厚い雲に覆われたスパ・フランコルシャン、雨と風でコースは完全なウェットレースとなります。
レコノサンスラップで、ペレスが右フロントからバリアにクラッシュして修復不可能のため、スタート前にリタイアとなりました。
グリッドペナルティは、ギアボックス交換のノリス5、ボッタス5、ストロール5、ライコネンはリアウィング交換でピットレーンスタートとなっています。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約19秒です。
ベルギーGP決勝レポート
天候は雨、気温13℃、路面温度15℃でスタートしました。

セーフティーカー先導でフォーメーションラップが始まりました。

フォーメーションラップ2周目でピットレーンへ戻り赤旗となりました。
ぺレスのマシンは修復され、ピットスタート出来る事になっています。
約3時間の中断、現地18:20より、SC先導にて走り出しましたが、1周目はインスタレーションラップ、2周目は本戦ラップ、3周目にピットに戻り赤旗。

危険性が高く、各ドライバーからのフィードバックもレースを出来る状況では無いと判断され、このままレース終了。
一応、レースは成立しハーフポイントが適用されます。
ベルギーGP決勝結果
順 | NO | ドライバー | チーム | 周回数 | Gap | Int | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 33 | M.フェルスタッペン | レッドブル | 1 | 3’27.071 | 12.5 | |
2 | 63 | G.ラッセル | ウィリアムズ | 1 | 1.995 | 1.995 | 9 |
3 | 44 | L.ハミルトン | メルセデスAMG | 1 | 2.601 | 0.606 | 7.5 |
4 | 3 | D.リカルド | マクラーレン | 1 | 4.496 | 1.895 | 6 |
5 | 5 | S.ベッテル | アストンマーチン | 1 | 7.479 | 2.983 | 5 |
6 | 10 | P.ガスリー | アルファタウリ | 1 | 10.177 | 2.698 | 4 |
7 | 31 | E.オコン | アルピーヌ | 1 | 11.579 | 1.402 | 3 |
8 | 16 | C.ルクレール | フェラーリ | 1 | 12.608 | 1.029 | 2 |
9 | 6 | N.ラティフィ | ウィリアムズ | 1 | 15.484 | 2.876 | 1 |
10 | 55 | C.サインツ | フェラーリ | 1 | 16.166 | 0.682 | 0.5 |
11 | 14 | F.アロンソ | アルピーヌ | 1 | 20.59 | 4.424 | |
12 | 77 | V.ボッタス | メルセデスAMG | 1 | 22.414 | 1.824 | |
13 | 99 | A.ジョビナッツィ | アルファロメオ | 1 | 24.163 | 1.749 | |
14 | 4 | L.ノリス | マクラーレン | 1 | 27.109 | 2.946 | |
15 | 22 | Y.ツノダ | アルファタウリ | 1 | 28.329 | 1.220 | |
16 | 47 | M.シューマッハ | ハース | 1 | 29.507 | 1.178 | |
17 | 9 | N.マゼピン | ハース | 1 | 31.993 | 2.486 | |
18 | 7 | K.ライコネン | アルファロメオ | 1 | 36.054 | 4.061 | |
19 | 11 | S.ペレス | レッドブル | 1 | 38.205 | 2.151 | |
20 | 18 | L.ストロール | アストンマーチン | 1 | 44.108 | 5.903 |
まとめ

まさか、スパウェザーが完全な雨をサーキットにもたらすとは思わなかった。
予報ではレース時間は雨、しかしここはスパ、降ったり止んだり予選時のように何とかなってしまうと、運営も私たちファン側も思っていただろう。
しかし、蓋を開けてみれば止まない雨だった。
予選結果が全てを決めた!
実際のところ雨のレースは前で走るドライバーが圧倒的に優位、雨が弱まり走れたとしても、この順位は変わらなかっただろう。
フェルスタッペンはウィングレベルを上げて予選に望んでおり、ガーニー追加だけのハミルトンはついていけなかったと思う。
まぁ、たらればですね;;
何にしても、予選でギャンブルに出たラッセルが2位で初表彰台!
ラティフィもQ2で上位だったので、ウィリアムズは雨を見込んでのダウンフォース強めの設定だった事が好結果を生んだ。
ハーフとは言え、二人で10ポイント稼ぎ、合計20ポイントでコンストラクターズ8位。
アルファロメオの出来の悪さからも8位でシーズンを終える可能性が高くなった。
フェルスタッペンはハミルトンに対して5ポイント差を詰めて、3ポイント差となっています。
ホンダとしてもPUマイレージを抑える事が出来て、今後の使い回しにも少しだけど余裕が出来ただろう。
まぁでも、スパのレース見たかったなぁ・・・・・。
21時半から深夜2時まで動かないマシン(たまに動く)を観てましたw
放映最後のハイライトでチェッカーフラッグじゃなくて赤旗を降っていたのを見て、思わず笑ってしまいました。
まあウィリアムズのポディウムという奇跡が見れたので良しとしたいですw
運が一気に回ってきた感じですね〜
流石に途中で寝てしまいました(^_^;)
この結果は観客も含めて不完全燃焼でしょうね。
鈴鹿の中止等で、再スケジュールが発表されましたが22戦に減り、1レースは未決定みたいなので、スパで再レースして欲しいです。
結果的に予選でのグリッドポジションが反映されて決勝結果になりましたが(ペレスがクラッシュせずに生き残って入れば7位でハーフポイントですが3ポイント獲得出来た)
いずれにしてもノリス、ボッタス、ペレスのランキングポイント順位とポイント差は変わらず(ポイント圏外で終わったノリスとボッタスにとってはラッキーだったか?)
マックスとハミルトンのポイント差、レッドブルホンダとメルセデスのポイント差が縮まったから良しかなぁ。
ハーフポイントでなければ、マックスがハミルトンを抜いてドライバーランキングトップに戻っていたのでハミルトンにとってもラッキーだったか?
個人的にはMAXにポイント付いたのは嬉しいのですが、客観的にはレースしてないのにポイント付加は違うよなあ、と。
なら最初から予選順位に応じてポイント付けとけばいいんじゃね?と思った次第。
大雨による規定周回数クリア出来ずレース終了してハーフポイントになった事例で必ず思い出されるのが、1984年モナコGP。
このレースは規定周回数の3/4(75%)足りずにハーフポイントが与えられたので、優勝したプロストがシーズン最後に0.5ポイント差でラウダに敗れてドライバータイトル獲得出来なかった。
フルポイントであれば、F1デビュー初年度のセナ(当時トールマン・ハート所属)が優勝してプロストが2位フィニッシュして、初のドライバータイトルを獲得していた。
結果論ですが?
来週オランダGPザンドフールドは、
ラウダが1985年にF1引退するシーズンで唯一最後に優勝した。
あの「怪走」メディカル号~♪
観客は雨の中
あの赤い車の走りをひたすら見て
たっかい観戦料を払いましたwww
平気で縁石踏んでるし、はみ出して走るし
そのうちペースがどんどん上がって
「いつか、やっちゃわないかな?」
って言う不謹慎な事を思っていたのは
私だけでは無いはず!(っと思いたい)
ドライバーからも不満が出ている様にレースしてないのに半分ポイント付与には自分も違和感があります。
ただ、本戦は中止で仕方無いと思うのでその場合は予選のパフォーマンスに対してスプリント予選の時と同じ扱いで表彰台組にはそれぞれ3、2、1を与える様な感じでも良かったかなと思います。
近年の地球温暖化による影響が与えたか?分からないですが、
ベルギーGPは昔から天候コンディションが一定では無いのが通例ですが、今回は特別に異常。
2輪ロードレースの事例でも過去に、
1989年世界GP500で3ヒート制が強行的に実施された(普通は最高でも2ヒート制まで)
このレースで、ロスマンズホンダNSR500のE・ローソンが優勝して以後タイトル獲得へと進みました。
次のフランスGPで初めてのポールtoウィン達成で連勝。
それに対して、ポイントリードしていたラッキーストライクヤマハYZR500のW・レイニーは、流れが変わって遅れを取ってしまった。
現在F1にとっても、マックスとハミルトンのドライバータイトル争いに影響出ない事を願っています。
マックスとハミルトンのポイント差が接近して緊張感ありますが?
来期、ベルギーGP開催時期や運営方法を見直すべきかなぁ?
良くも悪くもF1の歴史に残る名(迷?)グランプリになってしまいましたね
迷グランプリ^_^