低速サーキット最終戦となるマリーナベイです。
レッドブル大苦戦、フェラーリ対マクラーレンが展開される予定ですが番狂わせがあるか?
屈指のストリートコース、ドライバーのセンサーが試される。
シンガポールGP予選レポート
天候は晴れ、気温29℃、路面温度33℃で予選はスタートしました。
Q1
アルピーヌとザウバーが直ぐにコースイン。
ノリス30.7、ルクレール30.8、ピアストリ30.9、サインツ30.9
フェルスタッペン30.8、ヒュルケンベルグ30.9
2セット目のアルボン30.6、中古タイヤでノリス30.0、ピアストリ30.2
フェルスタッペン30.1、ハミルトン30.3、ペレス30.6
コラピント30.7、角田30.7、リカルド31.0で16位でした。
Q2
ノリス30.0、ルクレール30.2、ピアストリ30.3、ヒュルケンベルグ30.3、角田30.5、サインツ30.5
ずらしてコースインしたメルセデス2台、ハミルトン29.9、ラッセル30.1
ラバーイン(トラックエボリューション)が止まりません。
フェルスタッペンが単独で新品ソフト、29.6でトップ更新!
ピアストリ29.6、ルクレール29.7
角田30.2、ヒュルケンベルグ30.1
Q3
フレッシュエアー狙いで早いコースインが目立ちます。
路面温度は31℃台まで低下。
ヒュルケンベルグ30.8、ピアストリ30.0
サインツが最終ターンのラップインでスピンクラッシュ!!
赤旗です。
サインツのクラッシュ直後最終ターンをクリアしたフェルスタッペンのタイムは取り消し。
ノリスはセクター1,2最速でしたがフィニッシュ出来ず。
残り8分から再開ですが、誰も走らない。
残り4分でコースインしていきます。
ピアストリ29.9、ミスったなぁ。
ノリス29.5でトップタイム更新!
ハミルトン29.841で2番手!
フェルスタッペン29.728で2番手!!
ラッセル29.867で4番手
ルクレールはノータイム・・・
シンガポールGP予選結果
まとめ
ノリスが昨日から続く調子の良さを維持してポールポジションです。
フェルスタッペンが渾身のラップで2番手です。
リアがロールしてグリップする、昨日よりメカニカルグリップを高めていた印象でした。
ピアストリはスライドが多く5番手
メルセデス2台がいつも通りのセット修正力を示して3,4番手でした。
フェラーリはサインツがクラッシュ
ルクレールもグリップが無いのかQ3に入って調子が悪くなった。
角田が素晴らしいラップで8番手、RBはドラッグもあるが安定したダウンフォースもある。
そしてリアグリップの高さが武器です。
路面温度が下がっていく予選、その温度差は1,2度です。
ほんの少しレンジを外すと機能しなくなるC5タイヤ、ペレスはQ2からフェラーリはQ3から代償を支払った。
>ほんの少しレンジを外すと機能しなくなるC5タイヤ….
→これは皆、同条件ですが、リカバリしてくるのはやはりお手手なんでしょうか?
ドライバースキルは勿論ですが、マシンの挙動を感じられるとより楽になります。
温度が足りないと感じられればプッシュすればいい、それがどのようなプッシュなのかは選択しなければならない。
例えばピアストリはスライドさせてしまっていてオーバープッシュになっています。
逆にノリスはターンを長くとって横Gの時間を増やしています。
タイヤの温度を上げる、表面スライドではなく押し潰して内部の空気温度を上げる事が重要です。
横からすいません
なるほど(横、縦問わず)押しつぶして内圧を上げ温度を上げるってことですね
マックス、角田はノリスと違い横じゃなく縦かなと思いますが、構図としてはノリス-ピアストリと同じようにマックス-ペレス、角田-リカルドという図式が成り立っているのかなと勝手に納得しましたが、どうなんでしょう?
基本的に今必要なドライビングスタイルは、ステア中にブレーキもスロットルもなるべく操作しない事が必要です。
基本は基本で、必要な時にステア&ブレーキやステア&スロットルを使えるかどうかと言う事です。
それによりタイヤ温度を適正に保ちラップタイムを向上させます。
ペレスやリカルドはスムーズドライビングが基本でステアとブレーキ&スロットルが重なる時間が多いのが特徴です。
全てをスムーズな増減率で操作するために重なってしまうのです。
それが今のタイヤと重いマシンと多いダウンフォースには合わない事が多いです。
マックスやノリスのオンボードを見ていると、一気にステアして素早く戻す=フルスロットルを多く使っています。
テレメトリーにその操作が確認出来ます。(ステア角度とスロットルをコマ送りで確認するとその差がわかるのですが、テレメトリー付きオンボード動画は凄く少なくて検証するのは大変です)
めちゃくちゃわかりやすい解説ありがとうございます
FP3->Q1->Q2->Q3と気温が下がっていくから、横に力をかけるリカルド&ペレスの方が角田&マックスより速いあるいは同等になるかと思っていたのですが、これほどの差がついた理由がよくわかりました
舵角とブレーキ&スロットルの関係はやっぱ映像でみるしかないですよね
舵角データをテレメトリーデータに入れてくれると嬉しいんですけどね
角田君 決勝では後ろからかなり追い立てられるように思えますので、入賞は厳しそうですが、スタート直後の混乱を生き残って何とか頑張って貰いたいです
入賞の可能性としてはウイリアムズに勝てれば行けそうでしょうか?
スタートさえ決まれば入賞は出来ると思います。
予選データを見る限り速度が下位=ドラッグ多い
ダウンフォースがある=ロングランに強い
と考えられます。