ドイツGPでは早々にリカルドがMGU-K,ES,CEの3基目導入が発覚、20グリッド以上となり最後尾が確定していた。やっと半分なのにとうとう実質的なペナルティーを受けたレッドブル。これで完全にチャンピオンシップからは脱落。
ガスリーは予選結果が思わしくなかったため、戦略的ストック確保のためのPU全コンポーネント導入を選択している。
R11ドイツGP終了後パワーユニット使用状況
No | Car | Driver | ICE | TC | MGU-H | MGU-K | ES | CE |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
44 | Mercedes | L.ハミルトン | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
77 | Mercedes | V.ボッタス | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
5 | Ferrari | S.ベッテル | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
7 | Ferrari | K.ライコネン | 2 | 3 | 2 | 2 | 2 | 2 |
3 | Red Bull | D.リカルド | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 |
33 | Red Bull | M.フェルスタッペン | 2 | 3 | 2 | 3 | 2 | 2 |
11 | Force India | S.ペレス | 2 | 2 | 2 | 1 | 2 | 1 |
31 | Force India | E.オコン | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
18 | Williams | L.ストロール | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
35 | Williams | S.シロトキン | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | 1 |
27 | Renault | N.ヒュルケンベルグ | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
55 | Renault | C.サインツ Jr. | 2 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
28 | Toro Rosso | B.ハートレー | 6 | 5 | 5 | 5 | 3 | 3 |
10 | Toro Rosso | P.ガスリー | 5 | 5 | 5 | 4 | 3 | 3 |
8 | Haas | R.グロージャン | 2 | 3 | 3 | 2 | 2 | 2 |
20 | Haas | K.マグヌッセン | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
14 | McLaren | F.アロンソ | 3 | 3 | 3 | 3 | 2 | 2 |
2 | McLaren | S.バンドーン | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
9 | Sauber | M.エリクソン | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
16 | Sauber | S.ルクレール | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 |
11戦目ドイツGPでの各車交換理由
7月20日金曜日
- リカルド:ルーティーンのためMGU-K,ES,CEを交換
- ベッテル:ルーティーンのためMGU-K,ESを交換
- ライコネン:ルーティーンのためMGU-K,ESを交換
- グロージャン:ルーティーンのためMGU-Kを交換
- マグヌッセン:ルーティーンのためMGU-Kを交換
- エリクソン:ルーティーンのためMGU-Kを交換
- ルクレール:ルーティーンのためMGU-Kを交換
- フェルスタッペン:ルーティーンのためESを交換
7月22日日曜日
- ガスリー:ストック確保のためICE,TC,MGU-H,MGU-K,ES,CEを交換
ドイツGP決勝における懸念事項
- リカルドのパワーダウンストップ
- シロトキンのエンジンオイル漏れストップ
まとめ
リカルドは全コンポーネントが規定に到達している。そしてグリッドペナルティを受けるにも関わらず、MGU-K,ES,CEしか導入しなかった。レッドブルのくせにおかしな戦略だとおもっていたら、この投入決定の権限はルノーにあったようだ。
マイレージは問題なく、後半戦にパワーアップを目論んだスペックCの投入があるための決定だったが、決勝でストップ。ルノーーーOH!NO!
カスタマーはこんな不便さを味わう訳か、レッドブルがホンダにしたかった訳の一つがここに結果として現れてしまった。
今年ペナルティ無しで乗り切れそうなのは、今のところハミルトン、ベッテル、メルセデスカスタマー、フェラーリカスタマーかな。夏休み明けのパワーサーキットでは何かが起こるかもしれないが、ペナルティによるチャンピオン決定だけはやめてほしいと思う。
ジェームズ・キーのマクラーレン移籍という記事がありましたね
マジならトロロッソにとって大きな痛手になりそうな予感・・・
出元がBBCですから十中八九間違いなそうです。凄くがっかりな事ですよ、これで今年のトロロッソは改善が上手くいかなくなる可能性が高い。
もう単なるホンダのテストマシンと化してしまいます。いやレッドブルのか・・。
5月から開発が始まっている来年マシンにも影響がでるだろう。
考えようによっては、ジェームス・キーに一応任せていたトロ・ロッソのシャーシを一旦白紙にして親分であるレッドブルが介入し、ニューウェイ先生作のレプリカ(ハース風)に切り替えられる絶好のチャンスであり、その方が来年度のほぼ4台体制で勝つための良い機会では?。
来年度、ジェームス・キー作のソコソコ良いかもしれないSTR14よりも、トロ・ロッソには実質RBR14改で戦ってもらった方が、エアロパーツのアップデートにしても確実に効果がありそうで…わくわくします。
ワークス体制が楽しいと言っていたキーがなぜ?と考えた時私もその答えしか思い浮かばなかったです。
ホンダとレッドブルの提携によって、レッドブルの内部コンポーネントの供給が決定されたのでしょう。
今まで自由にやってきたキーにとっては面白くない。
マクラーレンは優秀なTDを求めていたが自前では育っていない。そこに巨額な年俸と共にオファーがきたら・・。
実質来年用マシンには間に合わないが、2020年にはキーのマシンが走り出す。
マクラーレンホンダ時代から結構言われていましたよね、アリソンを獲得できなかった時点で後はキーしかいないと。
ポジティブにとらえれば、トロロッソはこれで来季レッドブルコピーが確定したようなもの。
高度な足回りが供給され、それに合ったエアロ開発に専念できる。これはこれで面白い。
ジェームズ・キーの移籍(引き抜き)が正式に発表されましたね。枕のなりふり構わぬ行動(というかホンダへの嫌がらせ?)には憤慨です。ランド・ノリスを貸すからガーデニング休暇を短縮させろと言ってきてるようだが、そんなもんいるかえ!って気分です。今期はハートレーで最後まで行こうぜ!