オーストラリアで冷却問題に直面してしまったメルセデス。
バーレーンのFPは暑い時間帯、予選・決勝は日暮れから行われるがそれでも気温はオーストラリアを超える。
今年からシャークフィン内蔵チムニーダクトを失っていたメルセデスは、廃熱問題に苦しむだろうなんて私も予想させて頂いていたのですが、さーてどうするんだろう?
バーレーンGPで早速廃熱処理全開モードを施してきた模様です。
メルセデスW09の廃熱処理
チムニーダクト復活!ちょっとだけ残ったシャークフィンもカッコ悪いし、それと合わさっての結果です。
サイドビューではダクト部分が盛り上がっております。
後ろから見るとこんな感じ。リアウィングへの気流の影響を考えるとあの位置しかないって事ですね。昨年モデルよりは多少の影響はでるでしょうけど。
⇩2017年はこんな感じでした。
オーストラリアでは無かった廃熱口、コクピット周りもしっかりと開けてきています。
その他のチームの廃熱処理
ハースはサイドポンツーンとフロアの付け根にスリットがある。
ウィリアムズはテールエンドが広がっております。
まとめ
廃熱口はマシン全体の空力に影響を与えるからできれば開けたくないが、それよりも3基規制エンジンを守る方が今年は特に重要でしょう。
気温によってこれらの廃熱処理は変化しますけど、ほとんどのグランプリで導入されると思われます。
この処理で多少なりともメルセデスのスピードが鈍れば面白くなるんだけど、元が良いからほとんど差はでてこないでしょうね。
逆にエンジンパワーをもっと使えるようになって差が広がる懸念の方が大きいです。
メルセデス、あんなサイズのチムニーダクトが必要な事態なんですね。
斜め部分まで大きく開いているので、けっこう危なかったのかもしれないですね。
逆にパワーをもっと使えて差が広がる可能性はありえるー。
ハミルトン抑えて走るしかなくても2位から落ちませんでしたからね。
個人的には、メルセデスよりはマクラーレンが心配しているかもと思ってます。
パワーあって抑えて走れるのと、パワー負けてて抑えれないのでは、
全力で熱持つのと、パワーが無駄に熱に変換されてる問題あるはずなので、
ホンダ&ルノー系チームが厳しくて、フェラーリ系チームが一番安心してるはず。
全チームなるべく空気を入れないようにする方向のようですが、
少し多めに入るようにして上手に出すのは難しいもんなんですかね?
外側には制限あってもボディ内なら逃れられるのでは?
空気を入れない事が一番抵抗が減りますね。
廃熱口とボディ表面の空気の流れには速度差や温度差があり、合流地点では乱流を作り出してしまう。
速いトップチームの処理が、今一番良いものなのは間違いないとは思います。
やっぱり皆やってますし、空気を入れないほうが良いんですね。
抵抗が増えちゃうんですねー、まぁ摩擦面積も増えますしね。
速度差で合流地点に乱流が発生するのかぁ、
引っ張るのが弱くなる方の乱流なら歓迎なんですけどね。