2020年のF1では、ドライバーによるタイヤコンパウンドの選択ができなくなり、全グランプリにて固定されたセットが、ドライバーに供給される事になった。

タイヤ選択は最大で14週間前に決定しなければならないが、現状では無理なスケジュールになってしまっている。ピレリの生産や輸送にも影響するため、固定セットにして負担を減らす狙いがある。

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タイヤコンパウンドの固定セット数

  • H(ハード)2セット
  • M(ミディアム)3セット
  • S(ソフト)8セット

よくある平均的なセットになっていますね。

各プラクティス毎に2セット返却義務があり、予選前では、H×1、M×1、S×5もしくは、H×1、M×2、S×4となるでしょう。

最近のレースではQ2をMクリアして、M⇒Hの1ストップが主流となっています。

車重の増加やダウンフォースの増加により、ソフトタイヤが直ぐにオーバーヒートしてしまうため、速いラップを多く刻む事が困難です。その為、ほとんどのドライバーが選択する戦略になっています。

10戦までのタイヤコンパウンド

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2019年のコンパウンド選択と変化なしですが、イギリスのダブルヘッター2戦目は1段階ソフト寄りになっています。

タイヤへの負担が大きい高速コーナー主体のシルバーストンは、ソフト側ではあっという間にオーバーヒートしてペースコントロールが必要になります。

だからと言って2ストップになるとは単純には言えませんが、何かあった時の選択肢としてはC2を2セット決勝に残す必要もあるかもしれないです。

11~17戦までのタイヤコンパウンド