イタリアGPではグリッドペナルティが総勢9名に課せられた。その内パワーユニット関連は7名にも及ぶものでした。
まさに「ペナラッシュ」状態でしたね。
まだ7戦もあるのにこの状態、予選の意味がないとの声もある。私もこの状況には納得できないでいる。ペナルティ自体は必要だけど緩和をしなければならないと考える。
13戦終了時点のパワーユニットエレメント使用状況になります。
パワーユニット使用状況
N° | Car | Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
44 | Mercedes | Lewis Hamilton | 4 | 4 | 4 | 3 | 2 | 2 |
77 | Mercedes | Valtteri Bottas | 4 | 4 | 4 | 3 | 2 | 2 |
03 | RBR TAG Heuer | Daniel Ricciardo | 5 | 5 | 6 | 3 | 2 | 2 |
33 | RBR TAG Heuer | Max Verstappen | 5 | 5 | 5 | 2 | 2 | 2 |
05 | Ferrari | Sebastian Vettel | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 |
07 | Ferrari | Kimi Räikkönen | 3 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 |
11 | Force India Mercedes | Sergio Perez | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
31 | Force India Mercedes | Esteban Ocon | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
19 | Williams Mercedes | Felipe Massa | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
18 | Williams Mercedes | Lance Stroll | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
14 | McLaren Honda | Fernando Alonso | 7 | 9 | 9 | 7 | 6 | 5 |
02 | McLaren Honda | Stoffel Vandoorne | 7 | 10 | 10 | 7 | 6 | 6 |
26 | Toro Rosso | Daniil Kvyat | 5 | 5 | 5 | 2 | 4 | 4 |
55 | Toro Rosso | Carlos Sainz | 3 | 3 | 5 | 3 | 2 | 3 |
08 | Haas Ferrari | Romain Grosjean | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
20 | Haas Ferrari | Kevin Magnussen | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 |
27 | Renault | Nico Hülkenberg | 3 | 4 | 5 | 3 | 3 | 3 |
30 | Renault | Jolyon Palmer | 4 | 5 | 5 | 2 | 3 | 3 |
09 | Sauber Ferrari | Marcus Ericsson | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
94 | Sauber Ferrari | Pascal Wehrlein | 4 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 |
PU状況分析
イタリアで起きたペナラッシュ。現規定PUにおいては過去最大ではないかと思います。トークン制度がなくなり開発の自由度が上がったせいでルノーやホンダはパワーアップのために試行錯誤し信頼性を大きく低下させている。
バンドーンの2ケタ到達に苦笑いですよw
ホンダは置いといて、ルノーの落ちっぷりは今までの経緯からも異常とも思える。それだけPU開発の難しさが浮き彫りになっていると言える。
特に排気熱を利用するTC、MGU-Hは壊れやすい。フェラーリもTCには苦労していて、メルセデスだけがマイレージをしっかり考えたものを投入している現状。
フェラーリはペナルティを受けるかも
ICEの改良版を投入する事ができるフェラーリは、それに見合ったTCをいれる必要がでてくるだろうと私は考えています。
フェラーリはTCの中古を使い回してペナルティを受けないようにすると言っていますけど。
改良版TCをペナルティを受けてでも投入する姿勢がないと、このままずるずるとメルセデスに離されて行くような気がしてならない。
「ストップ・ザ・メルセデス」はフェラーリにかかっています。
PUルール:ペナルティ緩和について
FOMのロス・ブラウンも見直しを提言している。2018年は21戦で3基に制限されるけど、これは見直す必要があるでしょう。コスト削減のために導入されたはずのこのルールが逆に開発コストを引き上げているとの意見も多数聞かれる。
今後のストラテジーグループ会議に問題としてあげるとホーナーが発言している事からも、基数制限は変更される可能性は非常にたかいと思います。
3基はルノーとホンダが必ず撤廃を求めると思われるし、とりあえず様子見ですね。
私が考えるPUルール
完全撤廃はまずありえないので年間基数は5基へアップ、これはレッドブルのホーナーが言っている意見に賛成。
ペナルティに関しては、ブラウンがコンストラクタースポイントを減らすなどと言っていますが、年間順位に影響して分配金への影響があるので却下。これは下位チームを更に苦しめる結果になるためです。
グリッドペナルティを緩和すれば事足りると思います。
今の新しいエレメントの1つ目は10グリッドで、同時に投入したエレメントは5グリッドとか訳が分からない。全交換したら35グリッドとかあまりに厳しいこのルール。
もっとわかりやすく1つにつき3グリッドとかでいいじゃない。
緊迫したチャンピオンシップがかかった1戦で、相手が10グリッド降格したらそれでチャンピオン決定だよ。F1面白くねぇって拍車がかかってしまう。(今年なりそうでコワイ)
皆さんもPUルール考えてみませんか?コメントお待ちしています。
こんにちは
自分も基数を増やすのに賛成ですね。
寿命を上げる為には、より金をかけて精度、高価な材料や精製方法を使わないと駄目ですからね…
とあるパイプなんて真っ直ぐなのを曲げて造ると弱くなるからって、一つのブロックから削りだして予め曲がっているパイプを造ったりしてますし…
自分は一基辺り…3~4レースが妥当かと思います。年間20戦なら5基か6基ほど、ペナルティはグリッド降格で全部交換してペナルティを喰らっても、その年のグリッド数分…PP取って全交換したらちょうど最後尾になるような分かり易い数値にしてほしいですね。今なら6種類ありますから、ICEとTCは4、その他3でしょうか?35とか55降格より現実的で説得力のある全グリッド降格の今年なら20に合わせるのが良いかなと思います。(そしたらチームの増減でレギュがかわりますが…)
コメントありがとうございます。
予選の意味を無くさないって事でいけばウェイトハンデなんて選択もありますね。
フォーミュラのウェイトハンデって聞いた事ないですし一つにつき5kgとかね、ただ積む場所が無いですけど。
年間基数超過分は1エレメント交換につき予選上位タイム1個抹消なんてどうでしょう。
ドライバーからすれば、自分のドラテクで少しは巻き返せるペナルティーで無いと、やってられないですよね…
ペナルティーでタイトル決定とかしてしまったら、耐久技術選手権になってしまいます。