過去にあったF1技術に迫る!今回はハイ ノーズの歴史を振り返っていきます。

最近になってF1を見始めた方に、2020年今現在のノーズはロー?ハイ?と質問すれば、ほぼロー との答えが返ってくると思います。

 

正解は「High Nose」なんですよね!

という事で歴史を振り返ってみましょう。現在も活躍する例の天才が関わっています。

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ハイ ノーズ(High Nose)の歴史

1988年、エンジンは1,500ccツインターボのパワー競争時代でした。非力なジャッドエンジンを積んでいたマーチは、驚くべきマシン881をデビューさせます。エイドリアン・ニューウェイが設計に関わった初のF1マシンです。

https://www.youtube.com/watch?v=p5-KWp0AJGI

ノーズが若干持ち上がっているのがわかると思います。これがF1史上初と言っていいハイノーズの始まりです。

https://www.mclaren.com/

同じ年のマクラーレン・ホンダMP4/4はノーズの先端からフロアまでフラットになっています。

マシン前面からフロアに空気をより多く導く、その空気はフロアと路面の狭い空間に阻まれ加速し負圧となる。ニューウェイはこの思想を風洞実験も無しに頭の中で描いていたと言われています。

1990年代のノーズ

1990年、ティレル019にてノーズは大きく上昇します。通称アンヘドラルウィングです。

https://en.wikipedia.org/

1991年、ウィリアムズに移籍したニューウェイによるFW14、モノコックの前方を上昇させフロアの先端であるTトレイが出現している。

https://twitter.com/1990sF1

1992年、ベネトンは1991年からハイノーズと吊り下げ式フロントウィングを採用していた。B192はノーズが更に尖がった!黄色のカラーリングと相まって、バナナノーズなんて言われていました。レイナードのF1プロジェクトを元にしたロリー・バーンの設計。

https://en.wikipedia.org/

1996年、ニューウェイの傑作とも言われるウィリアムズFW18、デーモン・ヒルによりチャンピオンとなっている。この頃はほとんどのマシンが似たようなノーズになっていた。

https://twitter.com/f1_old

1998年、マシン全幅は1,800mmになった。マクラーレンに移籍したニューウェイによるMP4/13はノーズ先端を下げている。ミカ・ハッキネンのチャンピオンマシンになっています。

https://www.racefans.net/

2000年代のノーズ

2000年、フェラーリに移籍していたロリー・バーンによるF1-2000、シューマッハが前年の骨折事故から不死鳥のごとく復活し、フェラーリに21年振りのチャンピオンをもたらす。

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このノーズ先端の微妙な高さの位置、全体のシャープさは惚れ惚れするほどカッコよかったです。

2001年、フェラーリF2001は一転してノーズ先端を下げます。

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当時はいきなり下がったノーズに唖然となりました。色々な見解がありますが、フロントウィング両端フラップの位置が50mm高められた事でフロントダウンフォースが減りそのバランスをとるため、ノーズの重心を下げるため、フロアに多くの空気を取り込む事はライドハイトに対してシビアな空力特性になるため、などなど・・・。

この後、全チームが同じコンセプトを採用していき2008年まで続いたのでした。

2008年、ハミルトンがワールドチャンピオンに輝いたMP4/23、エアロパーツだらけの高ダウンフォースマシンだった。

http://lookatthecar.org/

2005年よりフロントウィング両端は基準面より150mmの高さになっている。ノーズ下のY250エリアにもフラップが許されており、空気を綺麗に流すと言うよりは、跳ね上げてダウンフォースを稼ぐスタイル。

長くなりそうなので、この後はPart.2にしたいと思います。