2021年も2020年に引き続き、ドライバーによるタイヤコンパウンドの選択ができなくなり、全グランプリにて固定されたセットが、供給される事になった。
タイヤ選択は最大で14週間前に決定しなければならないが、未だに続くパンデミックにより、ピレリの生産や輸送への影響を考慮され、固定セットにして負担を減らす。
タイヤコンパウンドの固定セット数
- H(ハード)2セット
- M(ミディアム)3セット
- S(ソフト)8セット
- R(レイン)2セット
- I(インター)4セット
各プラクティス毎に2セット返却義務があり、予選前では、7セットになります。
予選では、Q2をMクリアして、M⇒Hの1ストップが主流となっています。
車重の増加やダウンフォースの増加により、ソフトタイヤが直ぐにオーバーヒートしてしまうため、速いラップを持続して刻む事が困難です。その為、ほとんどのドライバーが選択する戦略になっています。
全戦のタイヤコンパウンド設定
No | グランプリ名 | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | バーレーン | Hard | Medium | Soft | ||
2 | エミリア・ロマーニャ | Hard | Medium | Soft | ||
3 | ポルトガル | Hard | Medium | Soft | ||
4 | スペイン | Hard | Medium | Soft | ||
5 | モナコ | Hard | Medium | Soft | ||
6 | アゼルバイジャン | Hard | Medium | Soft | ||
7 | フランス | Hard | Medium | Soft | ||
8 | シュタイアーマルク | Hard | Medium | Soft | ||
9 | オーストリア | Hard | Medium | Soft | ||
10 | イギリス | Hard | Medium | Soft | ||
11 | ハンガリー | Hard | Medium | Soft | ||
12 | ベルギー | Hard | Medium | Soft | ||
13 | オランダ | Hard | Medium | Soft | ||
14 | イタリア | Hard | Medium | Soft | ||
15 | ロシア | Hard | Medium | Soft | ||
16 | トルコ | Hard | Medium | Soft | ||
– | ||||||
17 | アメリカ | Hard | Medium | Soft | ||
18 | メキシコ | Hard | Medium | Soft | ||
19 | サンパウロ | Hard | Medium | Soft | ||
20 | カタール | Hard | Medium | Soft | ||
21 | サウジアラビア | Hard | Medium | Soft | ||
22 | アブダビ | Hard | Medium | Soft |
気になるのはスプリントレースでのタイヤですね。
恐らくタイヤ交換義務は無いものだと予想してますが、このスプリントレース使うタイヤをどう決めるのか?
又、スプリントレースがある事で使えるセット数に変更はあるのか?
スプリントレースをする事に決まってから決まるんでしょうけどね。