2019年第2戦バーレーンGPの金曜日、現地18時からプラクティス2が行われ、気温25⇒24℃、路面温度32⇒28℃と変化している。
P1・P3は予選・決勝が行われる時間帯ではないため、このP2が非常に重要となる中ベッテルがトップタイム、ルクレールも続きフェラーリがP1に引き続き1,2体制を維持している。
バーレーンGPプラクティス②結果
ベストタイム、ベストセクタータイム(BS)など
タイヤヒストリー
ロングラン平均タイム順
データ参考元:https://www.auto-motor-und-sport.de/formel-1/trainingsanalyse-gp-bahrain-2019/
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | ハミルトン | 1.35,608 | 9 | C3 |
2 | ボッタス | 1.35,633 | 17 | C3 |
3 | ルクレール | 1.35,668 | 13 | C3 |
4 | クビアト | 1.35,754 | 10 | C3 |
5 | フェルスタッペン | 1.35,777 | 12 | C3 |
6 | ヒュルケンベルグ | 1.35,854 | 9 | C3 |
7 | サインツ | 1.35,905 | 7 | C3 |
8 | ノリス | 1.35,936 | 8 | C3 |
9 | ガスリー | 1.36,200 | 9 | C3 |
10 | アルボン | 1.36,265 | 16 | C3 |
11 | リカルド | 1.36,536 | 15 | C3 |
12 | ペレス | 1.36,550 | 10 | C3 |
13 | マグヌッセン | 1.36,605 | 10 | C3 |
14 | グロージャン | 1.36,724 | 15 | C3 |
15 | ストロール | 1.36,868 | 8 | C3 |
16 | ラッセル | 1.37,761 | 11 | C3 |
17 | クビサ | 1.38,118 | 9 | C3 |
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | ルクレール | 1.34,149 | 4 | C2 |
2 | ボッタス | 1.34,995 | 7 | C2 |
3 | アルボン | 1.34,938 | 9 | C2 |
4 | フェルスタッペン | 1.35,127 | 12 | C2 |
5 | クビアト | 1.35,392 | 13 | C2 |
6 | ハミルトン | 1.35,454 | 13 | C2 |
7 | ベッテル | 1.35,469 | 12 | C2 |
8 | ガスリー | 1.35,662 | 12 | C2 |
9 | ヒュルケンベルグ | 1.35,960 | 9 | C2 |
10 | マグヌッセン | 1.36,263 | 11 | C2 |
11 | ペレス | 1.36,292 | 10 | C2 |
12 | ストロール | 1.36,295 | 9 | C2 |
13 | クビサ | 1.37,281 | 14 | C2 |
順 | ドライバー | 平均タイム | Laps | Tyre |
1 | グロージャン | 1.36,120 | 15 | C1 |
2 | ラッセル | 1.36,929 | 12 | C1 |
まとめ
フェラーリだけがC3を2セット、C2を1セット、合計3セットのタイヤを使っている。ハミルトンは残り53分ぐらいでベストタイム、ベッテルは残り42分だったため路面コンディションの差はほぼ無いだろう。
エンジンモードや燃料搭載量の違いはあるからこの0.6秒という差はあまり意味をなさないとは思う。
ベッテルとハミルトンのベストタイム時セクター速度
- VET:SF-294⇒S1-248⇒S2-268⇒S3-290
- HAM:SF-286⇒S1-243⇒S2-267⇒S3-287
速度データからもフェラーリはパワーモードを使っていると思われている。
ロングラン平均タイムでは、メルセデスの方が若干優勢となっているが、10周以上走っているタイムだけ見ればトップ3チームの差はほとんどない。
ベストタイムはそれほどではないトロロッソが、平均タイムで上位にランクインしていて、あれ?もしや昨年の再現くるのか?という期待感を漂わせる。
レッドブルはガスリーのリアウィングをかなり寝かせて、何かの比較テストをしていたと思われるが、レスダウンフォースセッティングは間違いだという事は明らかだろう。
レッドブルのマシンに順応出来ていないガスリーでテストってのは少し可哀相な感じもしますが序列考えれば仕方ないのかも。
予選ではセッティング変えてくると思われるので、もう少し改善すると思います。
フェラーリは予選・決勝とコンディションが違うFP3には重きを置いてない感じですね。
フェラーリはP3では中古C3を使ってきます。
予選に向けてC2を2セット残す可能性もある。
フェラーリはこのGPを絶対に落としたくない。色々な駆け引きが始まっています。
レッドブルはあくまでもレースセットにこだわってくるでしょう。DRSに頼らないストレートスピードを維持、燃料の消費を抑え、少ない路面入力でタイヤをもたせる。
DRS効果の増加と区間の増加は、作戦の幅が広がって面白い演出になるかもしれません。
実質的な開幕戦とも言える今週末は金曜日からすでに目が離せません。
私なりのポイントは、やはり決勝を踏まえたオーバーテイク重視のセッティング(イコール抜かれにくい?)でしょうか?
開幕戦はコースの性格上レギュレーション変更によるオーバーテイクの効果があまり見られませんでしたので、第2戦でその結果が明らかになると思います。
レッドブルはSタイヤを使いこなせていないとのコメントが有りますが、RA619Hのドライバビリティの良さを生かすためにも予選までに改善して欲しいですね。そうすればトップ2チームの背後でタイヤを温存し、後はロングランの良さを生かしてオーバーカットし、相手よりフレッシュなタイヤと直線重視のセッティングで抜かせない!連続表彰台が見えてきます。
妄想は膨らむばかりです・・・
決勝に向けて一番重要なセッションといえるFP2でほとんど走れなかったアルファはキツいかもしれませんね。ただでさえタイトな中団争いでこのハンデは小さくないと思います。逆にトロロッソはロングでかなりのペースをみせているとのこと、期待してしまいますねえ