予選は先のイギリスGPと変わらずメルセデスがフロントロー独占、3番手にヒュルケンベルグが入りレーシングポイントしては、ブレーキダクトのコピーペナルティを消し去る活躍ができています。

フェルスタッペンは4番手からトップ10唯一のハードスタートとなっています。

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スタート順とタイヤ

ピットインロスタイムは約20秒です。

F1 70周年記念GP決勝レポート

天候は晴れ、気温24℃、路面温度43℃でスタートしました。

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フェルスタッペンは3位浮上、その後ろにヒュルケンベルグ、ストロール、ベッテルはハーフスピンで最後尾までポジションダウン。ガスリーは7位キープしています。

Lap2終了時点

メルセデス2台は3番手フェルスタッペンに一気に3秒差つけています。リカルド以下が1秒前後の差で隊列を作っています。

Lap5:メルセデス2台のタイムとフェルスタッペンのタイムが逆転しています。

Lap8:アルボンはHへ20位、ガスリーはHへ18位、ジョビナッツィはHへ20位

Lap10:マグヌッセンはHへ17位、ラティフィはHへ20位

Lap11:ガスリーはライコネンをパスして14位、フェルスタッペンはハミルトンを追い回す。

Lap13:ボッタスはHへ6位

Lap14:ハミルトンはHへ6位

Lap16:ヒュルケンベルグはHへ7位

Lap18:グロージャンはHへ20位

Lap19:ストロールはHへ6位、ルクレールはHへ12位

Lap19終了時点

Lap23:オコンはHへ、サインツはMへ、ベッテルはHへ

Lap26:フェルスタッペンはMへ2位で復帰、ボッタスの直後でコースインしてあっさりとオーバーテイク1位へ

Lap30:ノリスはHへ

Lap30終了時点

Lap33:フェルスタッペンはHへ2位、Sを6周で捨てています。ボッタスはHへ3位。ボッタスのピットに合わせて、アンダーカットを阻止。

Lap34:ベッテルはMへ14位

Lap35:サインツはHへ14位

Lap36:クビアトはHへ10位、アルボンはオコンをパスして8位

Lap41:ハミルトンはHへ4位、これでフェルスタッペンが1位

Lap42終了時点

Lap45:ハミルトンはルクレールをパスして3位

ハミルトン怒りのハイペースで一気にボッタスとのタイムを縮めています。

Lap50:ハミルトンはボッタスをパスして2位、アルボンはストロールをパスして5位

Lap52:フェルスタッペンはトップでチェッカーを受けました。

F1 70周年記念GP決勝結果


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まとめ

グッジョブ!マックス!グッジョブ・レッドブルチーム!

完璧なレースセッティングでした。今回のハードC2に合わせこんだ戦略で、レースペースでメルセデスを突き放す。

メルセデス2台は10周以内ですぐにブリスターが出てしまう、先週や予選の結果からこの展開は予想できませんよね。しかしレッドブルはそんな奇策ともいうべき事をやってのけ、メルセデスに一矢報いる事が出来たのです。

 

最大の敵はタイヤの内圧フロント27psi、リア22psiというバルーンタイヤ、ゴムまりみたいなやつです(笑)

サスペンション全体としてはどこよりも柔らかくし、タイヤの中心だけをこじらないように接地させる事ができた。上手いダウンフォースバランスを見つけたみたいだ。

メルセデスに至っては、ブリスター祭り!フロントの内側(キャンバーで当たる部分)で右の引きずる部分がすぐに陥没、リアに至ってはど真ん中に線ができるほどでした。

メルセデスは今年鋭くなったコーナーからの脱出速度が仇になったっぽい。

 

予選とレースで速さが変わるマシン、こういう展開って面白いですよね。一発は速いけどレースでは持続できない。

最後の最後まで本当に綺麗なタイヤだわ。

今後もゴムまりみたいなタイヤでレースやってくれると良いかもしれないな(笑)

※追記:レース分析

メルセデスのタイヤに起こったブリスターは、高い路面温度(44℃)、高い空気圧、全体ダウンフォース上昇とコーナー脱出時のパワーが原因らしい。

空気圧が高いタイヤは熱入れが異常に早い、先週よりダウンフォースを削ったが、それでも一番多いマシンであるW11は、旧型タイヤに対してマシンが良すぎるって事です。モスのハンバーグにマックのバンズを合わせたようなアンバランスな状態である(笑)

レスダウンフォース&ローパワーなフェラーリのルクレールが、1ストップで4位と言う好結果を出している事がそれを裏付けます。

 

空気圧が通常だった先週でさえ壊れたメルセデスのタイヤ。

今年は高速高負荷サーキットが多い、レッドブル・ホンダにまだまだチャンスはあるんです!