2月14日、メルセデスは、「W15」を発表しました。
いつものようにシルバーストンで発表会を行い、そのままシェイクダウンを行っています。
期待していた通りのデザインですが、各部に独自のソリューションを導入している。
メルセデス W15
W15シェイクダウン
Hitting the track for our first run with W15 😍 pic.twitter.com/6SLK7EOR9y
— Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team (@MercedesAMGF1) February 14, 2024
W14
まとめ
コクピット位置が普通になった事、リアサスペンションのプッシュロッド化、フロントウィング下段プレートをノーズから離した事など全てが変わった。
基本ベースをことごとく間違っていた2年間を経て、新たにスタートを切るW15は攻めてます。
最先端フロントウィングは路面側へ気流を下げる事が強く意識され、中央の丸く凹んだような形状はフロア中央へ気流を届けるのに役立つでしょう。
サイドポッドはアンダーカットゼロと言えばいいのか、アンダーカットが広く長くシャープです。
サイドポッドが翼のように浮き上がっているようにも見えます。
ボディはとにかくシャープな印象、苦しんでいたドラッグを削減する狙いがあるだろう。
あまりに直線的すぎるデザインは過敏な空力を生み出す、これを解決出来ていれば申し分ない。
昨年、ニコイチみたいなマシンであれほどの好結果を出しているメルセデス。
最初の設定間違いさえなければ、アップデートでどんどん速くなるでしょう。
とにかく楽しみなメルセデスチームです。
シェイクダウンではフロントウィングフラップのノーズ接続面積を極端に減らしています。
中央の気流を上昇させたくない。
強く意識されたソリューションです。
レンダリング画像とはまったく別ものですね、特に4枚目のフラップ
これはY250ボルテックスを生成するため?
あるいは、P字インレットにノーズに沿って流れる気流を流すため?
それとも上に跳ね上がる気流を減らしフロア下へ流れる気流を増やすため?
この4枚目のフラップ形状がとても気になります
ここを流れる気流はプッシュロッドと相まってうまく後ろへ流れる気がしますが、実際どうなのかテストや開幕が楽しみです
こんなカットでは強いボルテックスはつくれません。
少し回転しながら流れる程度でしょう。
ノーズを含めたフロント中央の上昇気流を抑える為です。
メルセデスもフロントサスペンションのプルロッド化は見送ったですね。
プッシュロッド式の方が使い馴れて扱い易いからでしょうか?
フロントはプッシュの方が角度が付けれて稼働が多く、縁石を使えてタイムを稼げる。
今シーズンでメルセデスでの活動最後になるハミルトンですが、チームの優先順位がラッセル寄りに傾く事は無いと思いますが?
過去のF1歴史で長年在籍したベテランドライバーでも他チームに移籍するとなれば
対応が違ってくる(移籍先チームへの技術情報流出を防ぐ意味でも)
こう言う時に意外とチームを去るドライバーが活躍するので、ハミルトンの優勝が久しぶりに見られるかも知れない?
メルセデスの動きにも注目です。
ウィリアムズとアストンマーチンの新車で既に匂わせ状態になっていましたが、リアがプッシュロッドになったと言う事はギアボックスが新設計されたと解釈して良いでしょうか?
レッドブルほど攻めたデザインではなくてもレイアウトの変更でケーシングのスリム化は可能になると思うので。
内部まで一新しているとなると初期トラブルが心配ではあります。
ギアボックスは全て新設計です。
内部ドライブラインの2年縛りが終わり、新たな2年のスタートになります。
ハミルトンが昨年W14で要求していたシートポジションの問題(フロント寄り)が、W15では改善されてハミルトン好みに後方へ下げられたようですね。
でも2022年からハミルトン&ラッセルのラインナップだったメルセデスマシンが、来年2025年W16ではハミルトンに代わるドライバーになるのでシート合わせやり直し必要ですね。
過去にマクラーレンホンダ時代の1989年セナ&プロストがドライブしてきたMP4/5の継続モデルだったMP4/5Bが、同じモノコックサイズだったためにフェラーリへ移籍したプロストの後任としてマクラーレン入りしたベルガーが長身だったためにシートポジションが合わず窮屈でドライビングに苦労したと言うエピソードが有りました。
ベルガーの体格にフィットしたモノコックのマシンが、やっと用意されたのは1992年のMP4/7Aからだとか?
AlbertFabrega/status/1760197703970050095
(先頭にXのurlを入れてください)
どうやらウィングが離れてますね。Y250ボルテックス作れるかな?