2021年に導入される、土曜日スプリント予選開催時のフォーマットが決定しました。
金曜日の午後に、今まで土曜日に行われていたノックアウト方式の予選が行われ、土曜日の午後に約100kmのスプリントレースが行われます。
このレースでのポイントは、1位3p・2位2p・3位1pとなります。
タイヤルールやパルクフェルメルールが、かなりややこしいのでまとめてみました。
スプリント予選開催時フォーマット
曜日 | セッション | 時間や距離 | タイヤ | 返却 |
---|---|---|---|---|
金 | プラクティス1 | 60分 | 自由 | 1セット |
金 | 予選 | Q1・2・3 | ソフトのみ | Q3セット |
土 | プラクティス2 | 60分 | 自由 | |
土 | スプリント予選 | 100km超 | 自由2 | 1セット |
日 | 決勝レース | 300km超 | 自由 |
タイヤルール
- タイヤは固定セットとなり、ハード2、ミディアム4、ソフト6の合計12セット
- 予選用はソフト5が固定、決勝レース用固定はハード1・ミディアム1
- スプリント予選・決勝レースは、スタートタイヤを自由に選択
- プラクティス1の自由セットは(Q3専用ソフト以外)
- プラクティス2の自由セットは(P1で返却した1セットを除いた全てのタイヤ)
- スプリント予選の自由セット2は(P1で返却した1セットと決勝用ハード1・ミディアム1を除いた全てのタイヤ)
- スプリント予選の返却タイヤは最も周回数の多いタイヤ
- 決勝レースは新品ハード1、新品ミディアム1、返却していない8セット
ウェットの場合
- イベント開始時は、ウェット3とインター4
- FP1または予選がウェットの場合、チームは追加のインターを受け取りますが、スプリント予選の前に使用済みのインターを返却する必要があります。
- スプリント予選がウェットの場合、チームは使用済みのウェットまたはインターを1セット返却して、新しいインターと交換することができます。
- 合計9セットのウェットとインター
ピレリ発表の記事「TYRE ALLOCATIONS AND USAGE RULES FOR GRANDS PRIX WITH SPRINT QUALIFYING」
パルクフェルメルール
金曜日の予選開始から、主要なコンポーネントを交換するなどの行為は禁止されます。
今までと同様に、予選開始後、ピットレーンを最初に離れた後は、セッティングを変更する事は出来ません。
予選とスプリント予選の間(プラクティス2を含む)で、チームはサスペンション(スプリングとダンパー)を変更または調整したり、キャンバー、トー、または車高を変更したりすることができます。- 予選とスプリント予選の間(プラクティス2を含む)で、フロントウィングフラップを調整できます。
- スプリント予選で壊れたフロントウィングなどのエアロパーツは、同一のもの以外に交換可能。
- スプリント予選後、ブレーキディスク及びパッドを同一のものに交換可能。
- スプリント予選後、FIAに過度の摩耗を示すデータを提示できる場合、チームは新しいクラッチを取り付けることができる。
- パワーユニットとギアボックスの冷却は、予選開始の1時間前とスプリント予選開始の1時間前に、FIAの指定された気象サービスプロバイダーによって記録された10℃以上の変化がある場合、ブレーキダクトとエンジンカバーの出口またはルーバーを変更することによって調整できます。
- パーツ交換やセッティング変更により、重量配分を変更できます。
※事前情報と違い、7月12日に発行されたスポーティングレギュレーションでは、予選とスプリント予選の間(プラクティス2を含む)でサスペンションセッティングの変更が出来なくなっています。
まとめ
100kmのスプリントレース、コースによって変わりますが約20周、軽い燃料タンクでハイペースの中、ソフトタイヤと言う選択はほぼないでしょう。
ハードはスタート時の不利が大きく、おそらくミディアムタイヤの固定レースになります。
F2のようにリバースグリッドでもないスプリントレースをやる意味があるのかどうかわかりませんが、チームとドライバーは日曜決勝レースのフィニッシュまで、気の抜けない100kmが加算された事になる。
導入予定は、シルバーストンとモンツァ、どっちも追い抜きの少ない単調なレースが多い印象、スタートタイヤを自由に選べる=ほぼ全台が新品ミディアムスタートとなる決勝レース。
ピットストップタイミングが一緒になり、更に単調さが増すと思いますが・・・。
タイヤ使用戦略も大幅に削がれてしまってるし、なんだかなぁ~。
ダメ出しすればキリがないので、やってみてフォーマットを変更していけばいいのかなと思います。
このスプリントレース、元々はリバースグリッドで行うという話になっていたから驚きですよね。どこまで作為的になれば気が済むんでしょうか?他にやるべきことがあると思います。
PU交換などのペナルティはいつ適応されるのでしょうか?
スプリント予選でグリッド降格があるのならメルセデス レッドブルは最下位スタートからポイント圏内スタートができ、また同じタイヤスタートなのですぐに表彰台圏内に戻ってと思います
DRSが2秒以内から作動するので短いレースでもサクサク抜いて行くでしょうね
ペナルティは決勝レースになるでしょうね、あくまでも予選レースですから。
20グリッド降格決まってたら、今でも予選は107%タイムだけだして走らない訳で、スプリントなんて走る意味も無いですね。
流石に
空力パーツ開発間違った…
よしスプリントでクラッシュして予算上限枠外で新しいパーツ作ったろ…
とか無いですよね…(-_-;)
タイヤ自由ってのが良く判りませんね。
ただ決勝のスターティンググリッドもスプリントレースで決まるので、ダラダラのスプリントレースにはならないかな?
ところでPUのマイレージ的にどうなんでしょうね?
PUが厳しいならスプリントレースがダラダラになる可能性が高くなるかと。
自由枠のタイヤをいつ決めるのかが明確じゃないんですよねぇ。
一応今のルールで、時系列に書いてみましたが、トップチームはかなーり温存できますよ。
温存したところで意味のないコースでのレースになりそうですけど。
今のオーバーテイクの難しいF1でスプリントレースがどれほど魅力のあるレースになるのか疑問です。
PUマイレージだけでなく、資金が追加されるとはいえ予算制限もある中でチームがプッシュをしてまともなレースをしてくれるとはとても思えないのです。万が一マシンを壊してしまったら日曜日のレースだけでなく今後のレースにも支障が出そうですし。
パレードランにはならずにドライバーたちがプッシュをして楽しめるレースになってくれることを願うばかりです。
金曜日予選で失敗したドライバーはスプリントで仕掛けてくるかもしれませんね。
トップ10のドライバーはフロントローが狙える場合を除いてはオーバーテイクのギャンブルはしないように思います
もしくは奇数列偶数列で有利な列を狙おうとするかもしれませんが、レースはタイムアタックと違って全開走行前提ではないので損得勘定が働くだろうと思いますね。
スプリント予選は結構厳しいですね。
中段チームは少しでも良いポジションを得ようと無理すればダメージの危険もあるし、20周だと無理するやつも居そう。
クラシュしても予算問題に影響のないハースは怖いなぁ。
スプリントレースをやるくらいであれば、レギュラードライバーではなく
リザーブドライバーでやったほうが面白いと思います。
昔は金曜日にリザーブドライバーが走って、タイムを争ってました。アンソニー・デビッドソンが金曜日はやたら早かった。^^
リザーブドライバーの実力把握や金銭で困っているチームは金を受け取って金曜日に走らせることが出来るし、リザーブドライバーがスポンサー持ち込んでくれるかもしれない。チームにとっても良いと思うのですが?
あれ、タイヤは軽い方が摩耗がしにくいのでは?シルバーストーンで100kmだと17周でちょうど去年のソフト第一スティントくらいなので全車ソフトかな?と想像していました。
しかし、視聴率はどうなるんでしょうね。日曜が再放送のようになりかねない。
軽いタンク、常にスロットル全開、ターン速度が上がる、横Gの増加、タイヤへの負荷増大、ソフトは過熱しやすい、ソフトはマネジメントが必要、結果最初だけ速い
まぁこんな感じになってしまうので、シルバーストンでは相性が悪そうなソフトかな~っと思います。
モンツァなら問題ないかもしれません。