100kg/hだから単純に1.1時間(66分間)は10,500rpm以上の回転数が維持ができることになる。

この燃料量でもV82.4ℓ時代の約半分の使用量となる、熱効率は非常に高い現行パワーユニットだ。

 

ドライバーの最低重量は80kgに固定され満たないものはシート下にバラストを積む。現状のバラストはモノコックとフロアの間(Tトレイ近く)に多く積まれている。

体重が軽いドライバーは少なくともバラスト位置が多少上方へ移動する。大柄なドライバー達は減量苦から解放される。

マシン最低重量はまた増加し733kg⇒743kgになるがこれをを達成するためにチームは多くの仕事が必要になる。

その他競技規則変更点

2018年PUエレメント規定以上の交換をした場合、ペナルティ15グリッド以上は最後尾。複数いる場合は申請した順(ピットアウトが早かった順)となっていたが、早めにピットレーンに並びポジションアップを図る行為があったため。これを取りやめ予選結果順に変更される。

 

2021年の大幅なレギュレーション変更のためにCFDの自由化が盛り込まれた。現在、CFDには風洞と共に制限があるが、2021年に向けての研究であれば自由だと言う事。

このCFDの無制限化によって、F1とFIAのレギュレーション策定ワーキンググループは、チームからより正確なフィードバックを得ることができる。そのフィードバックで新たにバトルできるマシンへの回帰を目指す事になるのだろうか。

全体イメージCG画像

https://www.f1technical.net/

まとめ

フロントウィング機能の大幅な改正に伴いマシン全体の空気の流れが変わる。これによりマシンサイドに発生させていたボルテックス(渦流)が減り、後方のマシンに対する影響が減ると言われているが実際どうなるのだろうか?

1991年の日本GPにおいて鈴鹿ターン1でマンセルがコースアウトしたが、前を走るセナはわざと速度を落とし接近させマンセルのフロントダウンフォースを減らしコースアウトさせたと語っていた。あの当時の空力ですら影響が大きいフロントウィングの効果。

2019年に大きくすることは接近しても最低限のフロントダウンフォースを維持できるのだろうか疑問。

オーバーテイクは基本的にストレートエンドで多く起こるだろう。ドラッグの増えた大きなリアウィングとDRS時の20mm拡大された隙間によるドラッグの減少は非常に大きくなるからだ。

 

要望が一つ通るとすればノーズデザイン。ノーズ先端がウィング先端よりも後方になった規制なんだから、リアタイヤに乗り上げて飛ぶ事もないだろう。ノーズの高さやデザインに自由度与えて個性あるマシンデザインを少しでも復活させてほしいね。

見慣れてしまった凸ノーズだがカッコ悪い事に変わりはないんだけどなぁ。