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チャンピオンチームのレッドブルは大成功した2022年型RB18を改善してきた。

ベースラインを維持したままの進化だと事前情報がありましたが、そんなの嘘だろと言わざるを得ません。

 

ノーズ・フロントウィング・サイドポッドなどに注目が集まるが、マシンの根幹となる部分に変更が加えられているようです。

そんな部分を確認していきましょう。

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レッドブルRB19のサスペンションアーム

フロントサスペンションアッパーアーム前とリアサスペンションアッパーアーム後に角度が付いています。

フロントサスペンションアーム

https://f1i.autojournal.fr/

上画像がRB19ですが、バルクヘッドへのアーム取付位置が後方の高い位置へ移動しています。(ステアリングラックが軽量化されてますね)

更に下面の角の傾斜は増加しています。

これはノーズ下面の斜面も広がってることを意味します。

 

フロントノーズセクションでダウンフォースを多く発生させる事は、その下面エリアから多くの気流が上昇してきます。

アームをその高さに合わせて気流を抑えて下げて、サイドポッドに整えた流れを導きます。

 

RB18から導入しているアッパーアーム後の下げた取付位置は、空力の為だと言う事が上画像のフロービズではっきりとわかるでしょう。

 

 

一番上の正面画像では、マシンからホイールへアームが斜めに下がっています。

 

平坦にしたいはずなのに・・・わざわざこんな取付を?

アンチダイブジオメトリー?アンチスクワットジオメトリー?

 

いえいえ、全て空力利用の為のフロントサスペンションアームの位置となるでしょう。

リアサスペンションアーム

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リアサスペンションアッパーアーム後が斜め前に角度がついています。

よーく見るとホイールの丸い頂点の位置へアームラインが移動しています。

 

ほんの少しだけホイールへの取付位置が下がっているようです。

最初はもしかしてアクスルラインを前に移動したかも?と思っていたのですが、フロントアームと同じように空力改善のようですね。

 

ホイールハブ側の後ろに小さなフィンも見える、それと連動するように並び気流を下げるラインになっています。

細かいなぁ、こういった微妙な改善が0.001秒に繋がっていくのがF1です。