シンガポールは曲がりくねった市街地の特設コースでおこなわれます。滑りやすくバンピーな路面のためソフト側でのタイヤを作動できるマシンが圧倒的に優位となります。
マシン的にはメルセデス、フェラーリ、レッドブルは拮抗すると思われます。この中でもっともタイヤを理解しているチームが有利となるでしょう。
シンガポールGPでのタイヤ選択
ハースのSS多めがちょっと気になりますね。各車ソフトは決勝で多分使わない設定となっているようです。
2016年のタイヤ戦略
2016年タイヤの状況
レッドブルはQ2をSSクリアしたが、あまり利点はなかった。ソフトタイヤはペースがあまり良くないためハミルトンはSSのライコネンに抜かれている。
状況によってタイヤを選択しているため、これと言った指標がなく各車バラバラな作戦を行っている。ロズベルグのみトップで安定した走行を続けている。
各タイヤの最長周回はUSで24周(ウェーレイン)、SSで24周(クビアト)Sで36周(ぺレス)となっています。
目安としてはUS18周、SS20周、S28周ぐらいでしょうか。
2017年のタイヤの状況は?
5段階指標 | AUS | CHI | BRN | RUS | ESP | MON | CAN | AZE | AUT | GBR | HUN | BEL | ITA | SIN |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダウンフォース | 4 | 2 | 2 | 4 | 4 | 5 | 2 | 2 | 3 | 4 | 4 | 2 | 1 | 5 |
路面グリップ | 1 | 3 | 4 | 4 | 4 | 1 | 1 | 4 | 2 | 4 | 4 | 4 | 2 | 1 |
路面の荒さ | 3 | 3 | 5 | 2 | 4 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
タイヤ横方向の負担 | 2 | 4 | 3 | 5 | 4 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 4 | 4 | 2 | 2 |
タイヤ全体の負担 | 1 | 4 | 3 | 2 | 4 | 1 | 2 | 3 | 2 | 5 | 3 | 5 | 5 | 1 |
ダウンフォースが最大値の5設定なため、横滑りも少なくなりタイヤ負担度は最低の1です。ピレリの指標では一番近いのが開幕戦オーストラリアになります。
平均速度が低いので低速域での加減速が得意な車が有利、現状ではフェラーリ優勢とみていいでしょう。
タイヤのデグラデーション
ここまで抵抗の少ない路面だとUS25周、SSは40周、Sは50周ぐらいは使えるはずです。
ただSのペースは危険、コーナーが多いのでラップタイムに与える影響が多きすぎる。
各タイヤのデグラデーションはほぼ無くフューエルエフェクトによってラップタイムは上がっていくと思われます。
まとめ
決勝レースは61周となりますが、US⇒SSの1ストップがいけるのか不安なところです。出来るでしょうけど面白くない、タイヤをかなり労わる走行を強いられる。
私が考える最速はUS+US+SSですね。USスタートでUSとSSを使う作戦が楽しそう。攻めまくるスタイルならこれでしょう。レッドブルあたりはもれなくこれと予想。
US⇒Sは堅実な戦略ですがメルセデスのハミルトンあたりはこれでくるかも?ハミルトンはSに絶対の自信がありますからね。
とにかくフェラーリに勝ってもらわなきゃならないグランプリなので、ベッテルに運がある事を願います。
こんにちは、今回は色々悩ませてくれる面白いレースになりそうですね。
僕の考えはUS→SSの1ストップですね、予選結果が物を言いやすく、抜きにくいサーキットなのでフリーストップ権が無い限りは1ストップだと思います。
ただ、判断材料としてはT17からT22の所でのストップ&ゴーでリアが滑りやすくオーバーヒートし易くデグラも出やすい、作動温度領域が低いタイヤでは1ストップは厳しいかと思いましたが、今現在の決勝の天気予報だと降水確率が出るぐらい曇りなので、路面温度は低いと予想しています。
…と言うわけで自分は今年やたら保つUSの根性を期待してUS→SS1ストップに賭けます!ただし天気に左右されやすいのがなぁ
ドライなら1ストップがやはり有力ですか。
タービュランスの影響で今年は抜けないですもんね。
とはいえどーせSCが出るんで実質2ストップになりそーですけどねー(オマケに路面温度やドライバーによってUS→Sの可能性も…)
上位陣は1ストップでも2ストップでもマクラーレン・ホンダに
引っかからない戦略で走ることが重要になりそう。
なかなか抜けないんじゃないかな・・・抜かせないかな。
できるならQ2のSS突破戦略はやってきそう。
マクラーレンホンダは今回は期待できそうですね。
イタリアでもパワーはかなり改善されているようだし、新しいICEに合わせたタービンの投入など順調に改良はすすんでいます。
最大ダウンフォースならマクラーレンは4番手になるマシンのはず。
どこまでいけるかまずは予選に期待か!!