今年のF1サマーバケーションは、何と言うか激動の日々でしたね。フェース・インディアがストロール率いる投資家グループの支援を受ける事が決定し、アロンソは来季参戦見送り、リカルドはルノーへ、サインツはマクラーレンへ、ガスリーはレッドブルへなどなど、こんなにドライバーの大移動が起こるなんて稀である。
来年の事はまぁおいといて、今年はここから後半戦のスタートです。ベッテル対ハミルトンのチャンピオン争いがどうなるのか？マシンやエンジンにとって過酷なスパで行われるベルギーGPが始まります。
ベルギーGPのタイヤ選択
2017年のタイヤ戦略
スパ・フランコルシャンのスピードガイド
2018年のタイヤ状況
| 5段階指標 | BEL | AUS | BHR | CHN | AZE | ESP | MON | CAN | FRA | AUT | GBR | DEU | HUN | ITA | SIN | RUS | JPN | USA | MEX | BRA | UAE |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ダウンフォース | 2 | 4 | 2 | 2 | 2 | 4 | 5 | 2 | 3 | 3 | 4 | 3 | 4 | 1 | 5 | 4 | 3 | 3 | 4 | 4 | 3 |
| 路面グリップ | 4 | 1 | 4 | 3 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 2 | 4 | 3 | 4 | 2 | 1 | 4 | 4 | 2 | 2 | 3 | 2 |
| 路面の荒さ | 3 | 3 | 5 | 3 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | 3 | 2 | 3 | 3 | 3 | 2 | 3 | 3 | 2 | 3 | 2 |
| タイヤ横方向 | 5 | 2 | 3 | 4 | 2 | 4 | 1 | 1 | 4 | 3 | 5 | 3 | 4 | 2 | 2 | 5 | 5 | 4 | 2 | 4 | 3 |
| タイヤ全体 | 5 | 1 | 3 | 4 | 3 | 4 | 1 | 2 | 4 | 2 | 5 | 3 | 3 | 5 | 1 | 2 | 5 | 3 | 3 | 3 | 2 |
2017年よりもタイヤ横方向の値が4⇒5へ変更している。高速コーナーの速度が上昇したことが考慮されたようです。
まとめ
昨年は29周目にセーフティーカーが入ったため、全車フリーストップとなりSタイヤが最後までもったのかわからずじまいでした。
フェラーリとメルセデスはSでQ2クリアできそうなので、レースではSスタートし様子見、路面温度や変りやすい天候やSCを見据えながら安全策のM、攻めのSSとなるのでしょうか。ワンストップなのは確定的です。
F1再開の後半戦まずはじっくりと腰を据えて見守りたいが、トロロッソホンダが遅いなんてニュースが頻繁に流れると思うと憂鬱な事だ。
この夏休みでスペック2の運用についての研究はかなり進んでいるでしょう。チームと違いホンダにはファクトリー閉鎖義務はないですからね。どっちにしてもパワー不足で遅いのは確定的なんだから、そこでどんな事ができるのか？
目の肥えたF1ファンの皆さんはそんなところに注目していきましょう。
後半戦開始前なのに、来期のドライバー争い(シート争いはその後！？)が面白くなっていますね。どの様な形で落ち着くのか、来年の活躍など、興味は尽きません。
トロロッソに関しての後半戦の展望ですが、PUに関しては更に煮詰めてくると思うのですが、ホンダのエンジニアのコメントにもある様に「PUを改善してもトラクションがついてこれなければ結果には繋がらない」。チームは開発禁止なので、暫くは厳しい戦いになるのかと思ってあます。
後は、ステップアップが決まってノリノリのガスリーと生き残りに賭けるハートレーの頑張りに期待！
スパはドライバーズサーキットでもあるので、ちょっとだけ期待しています。
ハートレーはシート合わせを新たに行っているようですけど、ドライビングポジション改善に向けたものなのかも？
やっと良い感じに走れるようになってきているので、ガスリーに肉薄する走りを見たいです。
スパにオーストリアで投入したけど結果が出てない ”3連フットプレート翼端板”
持ち込んでますね。
ハンガリーテストでゲラエル車にめっちゃエアロレイク付けて検証してたんで
最適解を見つけたのなら少し期待できるのですが。
https://twitter.com/ToroRosso/status/1024694664484536321