2023年の変更テクニカルレギュレーションが8月16日に公開されました。

変更された所は、打ち消し線やピンクテキストで分かるようになっています。

 

これによってフロアのどの部分の数値が変更になり、デザイン領域のどの部分を指す数値なのかが分かります。

フロアの変更部分を解析しました。

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2023年のフロアレギュレーション

フロアには大きく二つの施策が行われます。

  • フロアエッジの高さを15mm上げる
  • トンネル内部リアセクションの最低高さを10mm上げる(35⇒45)

 

ディフィーザーストレーキの復活も話し合われていましたが却下されました。

 

フロアエッジ:Z=15mmの領域

ホイールベースを3,600mmで考えた時のおおよその位置です。

フロアエッジがZ=15になるのはY=800のライン上になります。

 

 

フロア底面はY=375まではZ=0であり、この範囲のみデザインエリアが斜めになります。

Y=375の位置はあくまでも目分量なので、レッドブルのセンターフロアエリアに影響を及ぼすかどうかはわかりませんが、その領域にあった場合はフラットでは無く、フロア自体を斜めにしなければなりません。

この角度は約2°になります。

フロアのキックポイントはZ=45mm

フロアとディフィーザーの境目であるキックポイントは、現状Z=35mmですが10mm上がりZ=45mmになります。

 

このZ=45の範囲は、XR=-350からXR=-700まで、XR=-700からXF=2000まではZ=80(2022年は65)まで斜めに繋いだ線上になります。

まとめ

ポーパシングの原因であるキックポイントのストール。

これを取り除く為に、キックポイントの10mm上昇と停滞する流れを逃がすためにフロアエッジを15mm上昇させます。

たったの1cmと思われるかもしれませんが、これは大きな変更です。

 

トンネルの空気を加速させるキックポイントの上昇は、トンネル前部から入れる空気の量を増加させる事が必要になってきます。

更には密閉スカート機能を担っていたフロアエッジの1.5cmの上昇もあります。

 

現状のデザインで考えると、フェラーリは小変更で済みそうですが、レッドブルはフロア形状を大きく見直す必要があるでしょう。

トンネル内部の高さは常に規定ギリギリの低い位置に抑える必要があると思われます。

 

 

フロアに空気を引き込むフェンスもかなり重要となり、フロア前部で負圧を稼ぐにはフェンスを大きく曲げる必要があるが、曲げすぎればフロアエッジを密閉するボルテックスシールが弱まります。

トンネルに入れる空気量も考えなければならず、フロアデザインははっきり言ってリセット状態です。

 

トップ3はそのリソースにより安泰でしょうけど、それ以下のチームはまたまた迷走しそうな気がしています。