フレキシブルリアウィングとタイヤ空気圧問題が是正され、よりイコールコンディションとなったフランス決戦。

今後のレッドブル対メルセデスのチャンピオン争いを占う、パーマネントコースでの戦いです。

プラクティス3では、フェルスタッペンが圧倒的なタイムを記録している。

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予選レポート

天候は晴れ、気温28℃、路面温度43℃で予選はスタートしました。

Q1

各車ソフトでコースインしていますが、アタックに入る前のペースがかなり遅い。角田がターン1,2でいきなりスピンアウト、リアからバリア当たって停止、赤旗になりました。

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残り14分より再開、最終セクターの渋滞を恐れて、全台がコースインしています。

フェルスタッペンがいきなり31秒フラットでトップタイム、ハミルトンはチャージラップを挟んで31.2秒台2番手です。

 

ミックが14番手と健闘していたところ、コースアウトクラッシュで赤旗になり、セッション終了となりました。

ストロールはアタックラップを完遂出来ずQ1敗退です。

Q2

ほとんどのドライバーがミディアムでコースインしています。

ペレス30.9、フェルスタッペン31.0、サインツ31.1、ボッタス31.3、ガスリー31.3,ハミルトン31.5となっているトップ6です。

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路面温度は45℃へ上昇、ソフトとミディアムのタイム差はほとんど無いようです。ハミルトンはクールダウンラップを挟んで30.9秒台でトップタイムを更新しています。

 

各車2セット目のミディアムを使ってアタックラップに向かっています。

メルセデスが1,2タイムを記録しました。地元オコンはここで敗退となりました。

Q3

気温30℃、路面温度44℃、リカルドとアロンソはミディアムで、他の8人はソフトでコースインしています。

1セット目、フェルスタッペン30.3、ハミルトン30.7、ペレス30.8、ボッタス31.1、サインツ31.1、ノリス31.3となったトップ6です。

ガスリーはターン6のトラックリミットでノータイムとなりました。

 

2セット目、ガスリーが先頭でアタックに向かっています。

フェルスタッペンが、ただ一人29秒台のタイムをたたき出す!ハミルトンは30.2秒台で2番手です。

フランスGP予選結果

まとめ

フェルスタッペンだけが、29秒台という驚異のタイムを記録した。

パワーサーキット、中高速コーナー中心のポールリカールでレッドブルがぶっちぎりの最速だった事に驚いた。

バクー仕様のリアウィングを投入して、イニシャルセットよりリアダウンフォースを大幅にカット、加速と最高速が良くなり、加熱しすぎるリアタイヤをケアする事ができた。

ペレスは4番手となり、メルセデス2台に前に行かれてしまった。まだまだ限界域ではレッドブルを乗りこなせていない。

しかし、レースではタイヤマネージメント職人である事が、メルセデスにプレッシャーを与えピット戦略に対して抑止力となるだろう。

 

問題はリアダウンフォースを削った事が、タイヤへ与える影響、ハードC2をもたせる事が出来るだろうか?

是が非でも、メルセデスに対して完全勝利を達成してほしい。

 

フェラーリがここでも中団勢でトップタイム、本当に良いマシンだが、レースペースがどうなるか?ガスリー対フェラーリ2台の図式は面白い。

マクラーレンは意外なほど伸びが無く、ちょっと驚きだった。得意目のコースのはずなんだけど、ラバーインしていく中で微妙なバランスをアジャストできなかった。

 

角田は、まったく良いところ無し。そろそろ勉強期間は終わり、Q1一発目でやってはいけないミス。

この3連戦、絶対に結果は必要なはず、頑張るしかない。

 

退屈なポールリカールのレース、何かが起こりそうな感じが、匂ってきてるなぁ。