2018年のピレリによるタイヤテストは全10回19日間の日程が決定した。これはFIAによりピレリに与えらた特権で、チームが行うテストに関するレギュレーションとは異なるもの。

昨年は車両規則の大幅な変更があったために、無用なタイヤトラブルを避けるため硬めのコンパウンド設定になりピット回数が激減している。

2018年は全体的に1段階柔らかい設定とし、ピット回数を増やしレースを面白くする事がピレリに求められている。

Sponsored link

2018年タイヤテストスケジュール

実施日 場所 タイヤ チーム
4月17~18日 上海 スリック フォース・インディア
4月19~20日 フィオラノ ウェット フェラーリ
5月15~16日 バルセロナ スリック マクラーレン、ハース
5月30~31日 ポール・リカール ウェット メルセデス
6月14~15日 ヴァレルンガ スリック トロロッソ
7月10~11日 シルバーストン スリック レッドブル、ウィリアムズ
9月5~6日 ポール・リカール ウェット マクラーレン
9月20~21日 ポール・リカール スリック メルセデス、フェラーリ
10月9~10日 鈴鹿 スリック ルノー
10月30日 メキシコ スリック ザウバー

※上海については承認待ちとなっています。

スリックタイヤテストは全チームが参加します。開発パーツを試すことはできない(交換などで比較ができない)となっていますが、期間中の最初から最後まで同じパーツなら良いって事になる。

チームにとっては費用はかかるが、シーズン中にできるテスト走行が増える事には変わりない。

ウェットテストについては、立候補制で3チームが選ばれフェラーリ、メルセデス、マクラーレンとなっている。

2018年F1グランプリ第1~4戦までのタイヤ選択

https://racingspot.pirelli.com/

タイヤについては今年最大の関心事、本当に1段階柔らかくなってラップタイムが上がり、そして消耗が早くなっているのか?

 

何年か前にあったいきなりグリップが無くなる崖タイヤも面白いけど、表面の柔らかい部分が無くなった後にベースコンパウンドによってグリップレベルが復活するのも困りもの。

 

1ストップ主流だった開幕戦のオーストラリアで、2ストップ戦略が多く発生するのか?

ピレリがしっかり仕事してきたかどうかは開幕戦次第ってとこでしょうか。