2019年第5戦スペインGP予選では、ボッタスが脅威のタイムでポールポジション、ハミルトンが2番手となっている。コーナーで速いメルセデス、ストレートが速いフェラーリの構図は変わらない。
リカルドは前戦にバックしてクビアトをリタイアに追い込んだため3グリッド降格、ヒュルケンベルグはパーツ交換によりピットレーン、ジョビナッツィとラッセルはギアボックス交換により5グリッド降格となっている。
スタート順とタイヤ
ピットインロスタイムは約22秒です。
スペインGP決勝レポート
天候は晴れ、気温20℃、路面温度41℃でスタートしました。
ハミルトンが好スタート、ベッテルはターン1でタイヤをロック、フェルスタッペンが3位へ
ベッテルはフラットスポットができたようです。ライコネンは最後尾まで落ちる、トロロッソは9、10位へ
Lap3終了時点
ハミルトンとボッタスは2秒ぐらいのギャップ、その後ろ6位ガスリーまでは2秒以内の攻防が続く。
Lap7:ジョビナッツィはHへ
Lap12:ルクレールはベッテルをパス、チームオーダーでしたが遅い。すぐにたれると思っていたSが意外ともっています。
Lap20:ベッテルはMへ、トロロッソ2台の後ろに入ってしまった。
Lap21:フェルスタッペンはSへ、ガスリーの後ろで復帰。
Lap22:クビアトはMへ
Lap23:ガスリーはMへ、サインツの前に入りました。ストロールはSへ
Lap24:マグヌッセンはMへ
Lap25:リカルドはHへ、サインツはMへ、ぺレスはMへ
Lap26:ルクレールはHへ、アルボンはMへ
Lap27:ボッタスはMへ、グロージャンはMへ、ノリスはMへ
Lap28:ハミルトンはMへ
Lap28終了時点
HのルクレールにMのベッテルが迫る、またもポジションを入れ替えないフェラーリ。
フェルスタッペン、ルクレール、ベッテルが似たようなペースで走っています。
Lap36:ベッテルを先に行かせたルクレール、遅いよもう2.5秒失ったベッテルであった。
結局のところやっぱりオーバーテイク出来ないバルセロナである。
Lap41:ベッテルはMへ
Lap44:フェルスタッペンはMへ、ルクレールの後ろ4.6秒の4位で復帰
Lap46:ボッタスはSへ、ここでノリスとストロールがターン2で接触して2台がコースアウト、SCとなりました。
ほぼ全車がピットインしています。
Lap53よりレース再開しました。残り15周のスプリント対決です。
サインツはトロロッソ勢の前へ、ボッタスのペースが悪い。
Lap55終了時点
マグヌッセンにグロージャンが迫るが抜けない、サインツはグロージャンをパス、クビアトもグロージャンをパス。
ペースの落ちたグロージャンにアルボンが迫っている。サインツにはクビアトが迫る。
66周終了、ハミルトンがトップでチェッカーを受けました。アルボンは惜しくも11位となっています。
スペインGP決勝結果
まとめ
スタートで前に出たハミルトンが優勝。予選のボッタスの速さはスイートスポットに完全に入った異常値だったようです。
メルセデスの5連続1,2フィニッシュ!
ハミルトンは2スティント目のタイヤで右リア外側端が剥がれそうになってペースダウンしたけど、SCに助けられた格好になったね。
フェルスタッペンはフェラーリを上手にかわして3位表彰台へ、途中でのペースはフェラーリよりも速く、よく頑張っていたと思う。しかしメルセデスには届かない差が明確にあった。
フェラーリはまたもポジション入れ替え判断が遅い、誰かに確認してから指示があるのか?日本のサラリーマン社会の承認並みに遅いわな(笑)
そしてやっぱりこのサーキットはペース差で追いついても抜く事は難しいよね。DRSで確実に抜けるとわかっているサーキットよりも緊張感はあるが、見ている方は退屈です。終盤にSCがあってスプリントレースになっても、何かが起こる可能性は低かった。
見所としてはグロージャンだけが違うコースを走っていた事。
マグヌッセンよりもペースが良くて、抜けずに抑えられた後にサインツに並ばれ接触されペースダウン、サインツに抜かれて、クビアトに抜かれてアルボンにもやられそうになった。
グロージャンがちょっと可哀そうになったけど、なんかこう落ち着きが無いっていうか、とにかくハラハラするよね。
グロージャンラインにはほんと笑ったよ!!
トロロッソはSC中のピットストップで失敗して2台入賞を逃した、アルボンにはかわいそうな事したね。まぁ良くある失敗なんだけど、せっかくのチャンスを逃した代償は大きい。
次戦のモナコではフェラーリは論外になりそう、メルセデス対レッドブルとなる。レッドブルがモナコの強さを今年も見せられるのかな?フェルスタッペンよ頼んだぜ!
スペインGP フェルスタッペンの3位おめでとう。ボンちゃん少し残念でした。
ガスリーには もう少し積極的なチーム戦略を試みて欲しかったです。
各チームのタイヤ戦略は 面白かったです。
1ストップが できなかった と言う事は 少しだけ 各チームの 差が縮まったと 考えられるのかな?
それにしても メルセデスの早さは 異常です。ハミルトンなんか リアタイヤがボロボロになっても 他チームと 遜色なく走れてしまう。
パワーだけじゃなく マシンそのものの 完成度の違いなんでしょうね。
フェルスタッペン3位とHONDA勢3台入賞おめでとう!
見方によっては退屈とも取れるレースだったかもしれませんが、40度以上の路面温度に対する各チームのタイヤ戦略を予想しながらの観戦で、私は結構楽しめました。
終盤のSCに関しては、私はルクレール1ストップの助けになると思って内心ヤバイと思ったのですが実際にはルクレールもタイヤ交換、ギャンブルする余裕も無い位状態は良くなかったのですかね。(フェルスタッペンから最大で16秒離されてましたからね)
トロロッソ勢はダブルピットストップのドタバタが残念でしたが、相手のタイヤが厳しいとは言え終盤ハースやマクラーレンを十分追い回していましたから、確実な進歩を感じ今後に期待です。
終盤のSCはいらなかったですね、Hルクレールに迫るMフェルスタッペン、Sに交換したボッタス、ハミルトンのMはトラブル。
フェルスタッペンがあっさり抜くのか?
ボッタスはハミルトンとの差を詰められるのか?
やっと見どころがきた~っと思っていたらSC!!
間隔が詰まって面白いような面白くないような、そんな感じになってしまった。
CS明けに、シッカリと1秒以上のギャップ築いたフェルスタッペンは流石でしたね。
今年のF1はレーキ角浅めでフロントもリアもガチガチに固めたメルセデスのマシンが、タイヤに掛かる負荷が均等なので、タイヤを機能させるにはベストなんでしょうね。