2018年F1の3戦目中国GPは今年で15周年、中国経済世界進出の象徴的なグランプリ。
ベッテルは開幕2連勝と波に乗っているが、この上海はハミルトンサーキットとも言うべき相性の良すぎる場所。
バーレーンでのミディアムの速さは流石メルセデスと言わざるを得ない。結局のところ硬いタイヤが得意なメルセデスと柔らかいタイヤが得意なフェラーリ。
昨年と変わらない両者の気質は今後どう変化していくのか?乞うご期待!
中国GPのタイヤ選択
今年初タイヤ飛ばし選択、SとUSの間のSSが無い。ハミルトンはミディアムテストは必要無しの安定設定、ソフトをきっちりチェックするようです。
予選前はM1,S2,US4で残すのが主流となるでしょう。
2017年のタイヤ戦略
2017年タイヤの状況
若干ウェット路面のスタートとなりインターでスタート、トップ2はソフトを2スティント選択している。
レッドブルはマシンの速さが足りなかったため、ペースをタイヤ面でカバーするためSSで2スティント走っている。
SやSSは共に30周ぐらい使えていた。
2018年のタイヤの状況は?
5段階指標 | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | AUT | GBR | HUN | BEL | ITA | SIN | RUS | JPN | USA | MEX | BRA | UAE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダウンフォース | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | 5 | 2 | 3 | 4 | 4 | 2 | 1 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 |
路面グリップ | 1 | 4 | 3 | 4 | 4 | 1 | 1 | 2 | 4 | 4 | 4 | 2 | 1 | 4 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 |
路面の荒さ | 3 | 5 | 3 | 1 | 4 | 1 | 1 | 1 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
タイヤ横方向 | 2 | 3 | 4 | 2 | 4 | 1 | 1 | 3 | 5 | 4 | 4 | 2 | 2 | 5 | 5 | 4 | 2 | 4 | 3 |
タイヤ全体 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | 1 | 2 | 2 | 5 | 3 | 5 | 5 | 1 | 2 | 5 | 3 | 3 | 3 | 2 |
ストレートが長くダウンフォースを削らなければならないが、テクニカルセクションの高速コーナーも多い。
縦横とすべての方向への負担が大きい。ピレリの指標では負担度は4とかなり高い。
タイヤのデグラデーション
バーレーン(57周)である程度見えてきたデグラ状況では、大まかにM40周、S30周、SS20周となっている。
今回は負担度指数が1アップしますので、M35周、S25周、SS16周と予想しておきます。
まとめ
メルセデスの突然のミディアムタイヤ戦略に驚かされたバーレーン。おかげて緊迫感が増してガスリーの活躍もあり、非常に見ごたえあるグランプリになっています。
私はライブと録画でとりあえず2回見ましたw
ピレリが目指していたタイヤ戦略の違いによる面白さが、2戦目で体現されたのは良かったと思う。ベッテルのソフトマネージメントは素晴らしかったし、あれを実現できるマシンの完成度も素晴らしい。
フェラーリは今年こそメルセデス撃墜できるかも。
中国でのタイヤ戦略はUS⇒S⇒Sが通常な流れと思われますけど、メルセデスやフェラーリはバーレーンでの結果を踏まえてQ2でSを選択しておいて状況しだいでMでのワンストップは考えおいた方が良さそう。
終盤にMで走るハミルトンに、襲い掛かるUSのベッテルとか熱いなぁ!
そんな妄想をして楽しんでいる私でございます。
トロロッソホンダの連続活躍に期待したいところですが、サーキット相性が悪そうな予感。
長いストレート、高速コーナーこれらの部分への対応が・・・。
とりあえず、心配するのは金曜日終わってからにしよう!
長いストレートからの急カーブっていうと、富士の1コーナーを思い出しますが、平地の上海だけに高低差は富士ほどではないんでしょうね。いろんな意味で楽しいレースになりそうですが、まずは2台完走して欲しいです。
バーレーンの興奮冷めやらない内に、もう中国GPの金曜プラクティスが迫ってきました。
過度な期待はいけないと思いながらも、トロロッソ・ホンダの連続での活躍を考えてしまいますが、少し冷静に見通しを考えてみました。
上海サーキットで思い出すのは、マクラーレン・ホンダが長い裏ストレートの終わりで予選下位の車に簡単に抜かれていく(逆にDRSを使っても抜けない)シーンですが、「ドラッグ大きい、デプロイ足りない、燃費厳しい」の三重苦で当然の結果かもしれません。
今年の新生トロロッソ・ホンダはどうか予想してみたいと思います。
・バーレーンに持ち込んだモディファイで「同じダウンフォースを得ながらドラッグを減らす事が出来た」とのチームのコメントは、メルセデス&フェラーリに次ぐトップスピードを出しながら6番手に付けた予選結果からも伺え、少なくとも前にいれば抑え切る事は出来るのではと思います。
・ホンダが2017年取り組んだ一つが「デプロイの改善」ですが、シーズン終盤までに「ハードだけでなくソフト面でも改善出来た事は大きな進歩だ」と言っている事から、2018年仕様は1年前よりかなり進歩していると考えられます。今年はデプロイに関するネガティブなコメントがドライバーからも田辺さんからも聞かれない事が、それを物語っていると思います。
・上海は燃費にも厳しいコースです。エンジン出力と燃費は正比例の関係に有り、非力な昨年のホンダは燃費でも苦労しましたが、「ホンダとルノーでパワー差は感じられない」と言うガスリーの言葉をそのまま受け取ると1年前より大きく進歩しており、プレチャンバー方式と相まって燃費もかなり向上しているのではと思います。
今回もポジティブ思考でコメントさせて頂きましたが、良い位置からスタート出来ればかなりいい順位でゴール出来るのではないかと思います(思いたい)。
でも田辺さんが言う通り、まず信頼性面で結果を出していく事が大事ですよね。シーズン終盤にグリッドペナルティをどれだけ回避出来るかが、大きな鍵になる事は間違いありませんから!
このまま記事に出来るほどの素晴らしい予想文章ありがとうございます。
ブログやってみませんか?w
速度に関してはギア比の問題がどうなったか気になるところなんですが。
先越された的なギア比の話題が情報通さんにあったので、ただいまテレメトリーデータのあるオンボード動画をあさっています。
少々お待ちください。
SS飛ばしの状況でQ2にSで来るのかは興味ありますね。
そうなったら上位陣のやらかしも有りそうで白熱したQ2になりそう。
上海では天候も気になるところですね。
決勝日が晴れ時々曇りになっているので今年初めて炎天下の決勝に
なるかもしれないということは、タイヤのデグラデーションや
冷却問題と色々問題が噴出して荒れるレースになるかも・・・。
予選でUSタイヤを使用するはずなので、
管理人さんの予想タイヤ周回数で考えると、
US→US→S 対 US→S→S の戦いになるような気がしますが、
状況によっては US→US→M や US→S→M がいるかもしれませんね。
おっしゃるようにSタイヤスタートだとどうなるかですよね。
ピット時のロス次第では S→M のチームがあっても良いですよね。
US→M なんてチームありえますかね?
この序盤戦マシンは改良され、タイヤへの入力が変化して、あれ?あれれ?的なチームが多い。
下剋上するには絶好のチャンス!
という事で今回もS⇒Mでのエリクソンさんに期待しましょう。