2018年F1の2戦目、今年は中国とバーレーンの開催順が入れ替えになっています。

オーストラリアではベッテルがVSCによるオーバーカットに成功して、ハミルトンを逆転し2年連続開幕優勝!

速さではメルセデスが圧倒していましたが、抜けないコースと追走でのオーバーヒート問題で攻めきれなかった。

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バーレーンGPのタイヤ選択

https://racingspot.pirelli.com/

メルセデス、トロロッソなどはミディアムとソフトのロングランチェックをドライバーで分担する作戦のようですね。

2017年のタイヤ戦略

http://racingspot.pirelli.com/

2017年タイヤの状況

13周目にSCとなっているため、走り始めのSSのライフが不明。2スティント目でオコンは26周使っている。

ハミルトンはマシンの重量配分がリア寄りになっていたため、安全策でSを2スティント使用している。

基本的にはSS×2、S×1の2ストップ作戦が主流だった。

https://www.fia.com/

2018年のタイヤの状況は?

https://news.pirelli.com/
5段階指標 AUS BHR CHN AZE ESP MON CAN AUT GBR HUN BEL ITA SIN RUS JPN USA MEX BRA UAE
ダウンフォース 4 2 2 2 4 5 2 3 4 4 2 1 5 4 3 3 4 4 3
路面グリップ 1 4 3 4 4 1 1 2 4 4 4 2 1 4 4 2 2 3 2
路面の荒さ 3 5 3 1 4 1 1 1 3 3 3 3 3 2 3 3 2 3 2
タイヤ横方向 2 3 4 2 4 1 1 3 5 4 4 2 2 5 5 4 2 4 3
タイヤ全体 1 3 4 3 4 1 2 2 5 3 5 5 1 2 5 3 3 3 2

ピレリの指標では負担度は中間の3です。アスファルトグリップ4、路面の粗さ5となっている。

砂漠に作られたサーキットのため、砂への対策でこのような路面になっています。

タイヤのデグラデーション

新しいタイヤが導入されてまだまだライフがつかめていませんが、昨年より20%ほど落ち込むはず。

ラップタイム維持のライフはSS15周・S25周・M35周と予想しておきます。

どうせMは使われないでしょうけどね。


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まとめ

フリー走行は昼間の暑い時間帯、予選・決勝は夕方の日暮れから始まるため、タイヤへの対応が大きく変わります。作動温度を保つためにドライビングスタイルを修正する必要が出てくる難しいグランプリです。

予選前のタイヤは7セットの内M,S,SS各1セットが確定している。

残り4セットの残し方がポイント。

 

ここで中間の新品Sタイヤを2セット残すのかが作戦の分かれ目でしょう。

基本戦略はSS⇒S⇒Sの安全策が妥当な線かと思います。

 

ツルツル路面だったアルバートパークでは何もわからなかったデグラですが、このバーレーンではある程度見えてくるので、楽しみな部分です。