2019年は新たなテクニカル(技術)レギュレーションが施行されました。(2020年まで)
2017年にマシン全幅が2,000mmになり幅広で迫力あるマシンとなったが、2019年はさらにウィングの幅を広げる事になった。
テクニカルレギュレーション変更箇所
フロントウィング(mm) | 2018 | 2019 |
ウィング幅 | 1,800 | 2,000 |
フロントアクスル中心線からの始点 | 1,200 | 1,225 |
基準面からの高さ | 75~275 | 75~295 |
エンドプレート(翼端板)の幅 | 50 | 40 |
リアウィング(mm) | 2018 | 2019 |
ウィング幅 | 950 | 1,050 |
基準面からの高さ | 800 | 870 |
メインと上部エレメントの隙間 | 10~15 | 10~15 |
↑DRS時 | 65 | 85 |
※主なウィングの変更箇所のみ記載しています。
新旧マシン比較画像
フロントウィングがマシン全幅と同じ幅になり異様な大きさとなった、リアウィングの幅が広がったことで全体的なバランスはあまり変わっていない。
正面はレンダリング画像の角度が違うためちょっとわかりにくいですが、フロントウィングの簡素化によるパーツの減少がわかります。
トップ3チームの画像比較
プレシーズンテスト段階ですが、フロントウィングの形状に違いが見られる。コクピット後方にあるエンジンに空気を送るインダクションポッド吸気口は、冷却にも使われるため大きくなる傾向がここ数年みられていたが、フェラーリは小型化している。
フェラーリはリアウィングに当たる空気の邪魔をしたくないという考えに基づいたものでしょう。
走行動画とオンボード動画
Day 2 of #F1Testing is a wrap. Catch up with the highlights… pic.twitter.com/CIqNpspiM9
— Formula 1 (@F1) 2019年2月19日
Hop onboard with @Carlossainz55 for one of his 119 laps on Day 1 of #F1Testing
The @McLarenF1 new boy ended up 2nd on the timesheet, just 4 tenths off Vettel’s best time 💪 pic.twitter.com/1LFkvs7V1p
— Formula 1 (@F1) 2019年2月18日
こうして並べると、レッドブルのウィングぺらっぺらですね。
レッドブルはディフューザーの効果拡大に力をいれているため、いつもこんな感じですね。
ギアboxだけじゃなく フロント・リアウイング フロアパネルも統一すれば 良いんじゃないかなぁ?
そこまでやっちゃうと、ほぼワンメイクとなりF1の良さが無くなる気がします。
2021年からは統一ギヤになるようですが、あくまでギヤのみ、ケーシングは自由です。
ウイング統一は私も以前に考えておりましたが、マシンの素性を決めるフロントウイングはマズイかなと思い直しています。
シーズン前のテスト3日目が終わって、トロロッソホンダがトップでした。
タイヤや搭載燃料の要素も有るので手放しでは喜べませんが、大いにポテンシャルを感じさせてくれます。
今年の空力面での注目はやはりフロントウィングでしょうか。なんだか「ハの字」のチームが良いタイムを出しており、もしかしたらトレンドになるかもしれません!