2022年F1の最後のアブダビGP予選です。
ヤス・マリーナ・サーキットは昨年から高速トラックに生まれ変わった。
今年のレッドブルにとっては得意なサーキットと言えるものになっています。
さぁ、番狂わせはあるのだろうか?
アブダビGP予選レポート
天候は晴れ、気温28℃、路面温度34℃で予選はスタートしました。
Q1
ウィリアムズ、アルファタウリ、アストン、ハースが早々にコースインしています。
角田26.135、この8台の中でトップタイムです。
トップチームがコースイン、ペレス24.8、直ぐにフェルスタッペンが24.7で更新!
フェルスタッペン24.7、ペレス24.8、サインツ25.0、ルクレール25.2、ラッセル25.5、ノリス25.5、ハミルトン25.5となっています。
フェラーリ以外の18台がコースインしています。
ベッテルが大きくタイムアップして6番手、セクター3の大渋滞をかいくぐってのアタックでした。
停止するほどの順番待ちしたドライバーはタイヤが冷えてほぼタイムアップ出来ていません。
Q2
メルセデス2台が中古ソフトでコースイン。
ラッセル25.3、ハミルトン25.7でした。
レッドブルは新品でコースイン、ペレス24.4、フェルスタッペン24.8、サインツ25.0、ノリス25.1となっています。
メルセデスが新品ソフトで、ハミルトン24.7、ラッセル24.9です。
Q3を賭けたアタックが始まり、ベッテル24.9で8番手に飛び込む!
Q3
路面温度は33℃になっています。
1回目のアタック、フェルスタッペン23.9、サインツ24.2、ペレス24.3、ルクレール24.3、ハミルトン24.6、ラッセル24.6となったトップ6です。
最終アタック、フェラーリ2台が先行でタイムを出して2,3番手、その後ろでアタックしているレッドブル2台、フェルスタッペン23.8、ペレス24.0でフロントロー独占。
メルセデスはセクター2の遅れをセクター3で取り戻すことが出来ない。
アブダビGP予選結果
まとめ
レッドブルが順当にフロントローを独占した予選でした。
フェラーリが2列目、メルセデスが3列目、今年のマシン差通りに並んだ結果となりました。
Max’s 20th career pole 👏#AbuDhabiGP #F1 pic.twitter.com/ILYYRVX2w7
— Formula 1 (@F1) November 19, 2022
フェラーリとメルセデスは限界まで車高を下げて走ると、高速コーナーのバンプでボトミングして横に飛んでしまう。
それを避けるために車高を上げる、フロアで稼ぎたかったダウンフォースをロスする。
レッドブルは最後の最後まで耐えられるしなやかなサスペンションがある。
開幕時点からある差がこの最終戦でも浮き彫りになっていました。
特にメルセデスはリアウィングを大きくしてダウンフォースを稼ぐしかなくなりストレートで大きく遅れています。
番狂わせは、ベッテルがあのマシンでQ3までいって9位グリッドを獲得した事です。
マシンはともかく終盤戦にキレのある走りをずっと見せているベッテルです。
最後の決勝レースを入賞で締めくくってもらいたい。
角田は9番手のマシンを駆って12番グリッドは最高の出来だと思います。
ポイント確実なレースを不運な結果で落としているだけに最終戦ぐらいは何事もなく走り切ってもらいたい。
コース特性上かなり退屈なレースになるだろうけど、何が起こるのかわからないのがレースと言うもの、最終戦を楽しみましょう。
レッドブルのフロントロー独占は、何とフェルスタッペン&リカルド時代まで遡るんですね。
それだけレッドブルのマシンでフェルスタッペンに近い結果を出せるドライバーが居なかったって事ですね。
角田は良い予選だったと思います。
何とかポイント取ってシーズン締めくくって欲しいものです。
リカルドにインは突かせるな。
“RB 前列ポジション獲得 AbuDhabi-GP” について
Getting the front row is a great job to Red Bull racing w/ Honda as HRC.
Thank you for everything for a long time, Pierre GASLY 選手.
Red Bullチームが Max Verstappen選手 & Daniel Ricciardo選手 時は、両ドライバー共に能力が高かったと思います (それ以降, SCheco Perez選手の加入までは車体含め苦戦)。その当時はそれに加え、Adrian Newey 氏を主に今シーズンで12年間取り組んできたと云われる、RB 伝統的トータルなエアロ・バランス面で顕著に強いフロント・ウイング 側 DWF (Down force) = Cop : Centre of Pressure : (空力) 圧力中心 (点or軸) の前方化を特性とする ハイレーキ・コンセプトの正常進化 と 最適化により、他チームF1カーと比較し、中速域から特に低速域のコーナリングにて明らかに速さの面で顕著に優位性を示す車体特性であった印象です。そして、概ねトップ・パワーに近い PUを搭載すればタイトル獲得を狙えると予想され、2019シーズンより Honda’s PUでモア・ブースト・パワーしたが、ロー・レーキ Mercedes の車体が、タイヤのマネージメント優位性をも持つ中高速域に加え低速域でも RB車体を上回るほどとても速く&強い車体を開発した (ハイレーキ・コンセプト勝てない考察がモーター誌を占めた)。また、当時 Verstappen 選手コメントにもあったように「特に低速域でリア・アスクル側のグリップがSnap (突然~切れる)」とあったような 2019 RB15 & 2020 RB16 の非-正常進化的な状態であったことも影響したと思います。勿論、その間 Verstappen 選手自身の特異的なスキルもさらに成長し、そのギャップ埋めはハードル高い。
遂に最終戦ですね。いつも有難うございます。
ホンダ・レーシング・サンクスデーには4人とも来るそうなので是非良い成績を上げて気分よく来て欲しいものです。
ハミルトンの優勝があればそれはそれで良いとも思いますが。