今年もF1直下のカテゴリーに日本人はいます。2018年はF2に二人も参戦したにもかかわらず、まったくもって上位争いが出来ていない。タイヤの恩恵で牧野がモンツァのレース1で優勝した事ぐらいしか記憶にない。

2019年も世界に羽ばたいていく日本人は数名いますので把握しておきましょう。応援するべき選手なのかどうかは、皆様の判断にお任せします。

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2019年日本人ドライバー参戦状況

https://www.honda.co.jp/(松下信治)

先ずは本当に直下カテゴリーであるFIA F2には松下信治(まつしたのぶはる:25歳)がカムバックする。

2015~2017年まで3年間に参戦しており、最高成績は2017年のシリーズ6位。2018年は日本に戻りSFに参戦したが、目立った成績は残せずにいる。今回の参戦に当たっては自らスポンサー探し、チームと交渉して最終的にホンダの支援ももらい名門カーリン・モータースポーツから参戦する。

このチームはノリスが2018年シリーズ2位となっており運営には定評がある。スーパーライセンス発給の3位以内になる事ができるチームである。

 

https://www.honda.co.jp/(角田裕毅)

今年から新規一転するFIA F3には角田裕毅(つのだゆうき:18歳)が参戦する。

日本のFIA F4チャンピオンである彼はレッドブル・ジュニアに所属して、ジェンザー・モータースポーツから参戦する。

テストでは今年SFに参戦するレッドブル・ジュニアのダン・ティクトゥムと遜色ないタイムを記録して、マルコさんより期待されている。

 

https://www.honda.co.jp/(名取鉄平)

そしてもう一人FIA F3には名取鉄平(なとりてっぺい:18歳)もカーリン・バズ・レーシングから参戦する。

日本のFIA F4で2位となっている彼は、その下のカテゴリーであるFJを参戦1年目でチャンピオンとなっている。高校生レーサーなんて話題にもなっていた。

ホンダの育成に変化

昨年F2に参戦した福住、牧野の二人を共にSFに参戦させるホンダ。2年目のチャンスを与えずに帰国させるなんてねぇ・・。結果を見れば仕方がない気もするけど本気でチャンピオン獲りにいこうってチームではなかったんですよね。

そんな中で牧野が優勝した事は、最大限のチャンスをものにしたと言うべきかもしれない。

ホンダは考えを改めたのか、F3から若い二人を世界で戦わせる。これは今までにない試みですよね、まだまだ吸収力がある年代でヨーロッパでレースする事は、この上なくドライビングの引き出しを増やしてくれるはずです。レッドブルと共同での育成と言うところになんだが強みを感じます。

 

結果を出せばF2チームからの誘いもくるだろう、一緒にチャンピオンを獲ろうって言ってくれるチームと、まず巡り会わなければならない。F2チャンピオンの日本人がF1デビューする、そんな未来があればいいな。

トロロッソの1シートはホンダに大きな権利があるみたいな噂もあり、ライセンスポイントを満たせば乗れる可能性は非常に高いから、是非とも頑張ってもらいたい。

まとめ

F1界において日本人ドライバーの位置づけは長らくペイドライバーだった訳ですが、それを覆したのがイギリスF3でチャンピオンになったホンダ系佐藤琢磨、そして有力なスポンサーも無しにザウバーと契約したトヨタ系小林可夢偉となっていて、それ以来日本人ドライバーは居ない。

日本企業はF1における宣伝効果を見いだせずに、メーカー系以外ほとんど撤退しており、ドライバー支援もままならない。

 

ホンダはF1に復帰して、日本人ドライバーを乗せる事も優先したが、松下は3年結果を出せずに一時帰国。日本人ドライバーで速そうな国内選手は、ほとんどがトヨタ系という状況もあるし、俺はF1に行くぞって強い意志をもって単身ヨーロッパに行くような選手もいない。

メーカーの垣根を超えた人選も、結局口だけとなりそうだし、ホンダ系に期待をするしかないです。

 

 

※管理人辛口本音コーナー:松下君は今年この1年でトップ争いできないならもうあきらめてください。若い二人は前半戦、慣れるのに手間取るだろうけど、後半戦でもしトップ争いに絡めないようなら芽はないと思う。ただ乗るだけのドライバーならいらない、乗って速いドライバーが必要なんだよ。