最終戦のアブダビGPは伏兵ボッタスの予選ポールポジション、2番手ハミルトン、3番手ベッテルとなっています。予選タイム差からもメルセデスが圧倒的に優位な状況でスタートします。
スタート順とタイヤ
グリッドペナルティはハートレーの10のみとなっています。
アブダビGP決勝レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度30℃で始まり、決勝は55周の争いとなります。
スタートではターン3でマグヌッセンがスピンして最後尾へ、その他は綺麗なスタートでした。アロンソは一時10位に上がったもののマッサに抜き返されて11位です。
3周終了時点の順位
ヒュルケンベルグはショートカットで順位を上げてペナルティ5秒が宣言されています。
6周目グロージャンはストロールをターン8で抜くがターン11で抜き返されています。
8周目フレッシュエアーで走るボッタスはハミルトンに1.9秒差つけています。ベッテルはトップから4.4秒差。
全体的に隊列を崩さずに、かなり落ち着いたレース展開となっています。1秒以内でバトル中なのはストロール対グロージャンのみです。
11周目とうとうグロージャンがストロールをとらえました。12周目ストロールはピットへSSに交換。
アロンソはマッサの1秒以内に入りましたが、スリップとDRSでもストレートエンドで並ぶことすら出来ません。ブラジルの再現ですよこれは。
15周目フェルスタッペンがSSへ
16周目ライコネンがSSへ、フェルスタッペンのアンダーカットをカバーしました。
17周目ぺレスがSSへ、ターン20でガスリーがスピンして17位へポジションダウン。
18周目ヒュルケンベルグがSSへ、ペナルティ5秒を消化してギリギリでぺレスの前へ復帰しました。
19周終了時点の順位
20周目リカルドがSSへ
21周目ヒュルケンベルグがグロージャンをパス、ベッテルがSSへ、リカルドが油圧系トラブルでリタイアしました。
22周目ボッタスがSSへ、アロンソがSSへ
23周目マッサがSSへ
24周目アロンソがタイヤ交換直後のマッサをパスしました。
24周目ハミルトンがSSへ、ボッタスの後ろで復帰しました。
SSに交換してからハミルトンのペースが良く、ボッタスに近づいています。
27周目ハートレーがUSへ
32周目ガスリーとエリクソンがUSへ、USで引っ張っていたオコンとサインツがSSへ
サインツの左フロントタイヤはナットが締まっておらずリタイアしてしまいました。オーバーカットされそうだったアロンソはポジションキープ。
全ドライバーがピットストップを終えた34周終了時点の順位
ボッタスとハミルトンは1秒ちょっとの争いが以前続いています。アロンソは9位、マッサは10位と入賞圏内、ヒュルケンベルグは安定して6位走行中。
38周目USのウェーレインがマグヌッセンのペースを上回ってDRS圏内に入っています。
13位のマグヌッセンのペースが上がらずハートレーも近づき3台連なってのバトルになっています。
44周終了時点の順位
3位ベッテルは20秒も離されてしまっています。メルセデスは何かあれば順位が変わってしまうトップ争い。ハミルトンは強引にはボッタスを抜きにいかないでしょう。
今年何度か助けてもらったボッタスに優勝させて上げようなんて考えているのかも。
周回遅れによってボッタスとハミルトンは時折1秒以内に入るも、前が開けた途端ボッタスのペースが急上昇し、残り4周で40秒台に入るファーステストを連発。
残り2周になり二人の差は4秒以上となり、さすがにハミルトンも諦めたでしょう。
55周終了、ボッタスとハミルトンのメルセデス1,2フィニッシュでアブダビGPは終了しました。
アブダビGP決勝結果
まとめ
終わってみればボッタスのポールトゥウィン!ファーステストラップ!ドライバーオブザデイのおまけ付き。
ハミルトンは攻めていたのか?ボッタスに適度の緊張を与えていたのか?実はレースをコントロールしていたのは俺だと言わんばかりのチャンピオンの走りに見えました。
チームプレイに徹して時にはハミルトンを先行させ、時には壁役になり耐えてきたボッタス、最後に勝てて良かったね。おめでとう!
ハミルトンも自分の事のように喜んでいるところを見ると本当に関係がいいよね。今年のメルセデスの強さが最終戦にも披露され速さだけでなく、そのチーム力の強さをも見せつけました。来季もこれは手ごわいよフェラーリ頑張って。
ルノーは久しぶりにヒュルケンベルグが良い決勝レースを展開、リカルドのリタイアにも助けられた6位入賞でコンストラクターズでトロロッソを抜き6位。
そしてマクラーレンホンダのアロンソは9位入賞で最後のパートナーシップに花を添えました。引退のマッサは10位入賞でウィリアムズに良い置き土産を残しています。
トロロッソはガスリーがスピンしまくっていてちょっと心配ですね。やっと完走出来たハートレーは安定してるなぁっと感心しました。しかしながらマシン的にはかなりつらい状態でした。ホンダとのパートナーシップに向けてリソースを完全に来季に振ったためのものと思っています。
プレシーズンテストではとにかく走れることを目指して、良いマシン用意してほしいな。頑張ってくれよトロロッソ・ホンダ。
F1.com動画リンク
決勝ハイライト⇒https://www.formula1.com/en/video/2017/11/Race_Highlights_-_Abu_Dhabi_2017.html
前にマッサの居ない状態でアロンソとサインツのバトルが見れると思った瞬間に
ピットミスでコースアウトだなんて・・・そりゃないよルノーさん。
ヒュルケンベルグが良いのはもちろんのことですが、フォース・インディア勢が
まったく着いていけないなんて予想外の驚きだった。
マクラーレンホンダの最終的な現状として車体・PU共にルノーにもかなり
離されてしまった感じですね。
ルノーの後半の車体開発は優れてましたねー。
マクラーレン同様ドラッグは多そうですけど。
来季のマクラーレン対ルノーは興味深い。
一年間お疲れさまでした!そしてSSで普通にいけましたね、はい。Sは流石に冒険しすぎでしたw
ですが、気温が思ったより低くてUSがかなり持ったのにビックリしました。
マクラーレンのピットストップに四秒もかけて、普通に交換してたら余裕でアンダーカット出来ていたのに、マッサに前に出られてしまい、何とかアロンソがねじ込み抜きましたが、来年への不安があります。冬の間に猛特訓して速くしてほしいです。
来年はHALO(名前変更?)が付いたりチョイチョイ変更はありますが、基本は変わらないはずなので、今年一年でドレだけレギュレーションを理解して、より洗練されて出てくるか楽しみなオフシーズンになりますね!
あ、タイヤは七種類になるのなら、選ぶタイヤは三種類から四種類に増やしてほしいです。より戦略に幅を効かしてほしいです。
25周すぎてもUSタイムがSSを下回らなくて、あらあら状態でしたわ。特にサインツが上手く使ってましたね。
タイヤ7種類もいらないんだけど…
名前もおかしな事になってるし、いつでも使いたいタイヤ選べるって話はどうなったのか?
うーん…ガスリーちょっと心配ですね。
このサーキットgp2では優勝しているみたいなのでちょっと期待してたんですが…
車が悪いのかドライバーが悪いのか…
F12017年シーズンもフィナーレ&1年間更新お疲れ様でした
最終戦はメキシコ、ブラジル程荒れた展開も無く比較的クリーンなレースで何よりでした
中段は終盤に来てかなりペースが拮抗していたので、ピット作業の重要度もかなり増していましたが、やらかしてくれたマクラーレンにルノー…..
特にマクラーレンは今シーズン通してピット作業が遅かったのも来季への懸念事項になりそうですね
来季は上位3チームの三つ巴で最終戦までもつれ込めば、より面白いシーズンになりそうです
今のこの時期になってマクラーレンの反対によって廃止されたシャークフィンが各チームにどんな影響をもたらしてくるのか、HALOの導入もありますし、完全に今季の発展型とも言えなくなりそうな来季のマシンの公開も今から楽しみですし
マクラーレンvsルノーに終盤失速したトロロッソがホンダを積んでどの位置に来られるかも楽しみです
皆々様。暖かいお疲れ様でしたの言葉に感謝です。
ホンダ復帰からブログを開設し今年で3年目、今年は色々な事に挑戦させて頂きました。単なる感想文だった1年目から見れば大きく成長できたと感じております。
過去記事なんか見るとちょっと恥ずかしいですが、ブログ慣れしていない新鮮さもあってこれはこれでありかなっとw
マクラーレンホンダを応援したい、日本のF1人気を少しでも回復させたいと思いやってきましたが願いは叶わず。
やっぱり日本メーカーが活躍しそして日本人ドライバーが活躍してくれないといけません。そんな日が来ることを夢見つつ来季はトロロッソ・ホンダの応援(叱責も有り)を中心に頑張っていきたいと思います。
管理人様:
毎回、興味深い記事を提供していただきありがとうございます。
他のF1情報は、同じような内容ばかりですが、ここは管理人さんの思いが感じられる記事が多くて、シーズンオフの記事についても楽しみにしています。
また、寄せられる皆さんのコメントもなかなか面白いのですが、記事の更新が素早いと どこにコメントが付いているのか、よくわかりません。各記事に対するコメント数が分かるように表示して頂いたら便利なのですが。
ご指摘ありがとうございます。ワードプレスの私の知識の範囲内でコメント数を各記事の更新日の横に表示するように設定しました。
また、サイドバーの人気記事の下に「最近のコメント10件」を表示させました。
スマホで見ると記事一覧⇒人気記事⇒最近のコメント・・・となる様にしました。
このあたりのユーザー様の使い勝手に対してはどしどし要望して下さい。それなりに勉強して対処いたします。