テスト初日、これまでレンダリング画像も無く、シェイクダウン画像も無く、加工した動画のみ。

謎だったレッドブルRB19がお披露目されました。

 

RB18の正常進化だと度々発言していた訳ですが・・・。

チャンピオンチームのマシンをチェックして行きましょう。

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レッドブルRB19

https://www.auto-motor-und-sport.de/

リークされていた特徴的なフロントウィング、フラップが直線的にエンドプレートまで繋がっています。

 

 

 

全体像は大きく変わった様子はありません、予告通り正常進化ですね。

 

 

サイドポッドの前半部分は可能な限りシェイプアップされて、アンダーカットが広がっています。

 

 

 

ノーズの先端は若干平たくなったようです。

その分この裏側は空間体積が増加しているはずです。

 

 

 

リアサスペンションレイアウトに変更なし、ディフューザーに張り付いたギアボックス後方の細さが際立つ。

 

 

 

デッキ型エンジンカバーは必要最低限の大きさを保つ。

あくまでも冷却用空気の排出を、空力に影響を与えない場所に排出するためのものです。

レッドブルRB18(比較用)

低ドラッグでありながら安定したダウンフォースを発生させていたRB18です。

 

 

 

特徴的なサイドポッドと後ろまで大きく離れたフェンスの最終出口(青矢印)です。

 

角度が緩く直線的なフェンスから排出されるボルテックスは、フロア後方に入り込もうとする正圧を妨げる機能に適していた。

それを助ける長いアンダーカットによる流れも存在する。

 

 

RB18の最後のアップデートは絞ったエンジンカウルを初期型より盛り上げる形状にした事です。

 

 

ヘイローの付け根とコクピットガードに妨げられた流れはそこで溜り、横にずれて再び流れ出すときに加速します。

https://www.youtube.com/@KYLEENGINEERS

加速して負圧になった流れは通常の流れと交わる時に乱れてしまう。

わざと遠回りさせる事で流れを正常化してディフューザー上面まで届ける工夫です。

 

2023年マシンでは全車が同じようなデザインになっています。