マックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシングと2028年までの長期契約に署名しました。
2021年度ドライバーズチャンピオンとなったフェルスタッペンですが、1997年9月生まれ、まだ24歳だったんですね。
もう7年もF1に居るベテランなのに、まだ24歳なんです!
31歳までレッドブルドライバーとなりました。
驚きの長い契約になった理由を説明します。
フェルスタッペン長期契約の理由は?
フェルスタッペンは2015年トロロッソよりデビュー、2016年のスペインGPよりレッドブルのマシンをドライブしています。
すでにレッドブルに6年乗っていて、今年を含めて更に7年乗ります。
現状の契約は2023年末まで、そこに5年間がプラスされる。
この新しい5年間の年棒は推定4,000~5,000万ドルと噂されています。
なぜ?このタイミングなのか?
理由は、予算制限です。
現状はチームの開発予算制限1億4,000万ドルが適用されていますが、ドライバーの年棒も別途制限を設けようという話し合いが行われています。
これが近い将来に施行されるので、その前に多額の年棒でフェルスタッペンを独占したいレッドブルの意向が関係します。
ハミルトンが引退した時、メルセデスにフェルスタッペンを取られてしまうのを防ぎたいのです。
フェルスタッペンを乗せれるレッドブル以外のチームは、メルセデスとフェラーリしかない。
その2チームに対して先手を打ったと思われます。
F1ドライバーの年棒
2021年ドライバー年棒の順位です。
順 | ドライバー(チーム) | 年棒+ボーナス(ユーロ) |
---|---|---|
1 | Lewis Hamilton (Mercedes) | € 4,500万 |
2 | Max Verstappen (Red Bull) | € 2,000万 + € 1,000万 |
3 | Sébastian Vettel (Aston Martin) | € 1,700万 |
4 | Fernando Alonso (Alpine) | € 1,500万 |
5 | Valtteri Bottas (Mercedes) | € 1,200万 + € 300万 |
6 | Charles Leclerc (Ferrari) | € 1,100万 |
7 | Daniel Ricciardo (McLaren) | € 1,000万 + € 500万 |
8 | Carlos Sainz Jr (Ferrari) | € 800万 |
9 | Sergio Perez (Red Bull) | € 500万 + € 300万 |
10 | Kimi Raikkonen (Alfa Romeo) | € 500万 |
11 | Pierre Gasly (Alpha Tauri) | € 400万 |
12 | Esteban Ocon (Alpine) | € 400万 |
13 | Lance Stroll (Aston Martin) | € 350万 |
14 | Lando Norris (McLaren) | € 300万 |
15 | George Russel (Williams) | € 150万 |
16 | Antonio Giovinazzi (Alfa Romeo) | € 75万 |
17 | Nicholas Latifi (Williams) | € 75万 |
18 | Yuki Tsunoda (Alpha Tauri) | € 50万 |
19 | Mick Schumacher (Haas) | € 50万 |
20 | Nikita Mazepin (Haas) | € 50万 |
※このデータは、F1のお金の流れを研究している、とある海外サイトの情報です。
夢のF1ドライバー、日本円1億に満たないドライバーが5人も居る。
結果を出さなければ契約金は上がらない厳しい世界です。
まとめ
チャンピオンになったフェルスタッペンの年棒は、限界に達しているとマルコ氏が言っていました。
オラクルやBybitとの多額なスポンサー契約が、この長期契約を後押ししています。
レッドブル以外に乗るフェルスタッペンを見たいと思っていたのですが、そんな希望は打ち砕かれてしまいました。
ニューウェイ氏が作る尖ったマシンを操れるのは、マックスぐらいなものでしょう。
今後もF1界を引っ張って行けるスタードライバーが、2028年まで居ることが確定したと喜んでおきます。
トップドライバーの年棒は4,000~5,000万ドルと言う数字ですが、サッカーのトッププレイヤーに比べたら全然低いんですよね。
年棒以外のスポンサーの収入もあるので、人気ドライバーはこの数字以上のお金を手にしています。
ちなみにフォーブスでは、ハミルトンの年棒7,000万ドルと発表されていました。
本当のところは税務署しか知りません(笑)
サッカーといってもスーパーチームのほんの一握りが100億超えしてる印象です
フェルスタッペンほどの長期契約ではないですが、ルクレールとノリスも長めなので各チーム体制固めが進んでる感じがします
メルセデスはラッセル、アルピーヌはオコン(もしくはピアストリ?)が引っ張っていくのかな?
リカルドやガスリーは今後リードドライバーでの契約が難しそう
ガスリーはアルファタウリにいればリードドライバーのままでいられると思いますが
アルピーヌは、ガスリーが捕れる、となったらオコンを捨てて(もしくはサードにキープで)ガスリーを獲りに行く気もします。
セバスチャン・ベッテルがレッドブルで4年連続タイトル獲得して活躍していた時は、現役最後までレッドブル一筋を貫くとばかり思っていましたが、ダニエル・リカルドとコンビ組んだ2014年を最後にフェラーリへ移籍した。
マックスもベテランとなって円熟期を迎えた時(もう既にベテラン?)に強力な新人をチームメイトに迎えたらレッドブルに踏み留まる事が出来るかどうか?
かってのマクラーレンもラウダ→プロスト→セナ→ハッキネンへと交代した様に。
ハミルトンも引退までにメルセデス一筋を貫くか?最後に他チームで一花咲かせるか?非常に感心あります。
バジェットキャップにより開発費が抑えられた事が、レッドブルとフェルスタッペンの高額契約を可能にしたと思います。
メルセデスがバーレーンにサイドポットがほぼ無いくらい小さな革新的なマシンを持ち込むという噂がありますが、どうなんでしょうね。
シュミュレーターで1秒速いと言うゴシップもありますね。
走っちゃえばわかります。