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2022年からギアボックスは、ケースとカートリッジ(8速ギア本体)が年間3基、ドライブライン&ギアチェンジコンポーネント&補助コンポーネントが年間4基の規制となっています。

ギアボックス全体を、土日の6戦続けて使用する(金曜日含まず)今までの規制より厳しくなっています。

 

8速のギア比とファイナルは開幕時点で凍結されます。

毎年恒例のギア比と速度の解析を大まかに行っていきます。

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各ギアの最高回転数と速度比較

2022 SAU MAX ギア 1(S) 1 2 3 4 5 6 7 8
メルセデス(M) rpm 8,682 12,687 12,296 11,605 11,464 11,595 11,586 11,708 11,891
km/h 0 105 137 156 177 214 244 280 322
マクラーレン(M) rpm 10,352 12,585 10,991 11,717 11,590 11,647 11,791 11,750 11,423
km/h 0 103 132 160 190 223 257 294 323
レッドブル(R) rpm 9,930 12,330 11,264 12,051 11,856 11,915 11,724 11,813 11,854
km/h 0 119 134 164 196 232 258 294 334
フェラーリ(F) rpm 10,017 10,086 11,736 11,612 11,261 11,551 11,572 11,633 11,638
km/h 0 89 135 153 177 217 255 290 326
アルピーヌ(R) rpm 11,199 10,175 11,342 11,292 11,663 11,670 11,734 11,518 11,422
km/h 0 77 136 158 203 231 269 300 327

1(S)はスタート時のクラッチミート待機回転数です。

1,2速はバーレーンのスタート時、ホイールスピンなどが発生しているため参考程度にして下さい。

 

RBPTは、かなりの高回転型なようです。

メルセデスはドラッグのせいなのか?最高回転数も昨年に比べて約400rpmほど下がっていておかしな事になっています。

マクラーレンより回さずにギアシフトしている。

回転数と速度の比較グラフ(3速~8速トップエンド)

フェラーリは4速をショートシフト、5速へのギアアップで回転数は10,000rpm以下になっています。

オーストラリアでは、アタックに入る時は同じように下がっていますが、その他は10,500rpmぐらいになっています。

パワーバンドの広さが大きく表れている、トラクションと加速の良さがよくわかる4,5速と言ったところでしょうか。

回転数11,500rpm前後の速度

2022 SAU 11500 ギア 1(S) 1 2 3 4 5 6 7 8(11,000)
メルセデス(M) rpm 8,682 12,687 12,296 11,539 11,464 11,529 11,508 11,500 11,000
km/h 0 105 137 155 177 211 241 276 298
マクラーレン(M) rpm 10,352 12,585 10,991 11,717 11,531 11,523 11,503 11,514 11,007
km/h 0 103 132 160 189 218 251 288 312
レッドブル(R) rpm 9,930 12,330 11,264 11,554 11,597 11,514 11,498 11,505 11,005
km/h 0 119 134 156 185 221 254 289 305
フェラーリ(F) rpm 10,017 10,086 11,736 11,612 11,261 11,551 11,514 11,518 11,001
km/h 0 89 135 153 177 217 250 287 306
アルピーヌ(R) rpm 11,199 10,175 11,342 11,292 11,576 11,538 11,502 11,518 11,007
km/h 0 77 136 158 192 227 264 300 316

1,2速は計測不可のためそのまま、8速は11,000rpm付近に揃えました。

 

フェラーリは4速を11,500rpmまで回していません。

アルピーヌは相変わらず高いギヤ比になっています。

2021-22年ギア比の比較11,500rpm

2022SAU 2021IMO ギア 1(S) 1 2 3 4 5 6 7 8(11,000)
メルセデス(21) rpm 8,708 12,870 12,469 11,538 11,504 11,533 11,509 11,523 11,005
km/h 0 110 146 156 184 212 244 282 307
メルセデス(22) rpm 8,682 12,687 12,296 11,539 11,464 11,529 11,508 11,500 11,000
km/h 0 105 137 155 177 211 241 276 298
マクラーレン(21) rpm 10,264 12,154 12,220 11,344 11,531 11,520 11,517 11,504 11,001
km/h 0 109 132 161 189 220 253 285 306
マクラーレン(22) rpm 10,352 12,585 10,991 11,717 11,531 11,523 11,503 11,514 11,007
km/h 0 103 132 160 189 218 251 288 312
レッドブル(21) rpm 10,203 11,516 11,898 11,465 11,492 11,452 11,516 11,504 11,018
km/h 0 99 135 143 179 218 253 284 303
レッドブル(22) rpm 9,930 12,330 11,264 11,554 11,597 11,514 11,498 11,505 11,005
km/h 0 119 134 156 185 221 254 289 305
フェラーリ(21) rpm 9,568 10,534 11,242 11,102 11,487 11,474 11,512 11,506 11,002
km/h 0 85 141 147 175 208 248 285 306
フェラーリ(22) rpm 10,017 10,086 11,736 11,612 11,261 11,551 11,514 11,518 11,001
km/h 0 89 135 153 177 217 250 287 306
アルピーヌ(21) rpm 11,170 10,333 11,051 11,559 11,462 11,511 11,507 11,497 11,002
km/h 0 99 132 159 193 226 263 301 317
アルピーヌ(22) rpm 11,199 10,175 11,342 11,292 11,576 11,538 11,502 11,518 11,007
km/h 0 77 136 158 192 227 264 300 316

 

メルセデスは7,8速を低めに変更しているようです。ドラッグせいだとしても速度差がありすぎます。

フェラーリは4,5速を高めに変更、パワーに自信があるからでしょう。

 

マクラーレンは7,8速を高めに変更、レッドブルとアルピーヌは昨年とほぼ違いはないようです。

まとめ

噂されるメルセデスPUのパワー不足?

昨年の序盤は恐ろしいぐらいの高回転型、終盤に若干回転数を下げていたが、それよりも低い2022年の序盤戦です。

気温27℃でスタートしたオーストラリアGPでクーリングに苦労していた、夏の連戦で大丈夫なんだろうか?

 

カートリッジ・ドライブライン・ギアチェンジコンポーネント・補助コンポーネントが、2022年開幕時点でホモロゲーションされ以後2年間はアップデート出来ません。

 

そして、ボックス内部のデザイン規制が厳しくなり、デファレンシャルセンターやカートリッジの位置がほぼ決められた。

F1としてはギアボックスの多様なデザインを防ぎ、チーム間の差を無くそうと言う試みです。

 

一番重いカートリッジの位置は前後35mmの違いが許される、リアアクスル側へ寄る重量物の僅かな違いを生む事になる。

ポーパシングが酷いメルセデス製ギアボックス勢、私としてはそれも関係あるのでは疑っています。