https://www.fiaformula2.com/

F1マシンをドライブするためには、FIAスーパーライセンスを取得する必要がある。下位カテゴリーにはシリーズ順位毎にポイントが与えられ、過去3シーズンの合計ポイント40以上を獲得する必要がある。

新たに2021年のF1シートもしくはリザーブドライバーの契約をするためには2018~2020年の3年間になるが、コロナウィルスによる影響を考慮され、2017~2020年4年間のうち任意の3年間の合計ポイントが40以上であれば発給される事になった。

※これは予想ですが2020年が含まれる間は、この4年の内3年が適用され続けると思う。

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スーパーライセンスポイント

Series 順位 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位
FIA F2 40 40 40 30 20 10 8 6 4 3
IndyCar 40 30 20 10 8 6 4 3 2 1
FIA F3 30 25 20 15 12 9 7 5 3 2
FIA FE 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
European F3 (~2018) 30 25 20 10 8 6 4 3 2 1
FIA WEC LMP1 30 24 20 16 12 10 8 6 4 2
Formula Regional European 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
Super Formula 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
GP3 (~2018) 25 20 15 10 7 5 3 2 1 0
FIA WEC LMP2 20 16 12 10 8 6 4 2 0 0
DTM 20 16 12 10 7 5 3 2 1 0
Super GT 20 16 12 10 7 5 3 2 1 0
Formula V8 3.5 (~2017) 20 15 10 8 6 4 3 2 1 0
F3 Regional Asian 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
F3 Regional Americas 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
F3 Regional Japanese 18 14 12 10 6 4 3 2 1 0
IMSA Prototypes1 18 14 10 8 6 4 2 1 0 0
WTCC 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Supercars Championship 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
NASCAR Cup Series1 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Indy Lights1 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Formula Renault Eurocup 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
W Series 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Euroformula Open 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Super Formula Lights 15 12 10 7 5 3 2 1 0 0
Formula 4 Championships 12 10 7 5 3 2 1 0 0 0
Asian Le Mans Series 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
European Le Mans Series 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
FIA WEC LMGTE Pro 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
FIA WEC LMGTE Am 10 8 6 4 2 0 0 0 0 0
F3 Asian Winter Series 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
National Formula 3 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
Formula Mazda1 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
NASCAR Xfinity Series1 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0
Toyota Racing Series 10 7 5 3 1 0 0 0 0 0

※シリーズ戦の80%に参加したポイントのみ有効、年間1つのシリーズポイントが有効
※金曜日プラクティスセッション参加には、25ポイント以上が必要
※金曜日プラクティスセッションで100km走行すると1p、最大で10pが付与される
※スーパーライセンス取得条件には、300kmのF1マシンテスト走行が必要

F1ドライバー候補のスーパーライセンスポイント

F1に直結するシリーズF2・F3ランキング上位とすでに40ポイント確定ドライバー

ドライバー カテゴリー 17 18 19 20暫定 合計
シューマッハ FIA F2 0 30 0 40 70
アイロット FIA F2 10 15 0 40 65
角田 FIA F2 7 12 3 40 59
ルンガード FIA F2 24 12 9 30 66
シュワルツマン FIA F2 10 20 30 20 70
マゼピン FIA F2 1 20 0 10 31
ギオット FIA F2 30 6 40 4 76
マルケロフ FIA F2 40 20 0 0 60
ピアストリ FIA F3 10 1 15 30 55
ポーシェー FIA F3 0 12 12 25 49

2020年の成績に関係なく40p以上なのは、ルンガード、シュワルツマン、ギオット、マルケロフ、シーズン終了しポイント確定しているF3のピアストリ、ポーシェー。

シューマッハはアルファロメオから、アイロットはハースから、アイフェルGPのプラクティスに抜擢されたが天候により出走できず、角田はアルファタウリでシート合わせを行っている。

2020年FIA F2ランキング

まとめ

F2ランキング3~6位は、残り2戦でどうなるかわからない。日本期待の角田はランキング4位(30p)が必要、もしくは5位(20p)+プラクティス走行100km(1p)、マゼピンはハースと密約があるようですがポイント的には、F2ランキング5位(20p)が絶対条件となる。

シューマッハのF2チャンピオンとアルファロメオからのデビューはほぼ確定的、角田もホンダ参戦最終年に向けてアルファタウリデビューはほぼ確定していると思われる。

 

レッドブル&アルファタウリのリザーブドライバーであるセッテ・カマラは、SF第3戦SUGOでいきなりポールポジションを獲得、決勝では冷えたタイヤでクラッシュしアピール不足ではあるが、おしいドライバーの一人です。

 

F1シートを得るためには、しっかりとした下位カテゴリーでの成績、そして自分を後押しするスポンサーが絶対的な条件、レース内容など、選定基準は年々上がっており、所謂ペイドライバーと言われる実力を伴わないお金のみでシート得るドライバーは限りなく少なくなっています。

このライセンスポイント制に関して、私は大賛成派です。どっかのおじいちゃんがいつも文句たらたらですが(笑)

※2020.10.22追記

英AUTOSPORTより引用:ドライバーは、チャンピオンシップで30ポイントを獲得し、通常は「制御不能な状況または不可抗力の理由により」「資格を得ることができないとFIAが単独で判断した」場合に限り、スーパーライセンスを付与できるようになりました。

え~と・・・なんだかよくわからないけどFIAに認めさせれば30pでいいとの事です。

また、メルセデスのリザーブドライバーのグティエレスのように、3年間のうちに300kmのテスト走行をせず失効している場合は、プラクティス100km走行でも再申請可能になるとも書かれています。

https://www.fia.com/sites/default/files/appendix_l_2020_publie_le_21_octobre_2020.pdf