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2021年F1は、レッドブルのフェルスタッペンとメルセデスのハミルトンが激しくチャンピオンを争っている。

二人は度々の接触や接触まがいのニアミスが非常に多くなっている。

 

そして、この問題は二人に限った事では無く、あらゆるポジションで起っている事でもある。

仕方が無い事なのかもしれないが、こうなってしまった発端であるFIAの発言や裁定に対応したドライバー達が引き起こしてる。

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ファーストラップのインシデントは比較的寛大な対応

ファーストラップのインシデントに対して比較的寛大な裁定対応があり、ドライバーには「レースをさせる」という哲学に基づいて疑いの恩恵を受ける。

 

特にオープニングラップは、幅寄せなど相手をコース外へ押し出す行為が横行。それに対応するために近年ターマック状になっているランオフエリアのトラックリミット違反を見逃す傾向にある。

接触などはバトルの範囲内としてマシンが壊れても、レーシングアクシデント終わらせている事も多い。

今年は1周目から厳しく見ている?

2020年はコロナ過のストレスなのかもしれないが、非常にバトルが荒くなっていたとの見解が示されていたようだ。

チームやドライバーはその状態を少し戻す必要があると伝えていたらしい。

 

ファーストラップのインシデント裁定については、今年はそれを受けて厳しく取り締まっているとマイケル・マシ氏は答えている。

参考記事:Masi: FIA has had to “tuck F1 drivers’ elbows in” this year

アロンソはトラックリミット違反で抜かれた事に腹を立てる

レースディレクターがマイケル・マシ体制となったF1を走っていないアロンソはそんなものは機能していない、他のドライバーがするなら自分もすると発言。

 

冗談交じりに「今年はダークサイドにいるつもり」とインタビューで答えた。

 

そして現体制についても苦言、「僕らはレースディレクターと話をしようとするけれど、いつも全部についてしっかりとした答えが無いまま、みんな文句を言ったり非難したりする、おかしな事だ。」

参考記事:Alonso matiza estar ‘en el lado oscuro’ y defiende su cambio

チャーリー・ホワイティングの偉大さを知る

長年レースディレクターを務めてきたチャーリー・ホワイティング氏が亡くなったのは2019年3月だった。

彼はドライバー達と親身になって話し合い、色々な問題を解決してきたと言われる。

 

F1とはサーカスと表されるぐらい、世界を転戦し顔を合わせる相手はいつも同じ、言うなれば一つのグループ企業みたいなもの。

同じ仕事をする仲間、特にドライバーはその渦中にあり、互いに納得できる状態を望んでいる。

 

彼がいた頃も色々な事があったが、ここ2年にみられるような非難や文句は比較的少なかった。そんな状態を作り出してきたのは、チャーリーの手腕によるところが大きいと思う。

まとめ

アロンソの記事後にマシの記事がメディアを駆け抜けている事からも、これは最近の状況に対する牽制になるだろう。

今年から1周目を厳しく見ていると言っているが、ドライバー達には全く伝わっていない。

 

現体制にチャーリーのような対応を求めるのは酷かもしれないが、もっとやりようはあるだろう。

コース上のダブルイエローを無視(危険走行)、ドライバーはステアリングのシステムイエローに頼り切っているのも問題だし、その辺わかってるのだろうか?現場との相違を埋めてない。

 

トップダウン命令だけで一つの目標に向かうなど無理な事、現場の声に耳を傾け話し合う事が大事です。原則的なルールは変わらないけど、コミュニケーションが生み出すもので何かが変わる。

 

長らくメルセデス1強が続き、激しいチャンピオン争いに慣れていないF1サーカス事態が問題を大きくしている。

これから変わって行かなければならないと思う、1戦1戦完結するレースにおいて、起きてしまった事は取り替えせないが、前進する事はできるのだから。