2月22日、アルファロメオ・レーシングは新マシン「C41」を発表しました。
ライコネンとジョビナッツィのコンビは3年目、本年度をもってアルファロメオのスポンサーシップが撤退との噂もある。
クビサが引き続きサードドライバーを担当する。
アルファロメオ C41
ノーズは表面が丸みを帯び、メルセデスほどではないがナロー化している。ケープの先端部分がワイドでノーズの先端から始まる。
フロントウィングステーはワイドで、その間に真っすぐ空気を導きたい印象を受ける。Y250ボルテックスを発生する切り欠きは4つを綺麗に並べている。
サイドポッドは上面を急傾斜させフロアまで付けるトレンドとは違い、フロアと接着部分を出来る限り絞る手法を用いている。
リアカウルは大きい、これは気温が高い時用だと思うが、ドラッグが多すぎると思うのだが・・・。
C41 ラウンチイベント画像
真上からの画像は画質が悪いが、サイドポッドの幅が狭くなったのがよくわかります。
ノーズ付近の形状がよくわかる2枚の画像、表面の丸みを帯びた曲線が、綺麗にノーズ裏面に繋がりケープに合流している
この角度だとサイドポッド下の絞りこみ具合がよくわかります。このコンセプトはマクラーレンも同様ですね。F92AやSTR6のダブルデッキまではいかないが、重心が上がってしまう事が最大の欠点。
C41 シェイクダウン時
C41とC39の比較画像
サイドポッドは幅が縮まっている。レーキ角はかなり強めです。
まとめ
フロアの端にエアロパーツが全く無い事からも、これはスタンダートモデルになるだろう。
ノーズステーやサイドポッドが昨年のマクラーレンを思わせる。かなり大きいリアカウルはトレンドに逆行しているし、サイドポッドもしかり、ディフューザー上面に導く空気を最優先に考えたのだろうか。
サイドポッドからコークボトルラインは、かなり幅が絞られている。
ケープの先端がワイドで尚且つ最も前から始まる。こんなコンセプトを採用するのはこのチームだけだろう。
Y250ボルテックスと逆回りに発生するケープのボルテックスを、他のチームよりも数10cm以上前から発生させる利点は何だろうか、ドラッグもかなり多くなると思うんだけどなぁ。
サイドポッドは後方を低くするよりも、左右から押しつぶした様な恰好になっている。それはそれでトレンドでもあり、どっちも上手にバランスをとるのでは無く、一方に重点を置いていると思われる。
しかし、リアカウルをあんなに大きくする必要はないと思うんだけなぁ~、変わった冷却パーツでもついてるんだろうか?わからん。
https://formula1-data.com/article/alfa-romeo-c41-technical-specification
驚いた事にノーズにトークン使ってギアボックスは2020年型のようです。
上の緒元と公式サイトを確認しましたが同じ内容でした。
去年のギアボックス使うって事は、カーボン巻いての補強もそのまま?
それとも他の方法で対処出来る?
大丈夫なんですかね?
ギアボックスはシーズン通して使えていたので問題はないですが、確か他チームよりもスペースを使ってるはず。
そうか、それでサイドポッド下方とコークボトルラインを絞り、ディフューザー上面への流量を増やしたのか。
まぁなんて言うか、速そうには見えないから、どうなんでしょうって感じ。
これでハースがギアボックスにトークン使って速くなり、アルファロメオと大きな差が出来たりしたら、色々と面白く言われそうですね。
フェラーリもハース優先みたいな感じになってきてますし。
フェラーリがトークンを使ってギヤーボックスを変更しても、それを購入するチームはトークンは消化しないのでは?
エンジンカウル後端が大きいのはメルセデスのような排気ダクトをボディ表面に付けたくないからではないでしょうか。
そうれにしても見る角度によってはこのノーズ・・・・仮性〇茎ノーズにしか見えません笑
あ、何気に赤白が反転してますね。
発表会仕様はカモフラージュしまくりで何が本当か近年はわかりませんね。
ギアボックスは2020年型が凍結対象なので、2021年型はトークンを消費します。
ハースはフェラーリと同一の最新型を使う可能性が高いです。
私は、おっさんなので、板かま(板かまぼこ)ノーズと命名します(笑)
板かま、うまいんだよなぁ。
昨年のワイドノーズ勢が今季、ナローノーズにした時点でギアボックスに使えるトークンがないので前年のままにするしかないです。
逆にギアボックスを改良し、リア周りを改善させると宣言していたフェラーリはワイドノーズ確定とも言えますね。
恐らく、ハースはフェラーリの右倣えになると思うのでフェラーリカスタマー同士でも違いが見られるシーズンになるのではないでしょうか?
アルファロメオはフェラーリPUカスタマーの中でも、ハースとは一線を画してインダクションポッドの形状が独特(中央の三角形はフェラーリワークスと同じコンプレッサーへのエアー導入口)で、シャークフィンほとんど無いくらい小さくなった。
ギヤボックスケーシング、リヤサスペンションはフェラーリから供給される同一モノであってもフロントサスペンションだけがアルファロメオのオリジナル?(ハースは、フロントサスペンションもフェラーリから供給)
カスタマーチームにモノコック変更の負担掛かるので、セパレート式ターボのPU導入は見送りされていると推察します。
アルファロメオもフロントノーズ変更を重視した。
ご推察の通り、今季はトークン制がある為、カスタマーを有するフェラーリがセパレート式に変更は見送るしかないでしょう。
開発凍結が2022年の開幕戦でホモロゲーションされるのもその辺りが関係してると思います。
カスタマーのいないルノーなら今季からセパレート式に変更してくる可能性はありますが、マクラーレン以上のリスクを背負ってまでやるかどうか…。
昨シーズンから成果の出ているルノーなので、2020年の車体(モノコック?)変更してまでセパレート式に変更するとも考えられないですね。
来シーズン新F1に向けて、今シーズン犠牲にしてセパレート式のトラブルシューティングに充てるなら可能性あるかも知れないですが?
メルセデスPUに変えたマクラーレンよりは、
PUと車体も同時に製造するワークスチームなので、いくらか手間の掛からない作業かと素人ながら思っていますが?
アルピーヌA521がセパレート式を採用したらビッグサプライズです。
ケープのステーのスリットが無くなったように見えるのでその代わりのためのノーズ横の縦のフィンなんだろうと思います。
バージボード内側に気流を送る役割でしょうがどうだか…