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F1バーレーンGPでのトロロッソホンダ・ガスリー躍進は凄かったですね。興奮冷めやぬって感じなんですが、いつまでも余韻に浸っている訳にもいきません。まだ戦いは始まったばかりですから。

ここまで速く走れた理由の一つにエアロアップデートが一旦を担った事は確かです。

効果は良くてもラップタイム換算0.05~0.1秒程度と言うものですが、バージボードには技術規定クリアのために変わった処理が施されています。

引用元:http://www.f1i.fr/

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バージボード新旧比較画像

白矢印の部分が多段化されていますフォースインディアの処理に似た感じ。黄矢印の部分はめくり上がり空気を底面へと導く処理がされています。

エアロパーツのこういった処理は、小さい渦が結合して渦巻きを作り出し、前輪で発生する乱気流を導くために有効なようです。

 

底面に入ったスリットにより、その真上にある水平フィンにカットを入れなければならなくなった。

技術レギュレーションでは「底面から見た時に隙間がある場合は、その視界を妨げてはならない。」っとなっているそうです。知らなかったぁ~。

じゃあ見えないように重ねればいんじゃね?って事になりますが、それ以上にこのmm単位での隙間処理での恩恵が大きいんでしょうね。

リアウィング新旧比較

これはメルセデスの処理に似ていますね。前面から見ると翼端板に向かうほど狭まるタイプ。

中央のメインプレートの湾曲を強くして、上面で空気を押さえつけて圧力を高めるよりも、下面の流速をアップさせて圧力差を大きくするタイプですね。

旧タイプより前面投影面積が減り空気抵抗を減らす、それでいてダウンフォースを確保する。

これらのエアロアップデートは、昨年他チームがどんどん改良していった中で、取り残されていたトロロッソが追いついてきた事を意味しています。

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メカニカル面セッティングの新たな哲学

米家さんのサイトにジェームス・キーのインタビュー記事があります。中身はメンバーのみなのでわかりませんけどね;;

webSportivaの米家さんの記事がアップされました。

エアロアップデートの0.1秒だけで説明つかない速さとタイヤのデグラ抑制は、メカニカルセッティングの変更にあったようです。これについては皆さんも薄々感じ取っていたでしょう。

ハートレーが旧仕様⇒新仕様を金曜日⇒土曜日の期間で変更できているので、新しいエアロセッティングと融合する、主にはサスペンションセッティングの変更だとは思います。

今の複雑難解なサスペンション関連技術を、紐解く力は私にはございませんのでご了承下さい。

 

凄ーく大雑把に考えて⇩

タイヤがもつようになった⇒タイヤの空転が少ない⇒ダウンフォースは強くない⇒トラクションは何で稼ぐ?⇒足が硬いとダメ⇒足は柔らかめ!?

ってな感じでしょうか。

 

このあたりの解析は中国GPでの走りで、どのように証明されるのか楽しみです。

明日の水曜日にチームは現地入りします。木曜日にはマシンの組み立てとプレスカンファレンス、金曜日にはもうフリー走行が始まる。

多分プレスカンファレンスにはガスリー出るんじゃないかなっと思ってます。

 

土曜日まで普通に仕事だったの忘れてました・・予選がリアルタイムで見れない(泣