高速コーナー、空力、ダウンフォース、効率、ターンの度重なる改修によって全てのバランスが非常に難しいバルセロナです。
季節的に高温となる6月開催になったためレースセットが非常に大事です。
タイムを出すにはDFを少し削った方がいい、レースでタイヤを保たせるにはDFはあった方がいい、微妙なセットの違いが予選の僅差を生み出します。
スペインGP予選レポート
天候は晴れ、気温24℃、路面温度38℃で予選はスタートしました。
Q1
リカルド13.7、ストロール14.0、角田14.0、サージェント14.3、ジョー14.3となった序盤です。
ここでトップチームがコースインしていきます。
フェルスタッペン12.3、ノリス12.3、ハミルトン13.0、ピアストリ13.0、ペレス13.0
ここでルクレール12.2、サインツ12.4、ラッセル12.4、ガスリー13.0
RBが遅い!!リカルド13.2、角田13.3
最終アタックが始まる、ペレス12.4、オコン12.6、ハミルトン12.1でトップ!
RBは3回目のアタックをしたが、ハイDFリアウィングが無いので勝負になりません。
Q2
ストロールが単独で13.6、中古でした。
ペレス12.2、オコン12.3、ここでガスリー12.1でトップ
上位勢が新品でアタック
フェルスタッペン11.6、ノリス11.8、サインツ11.8、ピアストリ12.0、ルクレール12.0、ラッセル12.1
ハミルトン11.7で2番手、ペレス12.0で8番手
ガスリー12.079、オコン12.109で9,10番手
アロンソ12.1で届かず11番手
Q3
路面温度36℃に下がっています。
ペレス、ピアストリ、ガスリー、オコンは中古でアタックです。
フェルスタッペン11.6、ノリス11.7、ハミルトン11.8、ラッセル11.8、サインツ11.9、ルクレール11.9
メルセデスがフェラーリを完全に逆転しています。
ピアストリがアタックラップでコースアウト
フェラーリが来る、ルクレール11.731、サインツ11.736
フェルスタッペンが異様な速さ11.403でトップへ
そこへノリスが最速で来る、11.383でトップ奪取!
ハミルトン、ラッセルがフェラーリを上回る
スペインGP予選結果
まとめ
ノリスが実力でポールポジションを決めた!
最適な空力バランス、タイヤの使い方、全てが揃っていたマクラーレンでした。
フェルスタッペンはペレスのトウ(0.12秒稼いだ)を使っていたがギリギリの2番手です。
大きなリアウィングでどこよりもダウンフォースのあるレッドブルはレースペースが武器です。
メルセデスは最終アタックを一番後ろで入りラバーの最大値を使った、そしてフェラーリを上回った。
硬めの足回りがタイヤ摩耗を早める。
フェラーリは若干少ないDFが最後の伸びを妨げた、アップデートを使いこなせていないとも言える。
カナダのスランプをまだ引きずっているみたいだ。
アルピーヌはしっかりとダウンフォースがあるセットアップ、タイヤのレンジにばっちり合っていた。
アストンはダウンフォース不足。
RBはアップデート効果がわからず、新リアウィングが使えなくなり、リアダウンフォースが不足していた。
他が踏めるコーナーが踏めない。
ウィリアムズは重い・・・。
メルセデスが明らかに改善を果たしている、間違いを修正する力はいつもずば抜けているね。
ペレスがこれだけフェルスタッペンと差があるのが気になりますが、何かミスしたのでしょうか?
レースペースは良さそうですので、決勝はどこまで行けそうでしょうか?
ペレスは3グリッド降格(カナダの壊れた走行)なので、フェルスタッペンサポートに徹しています。
予選では先にアタックしてからトウ役になっていた。
それにしてはの差ですけどね・・・8位にはなると思いますよ。
「あっと驚くアルピーヌ!」
ガスリー7番手、オコン9番手と2人揃ってQ3進出。
アルピーヌA524シャーシ軽量化(最低重量)達成の成果でしょうか?
色々取り沙汰されて注目されているアルピーヌですが
決勝でオコンがチームプレーに忠実であればW入賞してコンストラクターランキング7位は安泰?
少しだけ明るい兆しのアルピーヌ。
最低重量は達成したと聞いています。
今回は必要なダウンフォースとサスセットとタイヤセットが噛み合った結果ですね。
アップデートも今後しないと聞いており、セットに集中した方が良い場合もあります。
リカルドやペレスが乗りやすいマシンにしたら遅くなったり他に追いつかれたり
彼らのドライビングスタイルは時代遅れなんでしょうか?
レッドブルはいつになったらフェルスタッペンと同じリアがナーバスでも問題ないドライバーを起用するんですかね
同じスタイルのドライバーの方が開発が早く出来ると思うのですが
RB20はリアがナーバスではなく超安定ですよ。
ターンインは遅く、ターンアウトが速い、そのマシンにあった乗り方をしていないだけの話。
所謂、スムーズドライバーには今の超重量級マシンは合いません、タイヤへの負担が多すぎる。
ドライビングスタイルとは?今の若手は皆同じ乗り方をして上にいます。
ハミルトンやアロンソはしっかりついてくるベテランドライバーです。
さて、誰が必要か必要でないかは結果でわかりますね。
速い若手やベテランチャンピオンはスタイルどうこうではなくマシンに対応出来るがそうでないドライバーは遅くなるだけ…
なおさら彼らのような対応出来ないドライバーと契約しようと思うのが理解出来ませんね
チームは我々よりも詳細なデータを知っているはずなのに…謎です
決勝ですがフェルスタッペンとノリスどちらが優勢だと思いますか?
予選のQ3のセクター3でタイムアップ出来たフェルスタッペンの方がタイヤに優しいと思うので有利かなと思ってるのですが、雨だともう分からないです
メルセデスは苦しい時期でもやれることはやってくる印象ですね
こういう粘り強いチームは強い
アリソンが愚かな間違いにやっと気付いた。とコメントしてます。
しかし、本当にやっとですね。
まぁハミルトンがフェラーリ乗るのは、そのお陰でしょうけど。