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レッドブルパワートレインズが、メルセデスHPPから移籍するベン・ホジキンソンをテクニカルディレクターに任命するとニュースが流れていたが、ここで更に5人の上級エンジニアが移籍する事が発表された。

2022年からホンダ製パワーユニットを使うために作られたエンジン部門だと思っていたが、計6名もの移籍となり、2025年からの新レギュレーションエンジンを作るために集められている。

CEOのホーナーは、募集に対して600人以上の回答が寄せられ「それは信じられないほど励みになりました。」とTHE RACEに語った。

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移籍する6名の現役職

  • Head of Mechanical Engineering – Ben Hodgkinson(ベン・ホジキンソン)
  • PU Production Directer – Steve Blewett(スティーブ・ブルーエット)
  • Head of Powertrains Electronics and ERS – Omid Mostaghimi(オミッド・モスタギミ)
  • Head of Mechanical Design ERS – Pip Clotle(ピップ・クロートル)
  • Head of PU Design ICE – Anton Mayo(アントン・メイヨー)
  • Group Leader ICE Operations – Steve Brodie(スティーヴ・ブロディ)

テクニカルディレクターに任命されたベン・ホジキンソンは、メルセデスHPPの前身であるイルモア時代から20年以上勤めている。全てを統括するリーダーシップに期待される人物となる。

他の5人は、各分野の製造や設計に携わる人材となり、彼らを中心に更に補充される人員と共に、新エンジンとなるパワーユニットを作っていくことになるだろう。

参考情報:https://twitter.com/tgruener/status/1390231579600068610?s=20

レッドブルパワートレインズとホンダ

ミルトンケインズのレッドブルテクノロジーキャンパスの中心部に、現在建設中の最先端の専用パワーユニット施設が、レッドブルパワートレインズとなる。

2022~2024年の3年間は、ホンダ製パワーユニットの最終組み立てやベンチテストを行う。詳しい契約までは知りえないが、知的財産権の使用のみのはずで、設計データは含まれていないと思う。

 

元メルセデスHPPのエンジニアは、ホンダ製パワーユニットの外観や各種数値データは知ることが出来る立場になるが、新エンジンを作るにも何も設計データベースが無い状態は好ましくない。

ホンダは会社として2040年以降、電気自動車・燃料電池車の販売比率を100%にする目標を掲げており、内燃機関からの脱却を図っていく、この為、2022年の初めに渡される最終仕様パワーユニットの設計データは、その後の契約次第で金銭的な譲渡もあるのではないかと思われる。

 

新エンジン規程は、基本ベースが現状と同一となる事が予想されており、ホンダの研究成果が少しでも残っていく可能性はある。

ホンダのエンジニアも数名、レッドブルパワートレインズに移籍するとみられており、メーカーの枠を超えたチーム独自のエンジン開発は、業界で働くエンジニア達の注目の存在となっていくだろう。

(引き抜き報酬も高いみたいだね^^;)

まとめ

何から何まで全てを製作するのは困難なパワーユニット、ホンダも今の状態にするのに会社全体の各分野のスペシャリスト達が携わっている。

新規定となるエンジンは、コストダウン=開発費の抑制、となる事から共通パーツが多く含まれるものになると思う。インディカーやNREに似た規則となるのだろうか?(バッテリー、タービン共通化など)

 

エンジン(パワーユニット)開発がされないF1は面白いのか? 魅力は半減するかもしれないが、かなりイコールコンディション化され時代に合ったレースへと変わっていくのだろうとは思います。

早く知りたいが、知りたくない、そんな矛盾した思いで、見守っている私です。

 

※予想や予測が多く含まれる内容のため、取り扱いには十分注意して下さい。