F3の世界一決定戦マカオGPはレッドブルジュニアのダニエル・ティクトゥムが優勝した。昨年は最終ラップの最終コーナーでトップ2台がクラッシュして3位を走っていたティクトゥムが棚ぼた優勝しているが、今年は文句なし予選1位、予選レース1位、決勝1位とハットトリックを達成した。
決勝レースは大波乱で1周目で4台が絡む接触などあり、SCとなり3周目よりレース再開したがソフィア・フルーシュのマシンが坪井翔と接触しながらバリアを乗り越える大クラッシュが発生して赤旗中断。
約1時間中断の後SC先導スタートとなり残り9周からリスタートしている。8周目にフルコースイエローからSCとなるクラッシュが発生したが、トップをキープし続けるティクトゥムは後続を寄せ付けず優勝している。
第65回マカオグランプリ FIA F3ワールドカップ決勝結果
順 | ドライバ | チーム | エンジン | Gap |
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1 | D.ティクトゥム | モトパーク・アカデミー | フォルクスワーゲン | 1’46:22.108 |
2 | J.エリクソン | モトパーク・アカデミー | フォルクスワーゲン | 1.208 |
3 | S.フェネストラズ | カーリン | フォルクスワーゲン | 2.505 |
4 | J.ヒューズ | ハイテックGP | メルセデス | 3.521 |
5 | M.シューマッハー | SJM セオドール・レーシング・バイ・プレマ | メルセデス | 4.542 |
6 | R.アーロン | SJM セオドール・レーシング・バイ・プレマ | メルセデス | 6.406 |
7 | C.アイロット | カーリン | フォルクスワーゲン | 8.340 |
8 | M.アームストロング | SJM セオドール・レーシング・バイ・プレマ | メルセデス | 9.597 |
9 | R.シュワルツマン | SJM セオドール・レーシング・バイ・プレマ | メルセデス | 11.840 |
10 | F.ハプスブルク | モトパーク・アカデミー | フォルクスワーゲン | 12.793 |
11 | Z.グァンユー | SJM セオドール・レーシング・バイ・プレマ | メルセデス | 13.461 |
12 | J.ダルバラ | カーリン | フォルクスワーゲン | 13.985 |
13 | 宮田莉朋 | トムス | トヨタ-トムス | 16.934 |
14 | 関口雄飛 | B-MAXレーシングチーム | フォルクスワーゲン | 18.697 |
15 | F.ヴェスティ | ファン・アメルスフールト・レーシング | メルセデス | 19.773 |
16 | 大湯都史樹 | 戸田レーシング | 戸田 | 23.348 |
17 | 片山義章 | カーリン | フォルクスワーゲン | 32.873 |
18 | 阪口晴南 | 戸田レーシング | 戸田 | 35.245 |
19 | J.ヴィップス | モトパーク・アカデミー | フォルクスワーゲン | 46.952 |
20 | DRAGON (組田龍司) | B-MAXレーシングチーム | フォルクスワーゲン | 1Lap |
– | E.アーメド | ハイテックGP | メルセデス | リタイア |
– | 坪井翔 | トムス | トヨタ-トムス | リタイア |
– | S.フローシュ | ファン・アメルスフールト・レーシング | メルセデス | リタイア |
– | 笹原右京 | スリーボンド・レーシング | スリーボンド東名 | リタイア |
– | K-S.アンドレス | ファン・アメルスフールト・レーシング | メルセデス | リタイア |
– | 佐藤万璃音 | モトパーク・アカデミー | フォルクスワーゲン | リタイア |
– | L.ホンチォ | ハイテックGP | メルセデス | リタイア |
– | A.パロウ | B-MAXレーシングチーム | フォルクスワーゲン | リタイア |
第65回マカオGP動画
FIAではライブ配信していたが、公式ページでもyoutubeでもなく、ノーマークのfacebookでした。
気づくのが遅かった・・・。来年はもっと早くこういった情報提供できるように努めます。
ソフィア・フルーシュのマシンが坪井翔と接触しながら宙を舞う動画
結構やべぇな…坪井も大丈夫か?#MacauGP pic.twitter.com/hptkwwN40s
— 白金屋 ※解雇次第バトンbot (@Sirotkin_fourth) 2018年11月18日
脊椎を骨折して危ない症状だけど命に別状は無いとの事。空中で完全に後ろ向きになってフェンスに激突している、フロントから突っ込んでいたら危なかったと思うのです。
マシンがヘルメットをかすっていた坪井翔さんのツイート
皆さんにご心配おかけしましたが、病院へ行き、精密検査もしてもらい、体は大丈夫です。25号車の彼女も命に別状はないそうです。取り急ぎご連絡致します。ヘルメットにも傷がついていましたが、本当に運が良かったです。 pic.twitter.com/kfFbRfxFPu
— 坪井翔 (@RaceSho) 2018年11月18日
何にしても今年は死亡事故が起きなくてよかったと言える。毎年何かしらあるマカオGPは対策を迫られるかもしれないが、あのコースだから波乱の面白いレースが見れる事も一理あるので、変えないでほしい歴史あるレースの一つですね。
中継では事故のリプレイを流さないので心配し、SNSで映像を探して観てみたら、フェンスどころかカメラマン用の仮設スタンドに直撃していることから、ドライバーの命は絶望的、マーシャルも危ないのではと思っていたけど、命に別状がないと聞いてホッとした。奇跡的に後ろ向きだったことが幸いしたと思う。上を目指すドライバーとしては人生を賭けた勝負だと思うけど、命だけは大切にしてもらいたい。
動画をもう一度見返したら、金網フェンスと木造なのかプレハブなのかわからない建物に、上手い具合に衝撃が吸収されてる。
下の固いガードレールだったら危なかったと思う。
ある意味運が良かったと言えますね。マーシャルやカメラマンも重大な怪我では無い、頭の中は精密検査して絶対に大丈夫と診断されるまで、飛行機に乗らない方が良い。気圧の変化で血管が膨張したりと後から症状が出るケースもある。
どうやらストレートで他車と接触してコントロールを失い1コーナー内側の縁石の始まりの出っ張った部分に乗っかって跳ね上げられ滑走というかテイクオフし、坪井選手のサイドポンツーンによって更に跳ね上げられたようですね。
ダサいダサいと思っていたヘイローも見慣れ、やっぱり付いてないといけない物だと思うと、付いていないマシンの方がカッコ悪く思えるから不思議です。