ルノーは禁止されたモンキーシートに変わる、排気利用における新たなアイデアを新マシンR.S.18のデザインに取り入れている。
エキゾーストの角度を規定いっぱいまで上方に傾け、リアウィングの効率化を図るのが狙いらしい。
ルノーR.S.18のエキゾースト
かなり角度がついてますよね。リアウィングのメインプレート下に向けて排気を吹きつけている。
基準面から最大55cm高さ、リアアクスルから20cm後方まで伸ばせる事を利用して5°の角度がついているそうです。
この画像みるとルノーのレーキ角はかなりありそうだ。
リアウィングには特殊な加工を施し、カーボンが排気熱で溶けないように工夫されている。
他チームのエキゾースト
フェラーリSF71Hは平行よりもほんの少しだけ曲がって浮いている程度か。
トロロッソホンダSTR13は普通なストレート構造。
ルノーはFIAにオイル燃焼の監視強化を求める
ルノーのシリル・アビテブールは、ライバルのメーカーが燃料としてオイルを利用する抜け道を徹底的に阻止しようと願っている。
オイルに関する現在の規制内に抜け道が残っている事を、レッドブルのクリスチャン・ホーナーが最近示唆したとの情報もある。
2018年のレギュレーションでは、オイル消費量は0.6ℓ/100kmとなっています。
一部のチームでエンジンのモード変更により、オイルの使用量を増加させ最大燃料流量100kg/hを超える事でパワーアップを果たしていると考えられているが、今年よりFIAはオイルレベルセンサーなるものを導入して監視強化するらしい。
もう一つの対策として同じエンジンを使用するカスタマーには、同一規格のものを提供しなければならないとし、プログラミングも同一のものを提供しなければならない、それに付け加え燃料やオイルは基本的に同一の物を使用する事を義務付ける通達をFIAがしている。
まとめ
エキゾーストの空力に関する利用は、モンキーシートの禁止により新たな開発領域へと加速しそうだ。元々排気はディフューザーに配置されていたが、空気の流れを乱すとして上方に追いやられていた。
2010年にはニューウェイのアイデアでエキゾーストはディフューザーとリアタイヤの間に配置され、ブロウンディフューザーと呼ばれダウンフォースを増加させている。
ルノーのこのタイミングでのオイル燃焼に関する疑念は、テスト結果での自分たちの進歩を危惧したものか?ホンダに迫られて焦っているのかも。
昨年後半オイル燃焼をやめたホンダの消費量は0.1ℓ/100kmだったらしい。オイルレベルセンサーがしっかりと機能し、急激な消費に対してはFIAの厳格な姿勢が必要だと私も思う。
管理人様、アマゾンでF1と検索すると
F1速報 2018年3/16号にホンダのエンジン解説が乗ってます。
つい最近の記事なのでご覧ください。
角田さんが詳しく15〜17年の違いと昨年、第8戦アゼルバイジャンで
プレチャンバーを取り入れて燃焼室、ポート、ピストン、点火システムを大幅に変更したとか…振動が問題になった時の詳しい解説もされてました。
9000rpm付近の低回転で振動が問題になった原因は異常燃焼、それを改善したら低速トルクが上がったとか…
オイル消費もこの頃に試したとか…
最後のコメントには
18年はリセットしてスペック1から始め6まで進化させる…
面白い内容です。
https://www.amazon.co.jp/F1%E9%80%9F%E5%A0%B1-2018%E5%B9%B4-3-16%E5%8F%B7-NEW%E3%83%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%8F%B7/dp/B079PHF8N8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1520169792&sr=8-1&keywords=F1
早速読ませて頂きました。
F1速報見直しましたよ!内容が薄いと思って立ち読みで済ませる事が多かったんですがw
ここまでのメカニズム情報をホンダが提供するなんて驚いた!マクラーレンに受けた屈辱を威信をかけて挽回するつもりですね。
2017年にこれほどまでに改善を進めていた事で自信もついてきた。
それにいち早く気づいたレッドブルは凄いな。
F1速報別冊 F1メカニズム最前線 2018 (ニューズムック)
正しいリンク先、有難うございます。
失敗した所、そこまで書いていいの?と思う内容でしたが
ここまで書いてもらえるとスッキリして良いですね!
トロロッソとはPUだけではなく、あらゆる所にまでホンダが関わってるようなので本当に楽しみです。